レンタサイクルで行く、しまなみ海道縦断の旅。
第9回です。
↓前回
↓現在地
さて、旅は3日目となります。
しまなみ海道・自転車縦断は本日が最終日!
これまでの走行距離は・・・
1日目・・・・・約35キロ。(13時頃からのスタートだった)
2日目・・・・・約30キロ。(時間たっぷりあったけど台風来ていた)
そして、3日目はゴール今治まで一気に駆け抜けます。
その距離、約54キロ!!(゚Д゚)
台風が過ぎ去ったにも関わらず・・・始まるのは・・・
この旅で最も過酷な1日
そんな過酷な展開など予想もつかない様な、台風一過の素晴らしい空の下で、スタートです!!!
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5月13日 08:30 愛媛県 大三島 民宿「珈里葡」
昨日の天気がウソの様な晴天☼
ゴール今治までは最短では40キロですが、もちろん寄り道もあるので54キロ程となるわけです。
これが予想よりも遥かに厳しい登り坂でした(*`∧´)
まるで合宿の朝練の様な厳しい展開!
もう息切れしまくり、全力を出し尽くしても、登り切れなくて途中で歩いたりする強烈さ!
道沿いには柑橘がたくさん実っています。
写真では同じ様に感じますが、よく見ると実に色んな柑橘類が道沿いにあります。
さすがは瀬戸内海の島。
こんな景色が、辛い登り坂にほんの少しの安らぎをもたらせてくれます。
キツイ登りを終えると、今度は一気に長い長い下り坂!
ぴゅーっと気持ちよく高速が出ますが、一抹の不安が。。。。。
何故かというと大山祗神社を巡った後は、宿泊先の珈里葡があった地域へと戻る事になるからです。
珈里葡から大山祗神社へは往復するというコースなのです。
だからあまり下りすぎると、帰りはその分登るので、それを思うと怖いのでした・・・
しかし、うーーーーんと下った先に大山祗神社はありました。
戦いの神 大山祗神社で旅のお参り
おお・・・、これはかなり立派な神社の様ですね。
平日の朝だというのに観光客もチラホラいらっしゃいます。
山の神・・・、海の神・・・、そして戦いの神が祀られているというのが、この大山祗神社。
それゆえ、多くの武人がわざわざこの大三島までやってきて、神社まで足を運んだのだそうです。
樹齢2600年とも言われる大楠。
2600年て・・・一体いつの時代から存在しているのだか。
途方もない年月をここで生きているのですね・・・
鳥肌です・・・
武人から愛されていた大山祗神社。
現在、日本国内にある、国宝だとか重要文化財だとかに指定された武具のうち、
その約80%は、この神社にあるというのです。
これは本当、驚きの神社です。それが島にあるというのもまた驚きなのです。
神社はかなり広い敷地です。
大三島はこの神社のお蔭もあり「国宝の島」とも呼ばれるそうです。
なんというか、厳かな空気のする神社です。
この小川がまた良いなあ・・・
何だかちょっとポケーっと眺めてしまいました。
小川の奥、どうなってるんだろうって・・・
あの先、何か不思議な世界に繋がってそうな雰囲気です。
色んな神社を訪れてきましたが、ここもまた印象的な神社でした。
さて、大山祗神社で旅の最終日の安全を祈願しまして、さきほどの激しい峠へと引き返します。
これが予想した通り、行きと同じく辛かった・・・(^_^;)
まさかの峠越えで足は一気に疲労していきます。
まだ朝・・・。
昨日まで2日間かけて橋を3つ越えてきたのに、今日1日で3つという恐ろしさ。
そして距離も昨日までより20キロほど長いという予定。
覚悟して早めに出発してますが、まさかの峠越えですでに疲労しています。
ぜぇぜぇ・・・喉が痛くなるほど息切れして、やっとの思いで本日のスタート地点だった民宿・珈里葡の地域まで戻り、そして先へと進みます。
もう無理だ~、休憩しなくては~(;´・ω・)
昨日渡った多々良大橋の近くにある多々良しまなみ公園を再訪して休憩です。
サイクリストの聖地にて休憩
ここは何と、サイクリストの聖地!!
聖地碑もあるので、多々良大橋をバックにしての絶好のフォトスポット!
昨日も訪れましたが、台風のどんより天気だったので雰囲気は一変!
なんて気持ち良い場所なんでしょうか!!!
さっき柑橘類を見たので、島みかんソフトクリーム休憩(^-^)
さっぱりした酸味で、この暑い日にサイコーなのであります!!☼
しかも瀬戸内ブルーの海を眺めながらというのがもう気持ちいいったらありゃしない!!
それにしても暑くなってきた。
台風一過だし、南の方から暖かい空気が入ってきてるんでしょう。
さあ、だいぶ暑くなってきた中をソフトクリーム休憩して冷まして、大三島を南へと進みます。
夏日になった大三島を日焼けしながら南下!
瀬戸内海は空も海も蒼く広がっています。
まるで真夏の様な景色の中を進むので、これまでで一番清々しい展開です。
台風が過ぎた事も有り、これまでとは違って、多くのサイクリストたちとすれ違います。
ハイキングの時と同じで、すれ違う旅に「こんにちは~!」と互いに言うのがマナー。
さすがサイクリストの聖地です。これがまた気持ち良いんです。
今度の橋は、それほど大きくない様です。
助かりました・・・
しかし面白いのは橋の下の海。
橋の両側から水が流れ込んでいて、ザーザーと音を立てて渦巻いているかの様な流れです。
これは関東では見たことないです。さすが瀬戸内海。流れが複雑です。
350メートルほどの大三島橋は、これまでより大分短いですが、しまなみ唯一のアーチ型の橋とあり、何か今までとは違う雰囲気。
橋の上からは、自転車女子がカメラを構えていました。
最後の写真をよく見ると風が強くなってきているのが確認できるのですが、この時点ではあまり気にしていませんでした。