長野県・・・
信州とも呼ばれるこの土地には、関東も含め多くの場所から移住してくる人がいるのだそうです。
しかし移住というのは常に不安もつきまとうもの。
2016年、僕は信州移住に挑戦しました。
そこで感じたこと、学んだこと、それらを書き残しておきます。
誰かのお役に少しでもたてれば幸いです。
企画説明と自己紹介
2016年4月。
神奈川県から信州・・・長野県に移住したゆうきです。
今回から時折書いていく『関東からの信州移住』シリーズはお出掛けブログとは全然の別物ですごく真面目なものになるので、興味ない方は飛ばしてもらって構いません。
何回のシリーズになるかはわかりませんが、仕事探し編、住居探し編、手続き編・・など、僕が移住に触れて実際に感じた事柄を、これから移住する人や興味ある方に向けて書き残しておきたいというシリーズです。
まず改めて僕の自己紹介をしておこうと思います。
年齢は37歳で男。関東での職業は接客や折衝を含む技術職でした。
国家資格は持ってません。持っているものといえば普通運転免許。
それと簿記2級と販売師3級。エクセルのスペシャリストくらいです。
移住をする際に不安に感じるものは多々あるかと思いますが、まず今回はお仕事探しについて書いてみたいと思います。
スポンサーリンク
関東にいながら長野の仕事を探すには・・・
東京(僕は神奈川在住でしたが)から長野県はおおよそ200キロ~250キロ程度の距離だと思われます。実際に長野県入りしてハローワークなどでお仕事を探すとなると無理しない限り、一回の活動で一泊二日が必要となってくる距離です。
フリーターでない限り、そんなしょっちゅう休日を長野県入りに使えるわけではないでしょうから、無駄に日程を消化は出来ないと思います。なのでやはりまずはインターネットでの情報収集が大事になってきます。リクナビやマイナビなどの大手就職サイトで探すのは、せっかく田舎に行くのに都会的な探し方でツマラナイと思うかもしれませんが、一つの情報収集方法としてきちんと登録しておいた方が良いと感じました。
しかしご存知の方も多い通り、そうした大手サイトは載っている企業もお金のある大手企業が大多数を占めます。もしも信州にまで移住するのであれば地元の企業に就きたいというのであれば、いくつか別の方法があったので紹介しておこうと思います。
まず、企業で働きたいのであればエンリージョンというIターン&Uターン向けの企業の協力を得るという方法。
また、同じようにIターンを支援している企業にイーキュアや、八十二スタッフサービスというのもあります。
地域貢献したいのであれば、有名ですが地域おこし協力隊という選択もあります。
それと、東京の銀座で相談してくれる銀座NAGANOというブースもあります。
エンリージョン
エンリージョンという企業が運営するIターン&Uターンに特化した就活サイトがあります。それがリージョナルキャリア。
これは長野県に限った会社ではありませんが、どの県で働きたいのか選択して求人情報を探していくことが出来ます。実際に僕も何度もチェックしました。その県の担当の方が、直接その県に事務所を構えて地元の企業と連携を取っていて、コンサルティングしているといった感じです。
僕も信州移住の就活の最初はエンリージョンの松本支部の方に相談に乗ってもらいました。とても丁寧に説明してくれる上、移住についての不安も理解してくれている方に担当してもらい、安心感を得る事が出来ました。
(結局、僕は違う道で仕事を見つけることになるのですが…今でも感謝しております)
老舗の企業の情報もあればベンチャー企業にも強い印象があります。
イーキュア株式会社
こちらは長野県に特化した企業です。
銀座naganoや、その他の長野県Iターン支援イベントにもよく出展している企業で、長野市や松本市あたりのお仕事に強いイメージです。
日本電産という岡谷の大企業に勤めていた方が立ち上げた企業なので、地元にしっかり根付いた活動をしています。
大企業から小さな企業まで、幅広い職種を取り扱っているので移住の際は必ず押さえておくべきです。
ただ注意点があります。
イーキュアは担当者によって対応が全然違います。
親身になってくれる方もいらっしゃれば、よく銀座naganoに来る「K」という男性の方は最悪です。
Kのメールの内容は「で、どうします?」とかいう文章を普通に書いてきます。
お勧めされた企業を正当な理由で遠慮すると「それは困るからすぐ連絡してください」とか言われます。しかも酷く不満そうに言われます。
Kという担当になったら、即刻代えてもらいましょう。
八十二スタッフサービス
こちらは長野県最大の銀行、八十二銀行の関連会社。
それだけに紹介してくれる企業は、経済的に安心できるところばかりです。
このため、応募の競争率も高いのですが、担当者はどの方も丁寧なので信頼できます。
イーキュアよりはスピード性に劣る感じはしますが、急いで仕事を探していなければ長野県移住でのマスト登録企業です。
また、派遣やパートなどのお仕事も取り扱ってますので、そういった仕事を探している方にも重宝します。
例えば夫婦で移住を検討していて、一人は正社員、一人はパート・・・なんて相談も可能になってくるわけです。
銀座NAGANO
こちらは長野県が運営するアンテナショップです。そのショップの上階部分に、信州移住に関する相談センターがあるのです。
平成26年秋オープンのまだまだ新しい施設です。ここの相談センターには長野県から派遣されている職員が勤務しており、電話で予約さえとっておけば、かなり時間を割いて就職・住居などのお話を伺うことが出来ます。
さらにはハローワークと連動しており、この場で就職活動を進めていくことが出来ます。もちろん企業関係だけではなく、先ほど名前を挙げた地域おこし協力隊の様な活動などの資料なども置いてあります。ついでに言うならエンリージョンの方も時々来ています。
よく長野県は長野市と松本市あたりは文化が違ったり対立関係なんじゃないかという話が出たりしますが、そういう微妙なニュアンスも銀座NAGANOなら長野県出身の方がいるのでお話を伺うことも出来ました。
実際に面接に行く苦労
さて、関東にいながらの活動はインターネット、ハローワーク、エンリージョン、銀座NAGANOなど、情報収集は実は意外と色んな方法があるものですが、応募したい仕事が見つかったとして、次は面接に行くのが実は大変だという苦労に直面します。
まあ、金銭的余裕があって一度無職になっても良いというのなら話は別ですが、働きながら転職活動するとなれば面接日程の調整は東京都内で転職するのとはワケが違います。
まず、土日休みの方が土日休みの企業に転職するのであれば、平日にガッツリと1日の休暇を取らなくては長野県まで行けません。いやそれはもう不定休の人も同じですが。
もしも面接場所が長野市なら新幹線で東京駅から90分もあれば行けるので、最悪、朝一番に面接して10時あたりの新幹線で帰れれば午後から出社も可能ですが。(僕もそうしました)
ただしこれは新幹線の通る地域の話。松本ですら特急あずさで新宿から2時間30分。つまり往復すれば午後から出社など出来ません。新幹線もあずさも通らない地域であったら、完全に1日必要です。
なので心してほしいのは、面接の日程を早めに聞き出し、ちゃんと会社にお休みを申請する必要があるという事です。これ大事。有給休暇はこの時まで残しておきましょう。有給がちゃんと取れる会社にお勤めなのであれば。
大きな組織を受けるのであれば面接が数回という事もあるでしょうしね。
さて、ここまで書いてきたのは企業に勤めるという場合の話。
地域貢献をしたいとか、農業に就きたいというのは実は僕はノータッチだったため、全くわかりません。なので銀座NAGANOや、長野県松本市のジョブカフェなどで見かけたポスターで知ったサイトのリンクを貼るに留めておきます。
ただこれ、かなり本気で地域おこしについて取り組まないといけませんけどね。
今回の〆
信州移住・長野移住なんて聞くと、多くの人は田舎でのんびり暮らすのかと思い「いいなー」なんて言います。
いや、移住を考えてる人の中にもそんな方はいらっしゃるでしょう。
だがしかし!あまい!!
長野県の県民性はのんびりという感じじゃないぜ!!
一つの面白い分析があるので、長野県に移住したいと考えている人は一読すると良いかなと思います。今回最後のリンクはそれです。
ではまた次回!!
(長野市で面接受けて東京で午後から働くためトンボ帰りする・・の画)