東京都の23区外を歩く「とことこ東京郊外」
今回は第3弾として国分寺市を歩いてます。
北口カフェさんでランチをして、今後は違うルートで西国分寺駅へ戻ります。
国分寺駅の南口から武蔵国分寺を目指して歩く
前半戦は中央線の北側を歩いてました。
今度は南側を散歩です。
目指すのは「武蔵国分寺」
全国にある国分寺の中でも有数の規模を誇っていたという武蔵国分寺。
もちろんこの国分寺市の名前の由来でもあります。
縁がある土地でありながら、今まで一度も行った事が無いので、今回のメインにしました。
まずは住宅街を歩きます。
前半戦もそうだったけれど、国分寺市は小川をよく見かける気がします。
この小さな川は東京都では有名な野川です。
調布の方まで行けばかなり華やかに花が咲いている野川も、国分寺あたりはまだこんな感じ。
野川からは長閑な郊外散歩。
タイトルの東京郊外にすごくピッタリなイメージ。
中央線からそんなに離れてないけれど、人も少なく静かな住宅街と林。
お鷹の道を、真姿の池を目指し歩く
住宅街を進んで行くと、いつの間にか再び水路の道になりました。
町中を水路が通ってます。
その水路沿いを道が続いて行くんです。
木漏れ日の差す、とても心が落ち着く道です。
ここは「お鷹の道」というのだそう。
この辺りは江戸時代、徳川家の御鷹場(おたかば)に指定されていたのだそうです。
御鷹場とは、鷹狩りをする場。
時代劇などでたまに見かけますね。
そのため、この御鷹場への道をいつの頃からか「お鷹の道」と呼ぶ様になったのだとか。
きっと当時からこの小川が綺麗だったんでしょうね。
ぽかぽか陽気でカモものんびりしちゃってます。
全然ズーム出来ない僕のカメラでもこの距離ですから。
そしてこのお鷹の道は湧水地へと繋がっていました。
風がそよそよと吹いていて気持ち良い。
なんて素敵な散策路だろう。
ここまで散歩に向いている道って、そんなに多くはないよ。
ここは真姿の池湧水地
前半戦で姿見の池ってのがありましたが、今度は真姿の池です。
遥か昔、西暦800年代後半。
当時、物凄い美女と言われた玉造小町という方が、難病で苦しんでいたそうです。
ある時、病気回復の祈願で国分寺を訪れたのだといいます。
その21日目の事。
一人の童子が現れ、この池で身を清める様に案内してくれたのだそうです。
玉造小町は、その案内の通りにこの池で身を清めると、病は治り、元に美しい姿に戻れたのだといいます。
それがこの真姿の池なのです。
国分寺崖線を進む
この真姿の池のすぐ近くはちょっとした高低差のある崖となってます。
そこを登ると広々とした公園に出ました。
国分寺市ってこんなに緑溢れた土地なんですね。
全然知らなかった・・・
ここら辺は国分寺崖線という、長い長い崖のが存在する場所です。
その崖の上側を歩いて行きます。
小鳥のさえずりの中を歩く。
いやあ気持ち良いなあ。
なんだよ国分寺市、散歩にもってこいじゃないか!!
全然知らなかったよ!
国分寺崖線というのは国分寺市内だけの事ではなく、この段差は多摩川に沿う様にして遥か先まで続きます。
皆さんも多摩川を思い浮かべてください。
その近くに段差がありませんでした??
そういえば僕も福生市を歩いた時、この崖線と思われる段差がありました。
まあ、そんな崖線の行方とは関係なく、国分寺を歩き続けます。
崖線の下側の方へと進むと、いよいよ武蔵国分寺です。
散策の目的地、武蔵国分寺
中央線に乗っていて国分寺という地名は知っていても、この武蔵国分寺という存在は知らない人が大多数の様な気がします。
武蔵国分寺跡地。
そう、今は跡地なんですね。
広大な敷地を誇った武蔵国分寺ですが、時代は移り変わり、現在その多くは住宅街や武蔵国分寺公園へと姿を変えています。
しかしながら武蔵国分寺は今でも存在しているんです。
この立派な山門。
跡地から徒歩2分で姿を現しました。
そしてその奥にあるのが・・・
武蔵国分寺。
ここが現在の武蔵国分寺です。
もちろん散歩のご挨拶をさせてもらいました。
何だか山奥にあるかの様な雰囲気ですが、国分寺市の住宅街から歩いてすぐです。
こんな場所にこんな立派なお寺があるとは・・・!
そして武蔵国分寺の薬師堂もあるので、そちらにも伺います。
うお・・・
こちらは鬱蒼とした繁みに佇んでおられます。
階段を登った先には・・・
緑の濃い空間が。
その奥に、武蔵国分寺の薬師堂があります。
これはまた、なんだろう。
ありがたい雰囲気を感じます。
表現、変かな。
何だかそんな感覚がしたの。
何故だろう。
素晴らしい建築です。
東京にも有名なお寺はたくさんありますが、この武蔵国分寺とお鷹の道は、散歩好きなら絶対に外せないコースだと言い切れます。
そんな道でした。
武蔵国分寺公園を通り西国分寺駅へと。
本来なら最後にクルミドコーヒーというカフェを予定していたのですが本日はお休み。
という事でのんびり散策はもう少し続きます。
武蔵国分寺公園という広い広い公園でベンチ休憩をしつつの散策です。
噴水が綺麗だったり。
何だかリゾート地っぽい広場があったり。
道も余裕がある作りで、本当に凄しやすい。
昔、ここら辺って鉄道公園的なの無かった??
こどもの頃はここで気球を見かけた様な・・・記憶違いか。
やがて中央線まで戻ってきました。
奥に見えるのは国分寺駅の高層ビル。
そして振り返ると・・・
おお!!!
新型の特急あずさ!!!
これ乗って長野行きたい!!!
(その向こうが前半の姿見の池あたり)
という風に電車を眺めながら歩いていたら、西国分寺駅へと戻りました。
という訳で、国分寺編、これにて終了~!!!
想像以上に散策に向いている町でした。
クルミドコーヒーと団子の輪島を目指して、また訪れたいと思います。
↓今回の散歩の参考サイト
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次回、第4町は瑞穂町です!
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