日本の南国、宮古島旅行。
2泊3日の行程のうち、2日目の夕方を迎えました。
向かうのは「スーパーマリオおじさん」に紹介してもらった場所。
来間島にあるという穴場スポット、長間浜です。
しかし・・・完全な勘違いで別の場所へと向かってしまいます・・・
↓前回
夕方の来間島に上陸!長間浜を目指す!
今日の日没は19:32
その前の19:00頃を狙って、宮古島インギャーコーラルヴィレッジから車を走らせ、栗間島へとやってきました。
宮古島から来間大橋を渡った先にある小さな島です。
8か月前に来た時は竜宮展望台や、パニパニ、ヤッカヤッカなど、景色にカフェにと楽しんだ島ですが、長閑で畑ばかりの島です。
前回の旅の写真だけど、この景色を知ってたから、まさかこの景色の奥の方に「浜」があるだなんて想像もしてなかった。断崖絶壁かと思ってた。
来間島に入ってすぐの場所にはパニパニなどのカフェが立ち並ぶエリア。
↑前回はとにかくカフェ巡りをしたもんだなと、残された写真をみて思う。
そこを通り過ぎ、小さな看板を探す。
「手書きで長間浜って書いてある小さい看板があるからな。そこを左だ!」
スーパーマリオおじさんの言葉を思い出しながら進むと、確かに長間浜の小さな看板があった。
左に曲がり細い道をゆっくりと進む。
時刻は既に19時。
それなのにまだこんなに明るい。
とはいえ太陽は凄い早さで落ちていく。
カフェからすぐの地点とはいえ、知らない土地の畑道で、日が沈んでいくというのは、ちょっとした不安感もある。
サトウキビ畑が広がる栗間島。
確か前回の旅の時に誰かが教えてくれた。
サトウキビってのは一斉に刈り取るものではないのだと。
こうして部分的に収穫をし、次のエリアを刈り取る頃には、この部分は再びサトウキビを植えておくのだとか。そうしたサイクルで次々と収穫していく。
それがサトウキビ栽培。
栗間島の果てに夕陽が落ちていく・・・
ああ、今日も終わるなあ。旅の二日目が終わろうとしている。
沈み切る前に、長間浜へと向かわなくては。
ここで1つのミスが起きる。
いや、ミスをしていたという事に気づいたのは、それから20日間ほど経ってからだ。
つまり、このブログを書く頃になって気づいたミスなのだ。
それは何か。
辿り着いた浜が、長間浜ではなかったという事だ。
サトウキビ畑の写真を撮ったあと、車をゆっくりと走らせた。
マリオおじさんは言っていた。
「小学校を過ぎて、手書きの長間浜の看板を左に曲がる」
確かに長間浜の看板は曲がった。
でも・・・小学校なんて過ぎた記憶はない。
つまり、予定とは違う場所にも別の看板があり、そこを曲がってしまったのだ。
「後はまっすぐ行けば辿り着く」
違う道を進んでいるのだから、まっすぐ行っただけでは辿り着くはずはない。
ところがここで、また一つの偶然が起きる。
僕の走らせる車の100メートルほど前に2台の車が走っていたのだ。
こんな誰もいない夕方の畑で。
あの車も長間浜に向かっているに違いない。
その車はとある場所で海の方へと交差点を曲がった。
そこには何台か停められる駐車場らしきスペース。
ここだ・・・!!長間浜だ!!!
20日後、ブログを書くために来間島について調べてた時に、その浜の名前が判明する。
その浜は、ムスヌン浜といった。
来間島ムスヌン浜でサンセット!
長間浜だと思い込んでムスヌン浜へ到着!!
辿り着いた景色は・・・
宮古諸島の西へと夕日が落ちていく最高のロケーション。
なんだここは・・・本当に「知る人ぞ知る」場所じゃないか。
地元の方らしき人が数人釣りをしているのと、2組の観光客しかいない。
ここは穴場だな・・・長間浜(ムスヌン浜ね)
ムスヌンとは、宮古地方の方言で「虫払い」という意味があるのだとか。
農業が主な島ですからね、虫払いは大切な要素です。
(害虫駆除やその年の豊作を願う儀式を行っているのだそうです)
夕陽が落ちているサンセットタイム。
訪れた人々は皆、岩場や砂浜に座り、夕陽や海を眺めています。
ここは・・・素敵な場所だなあ。
これは僕です。この距離で他人を写したわけじゃないのでご安心を(・_・;)
それにしても沈む直前って夕陽は早いね。
19:25をまわり、日没まで残り7分ともなると、動きが鮮明にわかるほどでした。
あの向こうは何があるんだろう。
この先にあるのは、石垣島か。台湾か。
日本の領土はもうそんなに先までは続かないはず。
最後は雲があって、水平線に沈む様は見れませんでしたけど、世界の広さを感じちゃいました。
普段、なんて狭い世界に生きているんだろうなって。月並みだけど。
沈み切った太陽。
ああ、これで今日も終わりだ。
それでもまだ空は明るい。
明るいうちに、来間島を出よう。
暗くなったら、さっきの畑道、怖いぞ。
見えげると、空には月が出ていました。
満月に近い。
再びスーパーマリオおじさんの声が頭に響きます。
「満月に近くなってくるとね。あいつらは活発になるんだよ」
あいつら?
「ヤシガニ達だよ」
昨日より満月に近くなっているこの日。
再び、ヤシガニを探しに夜中の探検散歩に繰り出します。
昨日とは違って、もう少し海へ寄った場所へ。
そしてそれはまた、生物の気配を強く感じる散歩となるのでした。
→次回へ続く
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