北陸、富山県横断の旅、第2回です。
富山県東部の黒部市からスタートし、現在地は初日の宿泊を取っている魚津という町までやってきました。
旅の行程は2泊3日。
1泊目となる魚津では、北陸のホテルチェーンのマンテンホテルというところを宿泊先にしてます。
北陸の大きな町にあるホテルチェーンみたいですが、魚津に関していうとビジネスホテルです。
新しいのか、とっても綺麗なビジネスホテルです。
そして不思議なことに、21時から夜鳴きラーメンの無料提供があるというのです!!
ほえ?!なんだそれ魅力!!
ということで、実はまだ16時ということもあり、21時までは一回お出掛けしようと思います。
てなわけで、いきなりですが横断とは全然違う方角へ走らせます。
向かうは越中八尾という町です。
そしたらこの魚津まで戻って来ることになるけど、行ってみよう!!
5月3日 18:40 富山県富山市 八尾町
薄暗くなってきた旅の初日。
富山県横断とは関係ない方角になりますが、越中八尾という地域にやってきました。
八尾町民ひろばという場所に車を止めて、この土地を歩いていきたいと思います。
野積川という川沿いに車が止まっています。
実は今日、この越中八尾で曳山祭というお祭りが開催されるというのです。
せっかく富山県内でお祭りがあるということなので、今回の旅のルートから大分離れてますが、寄ってみようという話になったのでした。
野積川の対岸は、少し前に行った木曽福島の様な町並みが・・・
崖沿いに立ち並ぶ建物。
あの上にお祭りの会場があるのかな・・・
ほとんど何も調べてないんだけど、夜のお祭りだというので向かってみます。
何か踊りの絵柄が・・・
これは「おわら風の盆」という富山県を代表するお祭りでの踊りを表してるみたい。
そのお祭りは聞いたことある。静かなお祭りなんじゃなかったかな。
あの断崖の様な壁にナナメに上に登っていく道があるなあ。
とりあえず、あの坂道を進んでみるかな。
知らない土地の夕方。
旅の中で一番好きな時間がやってきた。
ちょっと切ない景色の中、道を進んで行きます。
振り返ると、歩き始めた駐車場が川の向こうに見えます。
写真の奥の方が下流になるんですが、あの先に、富山市があるっぽい。
越中八尾、何だか味のある良い雰囲気。
お祭りまだは少し時間があるみたいなので、ちょっと巡ってみます。
どうやら昼間にも何かお祭りが行われていた様なのですが、今は夜のお祭りまでの”間の時間”の様で、全然人がいません。
あれ?本当にお祭りある??
静かな町。
それでも提灯に明かりが灯り、何か独特な雰囲気が醸し出されてます。
そんな町中、何だか賑わっている場所を見つけました。
おお!!
ここだけ急に賑わっている!!
みんなここに集まっているのか!!それで町中には人がいなかったんだ!!
お祭りを観る場所も何となく見つけたので、出店でカステラでも買って待機!
曳山祭り開催
気が付くと、お祭りの最前線に佇んでいました。
曳山祭とは、江戸時代中期から続く歴史あるお祭り。
実は昼間も催されているのですが、そんな事は全然知らずに「夜お祭りやってるらしい」という曖昧な情報のみで越中八尾までやってきて、ふと気づくと最前線に陣取っていました。
6基の曳山がお囃子と音をともなってやってくるとのことです。
やがて、遠くから、最初の曳山がやってきました。
どーーーんっていう太鼓の音、三味線の音。
どうやら曳山の中に乗り込んで演奏しているみたい!!
ゆっくりと近づいてくる曳山。
ちょっと待て、これかなり大きいぞ。
数えきれないほどの提灯の付いた曳山が、道いっぱいに進んでくる!
うっわ!!大きい!!
てゆうか人が上の方に乗ってる!
すごい迫力!!思わず「すげーーー」と声が出る!!
巨大な曳山を若手集が力で運んでいく!!
これは本当にすげえ!
これぞ日本の祭りだ!!
不思議な掛け声と共に方向転換をして、神社へと入っていきます。
「ほりきーの、みっつの、よーかんぼー!!!」
言葉の由来は謎だという掛け声ですが、仏法の言葉を使っているのではということ。
神主さんが曳山とそれを運んでいた人たちに儀式を行います。
そうか、これを受けるためにわざわざ遠くから曳山を運んで来るのか!!
続いて2基目、3期目と曳山がやってきます。
それぞれ力強く運ばれてきます。
凄まじい活気!!
まるで真夏のような熱気!
祭りってカッコいいなあ。
曳山の上にある鳥がマジでカッケーー!!!
そして思い切りの力で運んでいく男衆!!
4基、5基、と運ばれていき、最後の6基目まで観ていました。
飽きない。
このお祭り、全然知らなかったけど是非みんなにも観てほしいなって思った。
スポンサーリンク
さて、そろそろ魚津のマンテンホテルで夜鳴きラーメンの時間。
熱い祭りを感じたので、ひとまずホテルまで戻ります。