東京に住んでいる頃、本業のサラリーマンの他に、フリーランス(副業)での活動をちょくちょくしていました。
フリーランスというと、やたらと「ライター」だとか「Web関係」かという風に思われる世の中ですが、様々な業界にフリーランスはいます。
僕の行っていたフリーランス活動はこれ。
舞台照明です。
2019年1月に信州移住をしたのを機に、あの世界からは引退だと思っていました。
もちろん信州でも舞台照明の需要はありますが、僕は信州ではそういった活動をするつもりはなかったからです。
しかし・・・
前回のお仕事(2018年12月)から7ヶ月。
いよいよ東京から舞台照明のご依頼が入りました。
実家の相模原に帰るついでに、実に7ヶ月ぶりに舞台の世界へと行ってきました。
舞台照明という仕事に僕が呼ばれるわけ
フリーの舞台照明といっても、そんなものすぐになれるわけではありません。
照明は電気です。
電気の知識は必須です。
照明を当てる場所は基本的には舞台です。
舞台の常識を知らない人はなれません。
照明はチームプレーです。
舞台業界に仲間が居ない人には出来ません。
(規模が小さければ一人でやる照明依頼もありますが)
照明は高所作業なども伴います。
安全管理が出来ない人には任せられません。
他にも舞台照明をやるためには幅広い知識が必要です。
「よーし、フリーランス活動に舞台照明も追加だー」とかいう考えが通用するレベルのジャンルではありません。
僕はサラリーマンをやりながらフリーで舞台照明もやっていたわけですが、15年間は舞台照明に関係する企業に所属してました。
クラシックバレエ、テーマパーク、ジャズダンス、展示会、プレス発表、新舞踊などなど、色んなジャンルのものをやらせていただきました。
なので、多少の知識があるのでフリーで舞台照明のオーダーが入るのです。
ちなみに僕の最大の武器は「使いやすい」でしょうか。
20代の女性スタッフでも、僕に指示を出しやすい。そんなキャラをしてます。
おかげで、ダンス系の教室の先生などから「いつもの怖い照明さん雇うのやめて、ゆうきさんにお願いする」といったご依頼もあります。
今回のお仕事
7ヶ月ぶりの復帰戦となる今回のお仕事は、いつもお世話になっている照明音響会社からのご依頼。
ジャンルはアニメイベントです。
え?アニメイベント?なにそれ?
っていう人も多いでしょう。
下記のリンクをご覧ください。
アニメ関連のイベントって凄い数が行われているんですよ。
声優さんがきてトークをしたり、ミニライブをしてみたり、観客とゲームをしたり。
今やアニメイベントは舞台業界のひとつのジャンルとして成立してます。
僕は意外とそういうイベントに舞台照明として参加する機会が多い。
(ただし、アニメ自体には詳しくない)
今回も僕は存じ上げないアニメ作品ですが、声優さんのトークあり歌ありの盛りだくさんの内容となっていました。
照明チーフは35歳くらいの男性社員さん。
ほか、ベテランのフリーランスさん2名と僕の、合計4名体制。
なんつっても久しぶりの舞台照明仕事です。
普段はパソコン見て仕事しているんで、身体を使ったお仕事は久しぶり!
体力の衰えを感じましたが、照明が出来なくなった感じはなさそう。
本番ではスモークを舞台に漂わせる担当でしたが、1日本当に楽しく働くことが出来ました。
やっぱり舞台の世界は最高だな。
爆音の中で働くのって、なかなか貴重だよね。
この先また舞台に帰って来る機会があるかどうかはわからないけれど、神奈川帰省のタイミングに合わせて登板したいものです。
以上、ちょっと短いですが、舞台照明への復活の記事でした。
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