--------------2020年---------------
東京オリンピック開催となるこの年、僕は初めて元旦から旅に出た。
この神戸を起点とした4泊5日の旅が始まります。
New Year Trip 2020 開幕です!
1月1日 15:30 兵庫県姫路市 姫路城
神戸三宮から山陽線に乗り、西へ1時間。
この旅で最初に旅するのは姫路です。
なんと元旦は無料開放日なのだ!!
普通に入ろうとすると大人は1000円なので、僕と奥さんの二人で2000円もお得なのです!
なんといっても元旦から国宝である姫路城を巡るなんて縁起も良さそうだもの。
僕は姫路城を訪れるのは4年ぶり2回目。
奥さんは初です。
(↓2016年1月訪問 この時は3日かけて京都/大阪/神戸/有馬温泉/姫路)
4年前はこの姫路城で旅を終えたんだけど、今回はここからスタート。
とにかく敷地が広いの姫路城。
どんどん歩いていかないと陽が暮れてしまいます。
門をいくつもくぐっていく事になります。
僕の住む松本市にある松本城も相当に立派なお城だけれど、姫路城は信じられないほどの敷地なのだ。
うわあ、なんという立派なお城。
そして美しさ!
白いお城というのはやっぱり印象的だよね。
こうして見てみると、石垣がとっても高い!!
近くなってくると見上げる様な角度!
石垣も1段じゃないんだね。2段ある場所も多いし、上へ行くほどに傾斜が急になっている!
その傾斜の事を「扇の勾配」なんていうらしい。
ううーーーむ、素晴らしいお城だ。
まだ中に入ってないのにそう思う。
美しすぎる。
この姫路城は戦国時代、戦が行われる事がなかったので、保存状態がとっても良い。
それに昭和の太平洋戦争でも被害を免れているのだ。
だからこの健在っぷり!!
お城に近くなっていくにつれ、自分の立っている場所が高くなっていく。
そのせいか、銃を向ける場所なんかも増えてくる。
ここから狙うわけだよね。
上から狙うってのは本当に有利。
さて、いよいよお城の内部へと進んでいきます。
姫路城大天守 内部
中へはスリッパを履いて入ります。
元旦は無料開放ともあって、かなりな人数が訪れてました。
大天守に入ってから出てくるまでに50分くらいかかったんじゃないかな。
敷地もだけれど大天守も広い。
いつも松本城を見ているけれど、それよりも大分大きい城だというのがわかる。
武具庫。
ここには多くの槍などが収められていたらしい。
武具庫だけには入れられないのか、それとも敵襲の際にすぐに取り出せる様になのか、廊下にも槍とかをかける場所がズラリ。
お城内部には厳重な扉なんかもあったりします。
見てよこの頑丈そうな扉を。
これはどうやらこの大天守と別の建物を繋ぐ通路だった様。
これは簡単に開けられそうもないね。
大天守は6階建て。
どんどん上へと進んでいきますよー。
破風の間という一角があり、うちの奥さんはそこが大変気に入った様子。
窓から景色を眺めていました。
破風の間ってのは特別何かの用途がある場所じゃなくて、空間利用のスペースみたい。
もしかしたら、建築時は何かの目的があったのかもしれないけど。
↓画面右奥のくぼみの部分ね。
だいぶ上の方の階まで登ってくると、外の景色も眺めが良くなってきた。
あれっ!!
いつの間にか大分夕方に・・・!!
随分とゆっくり姫路城内部を巡ってるみたい。
そういえば城内も暗くなってきた気がするな。
姫路駅の方を眺める。
けっこう栄えた街なんだよね姫路って。
そういえば新幹線の駅もあるもんね。
西の方へ陽が沈んでいく・・・
街と敷地の境目には立派な塀・・・かと思いきや、廊下の様な建物で仕切られている。
あれは4年前に歩いた「千間廊下」かなあ。
最上階まで登るとそこには刑部神社があります。
・・・?!
お城の中に神社!!
ここはやはりお参りしておこうと思います。
2020年の初参りはこの神社となりました。
ちなみに戦国時代の姫路城がどんなところにあったのかというと・・・
こんなに栄えてる城下町に支えられていたのだそう。
凄いよね。大阪とか江戸以外で、ここまでの規模の城下町があったなんて!
姫路城の歴史 簡単にピックアップ
さてこの姫路城。
お城時代は有名で誰でも知ってると思うんだけど、その歴史は全然知らない人も多いと思う。
そんなわけでちょっぴりだけ歴史のおさらい。
この姫路の地に、最初に「お城」ではなく「砦」が出来たのは1333年頃だと言われてます。今から700年近くも昔です。
その10年後には赤松貞範という武将が砦ではなくお城を築いたのでした。
以来、多くの武将が城主となる事になり、次第に増築していくわけですが、中でも有名な武将がいます。
秀吉が収めていた時代もあったんですね~。中国遠征のための一時的なものみたいだけれど。
さらに時代が代わり、秀吉の息子の秀忠。その娘に千姫という女性がいたのですが、ある意味では千姫こそが姫路城の歴史上で最も有名なのかも・・
大阪夏の陣で大阪城が燃えた時、千姫は徳川方に救助されました。
(真田丸の最終回でその辺やってました)
最終回後・・・っていう表現は変か。
その後、千姫は本多忠刻という人と、この姫路城で平穏に暮らしたという事です。
ああ良かった。真田丸観た時、千姫ってその後どうなったんだろうって心配だったんだよ。
ただこの姫路での平穏な日々もずっと続いたわけじゃなくて・・・
その後は何だか悲しくて涙出そうだから書くのやめときます。
さてこの姫路城。
戦国時代を終えてからは江戸時代、明治時代、鬼滅の刃の大正時代、そして昭和へと移り、昭和26年に国宝に指定されました。
ついには平成5年に世界遺産へ登録されたのです。
700年前、最初に砦を築いたとき、遥か未来でこの地がこんな事になっていくとは考えられなかったでしょうけれど、その時代の人が礎を築いたからこそ今の姫路があるんですよね。
やがて陽が暮れてプロジェクションマッピングが始まる
さてそんな2020年。
姫路城は映像で照らされていました。
この姫路城が・・・
なんじゃこりゃ一体・・・
どういうコトこれ・・・
しろひめまるちゃん☆
700年前この地に砦を築いた時・・・・
まあいいか。
市井の人々が平穏ならそれで。
さて、旅の初日はココマデ。
ここから電車で一気に大阪府へと移動です
1日目の宿泊先は・・・・
大阪!!
次回は早くもホテルレポート回です。
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