5メートル×8メートルの市民農園を借りて挑む、はじめての畑。
2020年4月にスタートしたこの企画もいよいよこれで最終更新となります。
普段の旅連載と違い、8か月にも渡り、月1~2回の更新をしてきたこの連載。
最終回となる今回は、11月の作業風景と、畑をやってみた振り返りになります。
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11月はあんまり作業が無かった・・・!!
11月上旬。
既にこの時点で畑はガラーンとした感じ。
夏にはあれほどの勢いを誇っていた、とことこゆうき農園もすっかり土の表面の色ばかりの風景となりました。
最後まで残っていた野菜はたったこれだけ。
小松菜、8株
人参、6株
大根、3株
雑草もそんなに生えてはこない。
そっかー。夏って植物の勢い本当に凄いんだな。
冬が近くなってきた今だから思う。
そして野菜もなかなか大きく育たない。
これはもう駄目かなあと思っていたら1週間ほどポカポカする時期があって、そしたら急に野菜が収獲となった。
ほうほう!!
まあまあじゃない?!
意外と育ったんじゃない??
・・・実は大根も人参も収獲には少し早かった事が後から判明するけど、この時はこの大きさ以上に育つとは思わずに、それでも美味しくいただきました。
やっぱり新鮮野菜は秋冬でも瑞々しい。
小松菜も収獲してベーコンと炒めてお弁当に添えたり。
お弁当に入れる具材で緑色って貴重だよね。
なので最後に小松菜が採れたのは嬉しかったなあ。
こうして野菜が次々と収獲を終えていき、最後には、来年6月頃に収獲するためのニンニクのみとなりました。
そのニンニク以外で、今年最後に収獲したのが、こちら。
人参でした!
これが「とことこゆうき農園/はじめての畑」の最終収獲でした。
これがまた旨かったぜよ!!ヽ(^o^)丿
来年への準備
さて、収獲は終えたとしても実はやることがあります。
それは冬を迎える前の土作り。
収獲後の畑の様子がこちら。
色々と根っこだとか雑草だとか、何処かの畑から吹っ飛んできたネギとかが散らばってます。
それらを取り除きながら、最後の大仕事。
それは・・・
必殺技!!!天地返し!!!
これは正に必殺技。
地中30cmほどまで掘り、土をひっくり返すのだ!!
これにより、地中まで酸素が行き渡る。
さらに、奥深くにあった土を地表に出すことによって、寒さに触れさせる。
冬の寒さに触れると、地中に潜んでいた雑菌が滅びていくのだ。
長野県の様な寒い地域なら効果はテキメン!!
しかも地面もふわふわになるではないか!
という事で、1時間半かけて畑全面をひっくり返しまくった。
どうだ!!!
これで来週からマイナス8度とかの早朝の気温で雑菌をやっつけてしまおう!!
畑に取り組んでみて・・・・・・
さて、こうして8か月近くに及ぶ作業が終わりました。
来年への準備として、ニンニクが植わってます。
それ以外は全て土となりました。
これまで僕は、ベランダ菜園でミニトマトを育てた事はありましたが、こうしてガッツリと畑に作物を植えるのは初めての事でした。
まあ、だから「はじめての畑」っていうタイトルで更新してきたんだけどね。
僕は来年もこの市民農園を継続して借りる事にした。
ニンニクが植わっているこの畑を。
畑ってのはさ、辞めない限りは元の状態に戻る事は無いんだね。
どんな野菜を作っても、その土が次の年へ、次の年へと繋がっていく。
8か月前、僕が耕したのはこんな畑だった。
今やもう懐かしい。
何も分からずに、本を読み、ネットを見たりして、道具を揃え、土を掘り返し、肥料を撒き、色んな野菜に取り組んだ。
鍬の持ち方がなっとらんと近くのお爺さんにシゴかれたり、
風害にキュウリがやられたり、
鳥にトウモロコシが食べられたり、
霜が降りて一斉に野菜が駄目になったり。
色んな苦労をしたけれど、その全てが勉強になった。
けれど収獲した野菜は新鮮で美味しくて、食卓にお弁当に彩を添えてくれた。
この畑の様子をツイッターに上げていたのをキッカケに新しい出会いもあった。
奥さんの親族から「この野菜も育てよー」って色んなものを追加で植えたりもした。
1年で辞める人も多いという市民農園。僕は来年も続けようと思う。
ていうか契約も延長したしね。
というわけで、とことこゆうき農園/はじめての畑はこれにて終了。
また来年、シーズン2の畑でお会いしましょう。
最後に一言、畑をやってみた感想を書いておく。
楽しかった!!!!!
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↓8ヶ月の軌跡。