ここまで8駅を歩いてきて中盤戦です。
↓前回
広告
2021年10月24日 14:35 第9の駅 下之郷駅
ド派手な車両が止まっているここは第9の駅、下之郷駅。
これまでの駅と違って少し大きい駅舎。
恐らく中間地点なのですれ違いなども行っている駅なのだと思われます。
車庫もありそうです。
ここから線路は再び大きく曲がって行きます。
しばらく南へと向かってましたが、ここからは西へ西へ、別所温泉を目指す様子!
さて、じゃあ西へ向かいますかね!
・・・・と言いたいとこなのだけど、駅前にある地図を見ると立ち寄りたい場所がすぐ近くに!
神社の地図。
そしてそこに描かれている大きな矢印。
それはレイライン。
レイラインというのは今回の散歩とは話がズレちゃうので簡単に解説すると、遥か昔の時代から存在する遺跡や神社などが、何故か直線上に配置されている線(ライン)の事。
世界中にそんなラインが存在し、日本にもいくつかあります。
出雲大社や伊勢神宮など、多くの寺院がそのライン上に配置されていて(この2つは別のラインですが)何故にそんな事が起きているのかは未だ謎です。
今回の地図のレイラインはもっとコンパクトな上田市のレイライン。
信濃国分寺から、この地図の生島神社を通り、別所温泉に繋がるラインなのです。
最近、日本遺産に登録されました。
生島足島神社
という訳で上田レイラインの通る生島神社に向かってみよう。
というか、この地図は現地で偶然見つけたもので、この神社に寄るのは、先日の地方移住インタビューをしてくれたライター:田中のどかさんから教えてもらったからなんだけどね!
朱色がとても印象的な神社の入口。
この日は七五三の様で、けっこう賑わってそう!
そういえば今回の散歩。
前へ前へ進んでばかりで食事以外でこうして何かを巡るのは初かも。
どうしてもね、15駅制覇とか銘打つと足が先を急いじゃうよね。
境内の多くの建物が朱色の生島足島神社。
ここは2年前に上田市での徹夜仕事の帰りに寄った事があるのだけど、その時は疲れたたから今回はしっかり見て回る。
この神社は一体いつから存在するのかは明確になっていません。
ただ、気の遠くなる様な昔、建御名方富名(たけみなかたとみのみこと)という神様が諏訪に降りようとする途中、ここに舞い降りて留まったという伝説があります。
今でもこの事柄を御龍祭という神事として伝えられているとのことで、御龍祭という名前からすると龍の様な神様という事なのかなあと思ってみたり。
そういえばレイラインって龍脈の事でもなかっただろうか??
人間の歴史においても京の帝からの敬拝も厚かったと伝えられていたり、戦国時代以降も真田家が社殿の修繕をしたりと、多くの人々から敬拝を受けている由緒ある神社なのです。
全体としては多くの建物が朱色で統一されているので、信州では上田の赤い神社と言えばけっこう生島足島神社だと伝わる印象があります。
さてこの生島足島神社をレイラインの矢印の様に歩き、そのまま反対側から西へ進んでいきますよー。
広大な田園地帯に出る
神社を出てすぐ長い直線に出ました。
う!!!( ゚Д゚)
マジか・・・・
ずうっと先まで何もなく、田園地帯が続くだけじゃないか。
いや、きっと秋とかに来たら黄金で綺麗なんだろうけど・・・。
この直線は心にクるなあ・・・・
かと言って横の道に逸れようとしても・・・
な!!!(;゚Д゚)
逸れたらもっと大変そうじゃないか!!!!
広大!
いきなり広大!
そもそもこんな場所を歩いて進んでるヤツなんて他にいるのか?!
いや!!
だからこその僕じゃないか!
殆ど歩かない道こそ歩くのが僕の街歩き!
道なき道を行くんじゃなくて、道がしっかりあるのに誰も歩かない道を歩くのが僕!
・・・と勝手に意気込んでみて、なんとか田園地帯を歩き切りました。
けっこう体力消耗したぞここで。
産川という川に辿り着いてやっと景色が変わった時は少しほっとしたよ。
あれ?この川。さっきも渡った様な・・・。
それにしても、さっきからちょくちょく映り込む、遠くの煙はなんなんだ。
第10の駅 中塩田駅
ちょっとお久しぶりの線路。
第10の駅は中塩田という駅だとか。
どれどれ。
え!
なんかレトロ可愛い!
急に可愛い駅舎の登場っ!!
ちょっとこれは良い感じじゃないか。
田園地帯を苦労して歩き切ったご褒美なんじゃないのこれ?!
しばらくはこの2車線の道を進んでいく事になるのかな??
でも何だろう、左側の部分、なんだか広いけど。
ちょっと行ってみよう。
んんーーー??
地図上では女池って書いてあるけど、水は無さそう。
湿地帯的な事なのかな?今は。
段々と線路と道の境界線も緩い感じになってきて、長閑さが増していく。
このまま歩いて行くと今度は男池なる場所を発見!
おお、こちらは水がある!
かなり広い池だなあ。
鴨とか鷺もいるぞ。
ちょっとの間、バードウォッチングを楽しむ。
こういう時間は好きだ。
のんびりと。
第11の駅 塩田町駅
男池から線路沿いに戻ると、すぐ近くに11個目の駅舎が見えてきた。
ここら辺は次々と駅が登場するみたい。
塩田町駅。
わりと立派な駅舎だなあ。
駅舎それぞれが特徴あって別所線ってそれだけでも面白い。
ここからは住宅地を縫っていきます。
何だか味のある路地。
こういう路地は散歩の醍醐味。
何も無くたって楽しく感じちゃうもの。
何も無い道ではなかった。
若林醸造という酒造屋さんがあった。
ここは今、女性の蔵元杜氏を中心として日本酒を作っているのだそう。
さすがにこの先の行程は長いので日本酒の購入はしないでおいたけど、そのうちまた来てみようかな。
そうして辿り着いたのは第12の駅。
しかしここでまたも案山子がカオスなお出迎えをしてくれます。
しかも・・・さっき見えた煙を従えて。
→to be continued
広告
立ち寄った場所リスト
月吉野醸造元 若林醸造| 長野県上田市 |別所温泉のふもと塩田平の酒蔵