長野県の様々な場所を、テーマ絞り込んで徒歩のみで巡る「とことこ信州」
前回は真夏に松本城下湧水群を巡りました。
↓
それから約3ヶ月。
第12弾として歩くのは…
長野県北部にある、二千年の歴史を持つ戸隠神社です。
こちらには五社巡りという、5つの神社を巡る参拝ルートがあります。
- 宝光社
- 火之御子社
- 中社
- 九頭龍社
- 奥社
これら5つを巡るのが今回の散策です。
とことこ信州 第12弾/戸隠神社 五社巡り編です。
今回は全3話でお送り致します。
五社巡り(全て徒歩)のご参考にでもなれば幸いです。
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戸隠神社とは…
長野市といっても中心地からは車で40分ほども離れた山の地域にある神社です。
戸隠神社は現在、5つの神社からなっています。
それぞれの神社の解説は散歩で辿り着いたタイミングで書くとして、ざっくりと戸隠神社の全体の話をすると、遥か昔、神々の時代、天照大神という神様が、弟の乱行で岩戸に隠れてしまい、世の中が真っ暗になってしまったのだそうです。
これに困ってしまった他の神々は、歌や踊りの祭りを開き、天照大神さまが気になって岩戸を開けて少しだけ顔を出したところ、手力雄命という神様が岩戸をどーんと開けて、天照大神さまを外へ連れ出してくれたのだそうです。
そのときの岩戸が天から落ちて来て、戸隠山になったと言われています。
山ほどの大きな岩戸だったのですね!!!
そんな伝説のある戸隠神社。
5つ巡る順番は決まってませんが、高低差的に一番低い位置にある宝光社からスタートして、最終的に奥社でゴールというコースで巡ろうと思います。
2022年11月3日 戸隠神社五社巡りスタート!
宝光社
さてやってきたのは長野県長野市、戸隠神社5社のうちの一つ目、宝光社。
長野市中心地からは車で40分ほど走る事になります。
距離にして約20キロ強ってとこだけど、途中は急なコーナーもある山道を通るから、ちょっと遠い印象です。
今回の計画は宝光社の駐車場に車を止めて、全行程を徒歩で巡り、帰りは路線バスで戻ってくるというものです。
約4時間あれば5社巡り可能ということだったので、とことこ信州シリーズとしては割と距離は短めなのでゆっくり巡ろうと思います。
※過酷そう~な回を期待している方はまた今度ね!(笑)
五社巡りの一つ目は宝光社。
戸隠神社の奥社の相殿として創建された神社です。
相殿(あいどの)っていうのは、ざっくり書くと「同じ神社の敷地内に別々の神様を祀ること。もしくはその社殿」という感じでしょうか。
戸隠神社は5つでなっていることから、奥社の天照大神さまとは別の神様をここに祀るため相殿にしたって理解で良いのかな?
おっと出だしから難しい話ばかりしましたが、とりあえず歩いて感じた事をそのまま書いていくのが良いよね!
紅葉の良い時期に来たから和をより感じられる散策になりそう~。
う・・・・・。
いきなりこの急階段か・・・・。
忘れてたけど神社巡りって意外と高低差が多い事があるんだよね。
実際、階段を見て引き返す年配の方々もいらっしゃったぞ。
いきなり息切れしながら登る展開。
ぜーぜー・・・普段の運動不足を感じまくるぜよ・・・・。
周辺は何だか湿度を感じる植物。
標高は1000m近いのでちょっぴり高原植物な雰囲気もありつつ。
それにしても秋だと言うのに緑が濃い。
登り切るとすぐに宝光社。
学問、技芸、裁縫、安産の神様とされています。
裁縫の神様ってちょっと珍しいのでは?
登ってきた階段を振り返ると・・・
おお、杉の木が良い感じ。
とはいえすぐ降りるのも勿体ないな・・・
なんて思って境内を歩いていると・・・
神道(かんみち)なる道が・・・。
どうやらこの道で中社まで行けるみたいです。
2つ目は火之御子社なのですが、そこにも通じている様なので神道を行くこととします。
静かな神道を歩く
多くの人は階段を降りて車で移動したり、歩いてる人であっても街道沿いを進んでいく様ですが、時々、この神道を歩く人もいらっしゃいました。
ただこれは、ちゃんと熊よけの鈴を持っていた方が良いね。
人も少ないし、すれ違う人々は鈴を持っている。
しっかしまあ芸術さすら感じる道だなあ。
中社や火之御子社と通じる参道なのだそうだけど、落葉を踏む音もカサカサと気持ち良い音を奏でてて心が落ち着く。
小鳥の声記念碑という場所を過ぎ、伏拝所という場所まで来ると中社と火之御子社への分かれ道になりました。
五社巡りの順番は決められてないけれど、ここは標高の低い側から順番に巡りたいってことで火之御子社へ向かいます。
まあ、見た目的にはどちらの道も同じような感じなんだけど、火之御子社へは少し下る様子。
途中、ほんの数人とすれ違うくらい、人の気配は少ない。
そのほか、リスなんかも見かけました。
火之御子社
神道を通り過ぎ、火之御子社までやってきました。
あ、写っている建物はお手洗いです(;・∀・)
火之御子社はこちら。
舞楽、芸能、防火の神様だそうです。
ちなみに火之御子社は、日之御子社とも書くそうで。
舞楽・・・火は日とも読む・・・・・。
どうにも「鬼滅の刃」のヒノカミ神楽を連想せずにはいられない。
取材で来ていたりするのだろうか・・・??
火之御子社からは神道には戻らず、街道を歩いてみようと思い、鳥居から外に出てみます。
車は結構多く通るけどやっぱり徒歩で巡る人は少なめ。
ここから次の中社へは15分も歩けば着くそうなので、頑張って登っていくぞー!!
てかお腹空いてきたな!
蕎麦食べようか!蕎麦!戸隠蕎麦!!
次回へ続く!!!
(All Photo by Canon EOS M2)
↓戸隠神社ホームページ
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