長野県の様々な土地でテーマを決めて歩く「とことこ信州」
今回は戸隠神社5社を巡る散策。第2話です。
↓第1話
宝光社、火之御子社と巡り、3か所目となる中社を目指します。
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2022年11月3日 戸隠神社五社巡り 中盤戦
中社へ向かう道
立派な供養塔が見えてきました。
ここから真っすぐに進む道を歩いてくと中社の様子。
この供養塔は「中社の納経供養塔」といって、地元では「つしまさん」と呼ばれることもあるらしい。
見た目通り、灯篭の形をした供養塔なんだけど、戸隠に奉納する写経が段々とばらばらになって無くなってしまったりすることを憂いて作られた供養塔なのだとか。
一言に供養塔と言っても様々な理由で建てられるものなのですね。
ここから中社へは登り道。
そろそろ昼食を思い、戸隠蕎麦のお店をなんとなく眺めながら歩いて行くと、多くのお店で「本日は売り切れました」的なご案内が。
な、なんだとぉーーー!!!( ゚Д゚)
これはまさか昼食にありつけないパターンか!!??
と、不安になりながら歩き回ると、結構並んでますがまだ頂けそうなお店を発見!!
ここで昼食にしようっと!!
岩戸屋さんで戸隠蕎麦(新蕎麦!)
見た感じ昭和っぽい佇まいの岩戸屋さん。
新蕎麦シーズンの祝日ということもあり20分くらい並びましたが、やっぱり戸隠まで来たら戸隠蕎麦を食べたいですよねえ。
さあ、頂きますよぉ!!
とろろそばの定食にしました!!!
あ、このザルへのお蕎麦の乗せ方!
これだよね!戸隠蕎麦というとこの乗せ方!!!
頂いてみると・・・・
美味しい・・・!!(*'▽')
あ、これは久しぶりに本当に本当に美味しいお蕎麦だ!
個人的には長野県に住んで3年半でベスト5に入る美味しさ!!!
ツイッターのフォロワーさんからも岩戸屋さん好きだっていうコメントが何件も届いたので人気なお店なんだなと実感!
あとね、お蕎麦だけじゃなくて小鉢の料理もめっちゃ美味しい。
これはなかなか出会えないよ。ほんと良い!!
いよーし、元気出たし、中社へ行くぞ!
ご馳走でした!!☆
中社
やってきました、3ヶ所となる中社。
ここはこれまでの二か所よりも人が多く訪れています!
こちらも天照大神さまがお隠れになった岩戸を開くきっかけを作った神様が祀られています。
この大鳥居も有名だそうで、写真を撮られている方も大勢いらっしゃいました。
その横には大きな杉の木が・・・!!
こちらは中社の三本杉という杉の1つ。
樹齢が800年を越えているという巨大な御神木です。
太い・・・
なんという生命力・・・!!!
鳥居を抜けて、境内に入るとそこには次の三本杉が・・・!!
えっ!
これ1つで三本あるんじゃ?!?!
って思う様な形をしていますが、これは三本杉のうち2つめ。
実は3本は正三角形の形で植えられて大きく育ったのだそうです。
何故、そんな結界を張る様な事をしたのか、定かではないそうですが、残されている伝説は人魚と漁師にまつわる、かなり辛い話です。
さて、階段を登って上へと進んでいきましょう。
けっこうキツイ階段を登っていくとそこにはやはり・・・・!!
三本目ですね。
どれも立派な杉の木!
長い時代ずっとここで神社を見守ってきたのだなと実感します・・・!!
中社には多くの人が訪れていました。
車で訪れやすいという事もあり、年配の方もいらっしゃいます。
さて、ここからは奥社の方へ歩いて行くことになります。
残すは九頭龍社と奥社なのですが、この二つは何と同じ場所にあるので、目指す場所としては残り1つな様なものです。
だけれど、この中社から奥社まで徒歩で移動する人は祝日といえどもあまりいません。
車移動の方が多い様ですね。長野県民の方は一度は歩いたりするものなのかな?どうなんだろ。
中社から奥社参道入口までの道のり
さてさて中社を出発です。
どうやらこちらの出口の方に駐車場があるらしくて、ここら辺は多くの人が行きかっています。
が、駐車場を越えるとさっぱり人が減りました。
ちょっとした別荘なんかもある森を越えて行く道の様。
前半にあった神道とは違って、たまーーーに車も通ります。たまーに。
途中、記念碑などがいくつかありますが、悲しい逸話が多いので写真に収めるのは控えました。
マップでは中社から奥社参道入口までは50分となってます。
実際はそこまではかからない・・・35分から40分くらいなイメージ。
しばらく歩いていると、ゴツゴツした巨大な山が・・・!!!
あれは・・・??
恐らくトンガっているのが本院岳、その左が西岳なんじゃないかなと。
そして右の方を見てみると・・・・
うおっ!!!これは??!!!
これが戸隠山か!!!!
これが天照大神さまが隠れた時、開かれた岩戸なんだと!
岩戸はここに落ちて来て戸隠山になったんだと!
スケールはんぱない!!!
そんな戸隠山を見て神様の世界の規模に恐れおののきながら歩いて行きます。
ここら辺は紅葉エリアから抜けてすっかり冬の装い。
日陰になると寒さすら感じます。
見上げるとヤドリギ。
そのヤドリギですら緑の勢いがありません。
そんな道をずうっと歩いて行くと、再び街道に合流しました。
いよいよ、最後の2つがある奥社の参道入口ですが、ここから先はまた次回。
(All Phote by canon eos m2)
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