長野県の様々な場所をテーマを決めて歩く「とことこ信州」
第12弾の戸隠神社五社巡り編も今回で最終話です。
↓前回まで
残るは九頭龍社と奥社の2か所です。
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2022年11月3日 九頭龍社と奥社へ
奥社の参道茶屋でひと休憩
中社から奥社参道の入口まで歩いてきました。
ここにはいくつかのお店があるのだけど、いつの間にか出来ていた新しい茶屋があったので、そこでソフトクリーム休憩とします。
高原バニラのソフトクリーム!
ちょっぴり酸味を感じる様な・・??爽やかな味わい。
どこの高原の牛乳なのかは分からなかったけど、とにかく散歩中のソフトは旨い。
とはいえ時刻は15時近いので、11月の15時ってちょっと寒くなる直前だから、あまりソフトクリーム買うタイミングじゃない気もするけど・・・この後の奥社への参道がけっこう疲れるイメージあるから食べちゃう!(*'▽')
この茶屋の入口には不思議な吊りものが・・・・
・・・??
なんだろこれ。
その場では分からなかったので後日、ツイッターにてこの写真をアップしてみたところ、謎が判明しました!
(何故かそのツイートが300いいねを越えるプチバズり)
これは新蕎麦が入ったよーという合図として吊られているそうで、そば玉というのだとか!
日本酒の蔵で新酒が完成したときに吊られる杉玉を参考に、実は平成に入ってから戸隠地方で行っている最近の風習。
包み太鼓をイメージしているらしく、ちょっとお洒落な様な品がある様な形をしてますよね。
これが吊られていたら新蕎麦が頂けると!これは覚えておかなくちゃね!!
みんな覚えた?「はーい!」は??(笑)
奥社への参道を進む
さていよいよ戸隠神社五社巡りの終盤となる奥社への参道を進みます。
この真っすぐな道の先に奥社があり、そのすぐ手前に九頭龍社があります。
参道と言うとすぐ神社の境内に着くイメージがある人が多いと思いますが、徒歩で40分ほどかかる道のり。
え?40分?!( ゚Д゚)
って、6年前に初めて来た時は驚いたものでした。
改めて考えてみると凄い。神社の参道だけで往復80分もかかるのだから。
さあ、進んでいきましょうか。今回の散歩の目玉ですから。
ここに鳥居があり、ここからが参道の始まり。
正直に言うと、なんか既に日が傾いていて、戻ってくる人が殆どの状態(;・∀・)
戻ってくる人95%、向かう人5%くらいの割合だけれど、だとすると奥社はそんなに混んでないという時間帯のはずだから、それはそれで楽しみでもある。
この真っすぐな参道がずうっと続いていく。
よく見ると端には水が流れていて、実は少しずつ登っていることがわかる。
わからないくらいの登り道。
それは段々と身体に堪えてくる。
特にここは神社の参道なので年配の方も多いから、次第に息切れしている人も増えていく。
おばちゃんグループがほぼ一緒に進んでいて、うち一人の言葉が聞こえた。
「わたしはね!カーブスで鍛えてるからね!奥社まで元気に歩いて行けるよ!」
「あらそれは凄い!頼りにしちゃうねえ!」
元気そうな人たちだなあ。
両側の水路も無くなり、それでも参道は真っすぐ続いていく。
そして15分ほど歩ていくと、いよいよ見えてきた。
随神門
随神門。
神聖な場所へ邪悪なものが入るのを防ぐための神様がいる門。
この先はより神聖な地域になるので、こういった狛犬と門があるのだ。
表情がそれぞれ違う狛犬。
迫力が凄い・・・!!
ここから先はまた世界が変わる。
いよいよ戸隠神社五社巡りも終盤戦!!
奥社への杉並木
随神門を通ると両側に立ち並ぶ木々が巨大になります。
ここが有名な奥社への杉並木。
昔からあったのだけど、いつだったかCMで吉永さゆりさんがここに佇む風景が描かれると一層有名になったのだとか。
とにかく圧倒される杉の大きさ。
普通の神社であれば、これだけ立派な杉は境内に数本といったところでしょうけど、ここは参道にずらっと立ち並んでるんだから迫力が凄い。
やがて傾斜がわかる様になってきました。
息切れしながら歩いている人も増えてきます。
てか僕も息切れしてるんだけど(;・∀・)
そんな時、さっきのおばちゃんグループから声が聞こえた。
「はあ、もう私限界・・・カーブスよりキツイ・・・」
「あんた大丈夫?まだ先は続くよ」
カーブスおばちゃん、だいぶ疲れてる様子・・・。
参道の両側は何処までも森林。
そして少し湿度を感じる地面。
そんな景色を眺めながら、陽の傾きも感じながら歩き続ける。
戸隠山の麓ということもあって、いつの間にか太陽の光も遮られていて、少し寒いんだけど歩き続けるから身体は暖かい。
僕も疲れてきたのかブレてる写真も増え始める(;・∀・)
ソフトクリームを食べて寛いでたのが遥か昔の様。
いつの間にか参道の横にせせらぎが。
こんな神域で流れてる水なんて綺麗そうだな~。
気付くと階段もある登坂。
これは厳しい。かなり息切れしながらゆっくり登っていく。
僕の後ろから声が聞こえる。
「つらい・・・・カーブスは途中でやめて帰る事が出来るけど・・・・戸隠は途中でやめても帰れない・・・参道歩いて帰るしかない・・・・・つらい」
「あんたホントにカーブス行ってんの?!?!」
九頭龍社へ到着
カーブスに通っていてもツライ参道を歩き切り、なんとか九頭龍社へ辿り着きました。
例のカーブスおばちゃんも無事にゴールしてたので良かった(*'▽')
こちらが4ヶ所目となる神社、九頭龍社です。
水の神様を祀っています。
(水の神様で九頭龍社。さっきも火之御子社とかあったけど、なんとなく炭治郎の技を連想しちゃう・・・やっぱり戸隠に取材とか来てるのかなあ・・近くに鬼無里っていう場所もあるし)
こちらは虫歯の神様でもあるらしい。
不思議・・・。
ここからは戸隠山が見え隠れしています。
うおお・・・
なんだあの崖の様な山は。
え、どうなってるのあれ。
絶壁すぎて理解出来ない。
あれが神様の場所から落ちてきた岩戸かあ・・・凄すぎる。
奥社へ到着
九頭龍社からは徒歩2分。
奥社へと到着です。
これで戸隠神社五社巡りは完了!
もちろん報告のために参拝させて頂きました。
奥社は時期によっては大行列となっているのですが(2016年10月に来た時はめっちゃ並んだ)さすがに今回は夕方ともあり静かに巡る事が出来ました。
御守を購入し、今回のとことこ信州は終了ということにします。
と言ってもね、カーブスおばちゃんも言っていた通り、歩いて帰るしかないので、今やってきた参道40分をまた戻るんだよ。
参道の帰り道
普段ならゴールでブログ的には終わりにするんだけど、何枚か写真が残っていたので帰り道も。
こうして振り返ってみるとけっこう登ってきたんだね。
そりゃ疲れるよ。
でもそれだけに有難さを感じる。
長野県に暮らしてると、車社会なので普段の歩く距離がめっちゃ少ない生活になる人も多い。
だからこそ、歩いてしか行けない場所を知らない人も多いんだよね。
散歩が趣味な僕としてはそれは勿体ない。
だからこうして五社すべてを歩いたりする。
お・・・もう16時近いのにまだ奥社へ向かってる人もいるなあ。
そういえば僕は車をスタート地点の宝光社に置いている。
奥社参道の入口にはバス停があって、そこに16時30分くらいの路線バスが来るはずだから、それを目指して歩く。逃すと1時間は待つし。
随神門を通り抜けて振り返る。
やっぱり素晴らしい迫力の門だよね。
ここまで来ると参道の傾斜もなだらかで気持ち良い。
こうして参道入口まで戻った時、バス停では既に路線バスが到着していて、乗客を乗せている最中・・・!!( ゚Д゚)
マジかっ!!!
バスの時間、平日のものを頭に叩き込んでしまっていた!
今日は11月3日、祝日だったーーー!!!
余韻もなく慌てて乗り込み、今回のとことこ信州は終了です!(;・∀・)
てなわけで!
とことこ信州 第12弾/戸隠神社五社巡り編でした!!
長文にお付き合い頂き、どうもありがとうございました!
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※All Photo by canon eos m2