信州移住+旅ブログ「笑っていこうよ!」

信州移住 7年目の日々(火曜&金曜更新)

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【信州蕎麦】結局、汁だけで美味しさが決まるんじゃないの?!…と言われたので食べてみた感想を書いてみた!

 

 

 

はい、今回はSNSで頂きましたリクエスト企画です!!

拍手ーーーー!!!

 

 

わーーーパチパチパチ!!

 

 

代々信州生まれ、

信州育ち、

信州勤務で

伴侶も信州生まれという

根っからの信州人、野沢菜人間さんからのリクエストですーーー!!!

(変な仮名だな…本人指定だから仕方ないけど)

 

ホントに信州人かどうか、酒の席で頼んだら本当に鼻歌してくれましたよ!

信濃の国!!

 

 

 


www.youtube.com

 

 

1行目しか歌えない僕としては、野沢菜人間さんの鼻歌が3行目まで行ったところでストップかけちゃいましたけど(笑)

 

それで何のリクエスト記事かと言うと、野沢菜人間さんがですね、信州人のくせにとんでもない事を言うんですよ。

 

 

 

 

「信州蕎麦って、美味しい美味しいって言うけどさ。どれも殆ど同じじゃない?

ていうか結局、汁の味だで決まるだけなんじゃない?」

 

 

 

 

おいおいおいおい!!!( ゚Д゚)

炎上するよ?!

長野県全土から蕎麦の実ミサイルが飛んできて集中砲火で炎上するよ?!

 

野沢菜人間さんは信州の地に生まれ、70年近くも暮らしているベテラン信州人さん。(信州人って定義がそもそも何だか分からんけど)

信州暮らし6年の僕が意見したところで、あまり影響は与えられないので、ここは一つ、色んな信州蕎麦を食べ比べてみて、結果を報告しよう。

 

 

 

題して!!!

【信州蕎麦】結局、汁だけで美味しさが決まるんじゃないの?!…と言われたので食べてみた感想を書いてみた!

 

 

 

 

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てゆーか「信州蕎麦」ってそもそも何

小木曽製麵所にて「中盛り」
 そもそもメニュー表には「信州蕎麦」とも書いてない。「そば」としか書いてない



 

 

そもそも信州蕎麦、信州蕎麦って言うけど、信州蕎麦って何なんだろ??

上の写真みたいに、ざるそば(冷たいお蕎麦)で頂く事が多いイメージがある。

 

産地が信州の蕎麦を使っているなら信州蕎麦って事で良いのかなあ??

 

じゃあ今回はそういう定義で、どんなお蕎麦があるのか調べてみたよ。


信州蕎麦っていつからあるの?

 

まず種類を言う前に、歴史を書いておこう。

そもそも信州において、蕎麦っていうのは昔は団子みたいな形のものだったらしいの。

 

え・・・だ、団子すか・・・。

♪串に刺さって団子、団子♪

 

蕎麦の実をこねくり回して(練って)団子みたいにして作っていて、今でいうとそれは「そばがき」って呼ばれているものらしい。

 

delishkitchen.tv

 

 

その歴史はめっちゃ古くて、奈良時代には文献に乗っているとか。

 

どうやら当時の修行僧が持ち歩いてた蕎麦の実が、各地の村人に伝わり、各地で蕎麦が栽培されていったのではないかと言われている。

それを「そばがき」にして食べていたと。

昭和以降は、そばがき自体の人気はあまり高くないけれど、鰹節などを加えて食べたりする楽しみ方も出て来てるよね。

 

 

安曇野 新そばと食の感謝祭」にて頂いた「そばがき」


これが今でいう麺の「蕎麦」になったのは江戸時代の事。

その当時は「そば切り」って言われてたらしい。

そばがきを切ったから、そば切りなのかな??

きっとそうだろ。うん、きっとそうだ。

 

だってほら、蕎麦ってこういう形のを切るじゃん!!!

 

ゆうきによる蕎麦作り体験(アルプス安曇野公園にて)

これをそばがきに置き換えると、これを切るから「蕎麦切り」って呼ばれてたんじゃない??

合ってる?間違ってる??

 

 

ゆうきの蕎麦作り奮闘(アルプス安曇野公園にて。当時体調の都合で激ヤセしてますがお気になさらず)

しかし一体なんで、そばがきを切って、麵にしようとしたんだろうね。

まあ、食べやすさが全然違うかもしれないけど。

 

ゆうきの蕎麦作り奮闘 完成!(アルプス安曇野公園にて)

 

江戸時代に全国各地でそういう流行りだったのか、それとも何処か流行りの中心地があったのか。

それは分かりませんが、1645年の「毛吹草」という俳諧(江戸時代の文学)の書籍にはこういう旨の事が記されている。

 

「蕎麦切りは信濃国の名物だよ!!」

 

その他の文献にはもっとピンポイントで

 

信濃国の本山宿の名物だよ!!!(*'▽')」 

※本山宿は今の塩尻市あたり

 

とかいう旨が書いてあったかと思えば、その名も「塩尻」というドンピシャなネーミングの文献には・・

 

「蕎麦切りは甲州から伝わって来たんだぜ」

 

という旨が残されていたりと、よく分からんけど、とにかくまあ江戸時代には信州に麺の蕎麦が名物としてあったのは間違いない!!

 

 

 

信州蕎麦って種類めちゃんこ多い!

 

そんな歴史ある信濃国の蕎麦は、いつしか信州蕎麦って言われる様になったんだけど、信州って広いからさ、各土地土地で色んな名前(種類)が存在してるのよね。

 

ちょっと調べただけの分を書き出してみる?

良いの?多いよ?書いちゃうからね?

後から「多すぎて目がチカチカする」とか言わないでよ??

 

 

  • 戸隠そば
  • 行者そば
  • 小諸そば
  • すんきそば
  • 長和そば
  • とうじそば
  • 赤そば
  • 早そば
  • 安曇野そば
  • 唐沢そば
  • 富倉そば
  • 乗鞍番屋そば
  • 須賀川そば
  • 奈川そば
  • 高遠そば

 

 

う、書いてて自分の目がチカチカする・・・・(>_<)

 

しかもこれで全部という事でもない。

それぞれに特徴がある。食べ方も様々。

 

分かりやすい例だと、つなぎに使う食材が、普通は小麦粉だけれど、

富倉そばなんかはオヤマボクチっていう山菜を入れ込むし、自然薯なんかを練り込む蕎麦もあったりする。

 

www.hakubaescal.com

 

 

オヤマボクチを使う富倉そばって何度か食べたけど、コシがめっちゃあるのよ!

力強いのよ!これは特徴あると思うよ!

 

 

飯山市「富倉そば」さん 右は飯山名物の「笹寿し」

 

 

薬味も色んな食べ方があるのよ!

 

 

薬味も各地で多彩。

代表的なのは長ネギだよね。

あとは大根おろしかな?

それと、わさび。

 

これが個人的にはお蕎麦の薬味三大セットなんだけど、例えば伊那の方へ行くと、わさびは汁に溶かして食べるんじゃなくて、蕎麦自体の上に乗せて食べたりもするよね?

 

 

辰野町「万五郎そば」さん 生わさびを蕎麦に乗せて食べるスタイル

 

その他に、教わった食べ方の中で好きなのは、

塩を蕎麦に振りかけて、汁に付けずに食べちゃう方法(;゚Д゚)サイショハオドロイタゼ

 

ぶっちゃけコレは、本当にお蕎麦自体の味がしっかりしてないと美味しく感じれない。

塩で食べた時に美味しいお蕎麦屋さんって、マジで凄い。

 

 

え?信州の蕎麦屋はみんなイケちゃう?? 

 

 

あとは、八幡屋磯五郎さんの影響もあるのかもだけど、七味唐辛子を入れたいなって感じる事も多いよね。それも、暖かい蕎麦だけじゃなく、冷たい蕎麦でも七味使う人って多いと思うの。

これも汁に入れるだけじゃなく、蕎麦自体にかけるってパターンもあり!

 

それと上田市とか坂城町あたりの方だと思うんだけど、ねずみ大根を使う地域もある!

 

www.web-komachi.com

 

 

で、結局は汁の話もしちゃうよね!

 

野沢菜人間「おい、ゆうき。あえて汁以外の話ばっかしてねえか?論点ずらしだぞこれ

 

そんな事ないと思うんだけど・・・でも汁は確かに大切だよね。

汁の細かい違いの話とかは知らんけど、やっぱり思いきり特徴があるやつもある。

 

大根汁っていう地域もあるらしくて、今はそれが気になってるんだけど、今まで食べた中では特徴的なのは、やっぱりまずはこれ。

 

 

雷電くるみの里の「胡桃そば」
写真右のくるみ練を汁に混ぜて頂く

 

東信のくるみダレの汁が有名だよね。

東御市はくるみ生産量が全国ナンバーワンだし。

これは確かに汁で美味しさが変わる!!

 

あと、信州新町で出会った「おとうじ蕎麦」も汁が思い切ってる!

 

 

道の駅「信州新町」の味噌ダレ蕎麦

 

冬限定だけれど、信州で温かいお蕎麦を全面にドンと売り出してる場所は珍しい。

なんといっても味噌だれの信州蕎麦。

確かにこれも汁で美味しさが変わる!!!

 

 

あれ?そもそもの話からズレて来てる?

 

野沢菜人間「おい、ゆうき。汁で美味しさが変わるって理解してくれたのは良いんだけどよ。ブログタイトルが俺に言われて蕎麦を食べ比べた感想っぽいのに、こんな結末で良いのかよ。あと、野沢菜人間っていう仮名だからって俺の台詞を緑色で書くんじゃないだろうな」

 

 

ああ‥まあ確かに。

じゃあ長くなってきたし、予定して無かったけど、次回に続くとしよう!

次回は単純に6年間色んな蕎麦を食べてきて、今現在のお勧めの蕎麦屋を紹介するスタイルにするぞ!

 

野沢菜人間「あと信州蕎麦のお土産の話もしたい」

知らん!!とにかく次回に書く!!

 

 

→後編へ続く

 

tokotoko-yuuki.sanpotrip.com

 

 

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