信州移住から早2年1ヶ月。
そろそろ「畑」や「ハイキング」に続く新たな信州っぽい事をしてみたくてスキーに挑戦することにしました!
スキー。
やったことあります?
僕(42歳)くらいの年代だと青春時代はスキーからスノボーへとブームが移り変わっていく頃でした。
アルペンのCMで広瀬香美さんがバンバン流れてて、JRのSkiSkiのCMも見る事のある時代でした。
【CM】竹野内豊 江角マキコ JR東日本 JR ski ski '96 東北編
僕はというと過去に滑った回数は恐らく4回・・・かな?
高校卒業時に菅平高原。
専門学校時代に、バイト仲間と冨士見パノラマ。
高校の同級生と蓼科2in1。
おや、全て長野県じゃないか!これは驚き!!
それから社会人になってから21年間全く滑る事もなく過ごしてきました。
そう、今回滑るのは21年ぶりのスキーです!
さてさて滑れるのか?!
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到着!21年ぶりのスキー場!
今回訪れたのは、松本市中心地から車でたったの1時間の場所にある、大町市のスキー場!(展開の都合上、あえて名前は出さない)
まあ信州のスキー好きならすぐわかるでしょうけど、初心者向けの傾斜の緩いゲレンデです!
よく晴れた少し暖かい日!
溶けたら困るので朝からやってきました!
午前中のうちに楽しく滑ろうっ!!
まずはウェアをレンタルします。
21年ぶりのスキーなのでもちろんウェアなんて持ってない!
今回滑ってみて楽しかったら安めのウェアを購入して来シーズンは色々と滑ってみたいという考えです。
ツイッター&畑仲間に教えてもらった栂池高原スキー場ってところに来シーズンは行ってみたいという目標もあります!
ウェアを借りたらスキー板やストックもレンタル。
なかなか履けないスキーの靴。
これに苦戦するのが懐かしい。
でもスキー板はすぐ履けた。
これは21年前に練習したコツを覚えてた感覚があった。
ありがとう、もっちーや、たけうち(21年前に教えてくれた人々。今でもインスタで繋がり有り)
さてリフト券も買わなくちゃなんだけど、今はコロナということで、長野県民向けにこんな割引制度がありました!
長野県民限定!県民支えあいスキーリフト半額キャンペーン!!
今、コロナでスキー場にお客さんが全然居ないの。
そのために支援ですね!
「助けてくださいキャンペーン」とかやってるスキー場とかもあるくらい、今は大変な時期です。
↓戸狩温泉スキー場たすけてPDF(公式)
https://togari.jp/assets/img/common/help_plan.pdf
さてさて、そんなお得な県民キャンペーンを使ってリフトで上へ。
奥さんにスキーの基本を思い出させてもらって、ボーゲンで滑り出します。
※奥さんは15年ぶりですがスキー経験回数が30回以上なので上手。
うわあ、凄い景色だなあ。
絶景だわ!!
これは気持ち良い!
そして恐る恐る滑り出す。
ドキンコ!ドキンコ!!←表現!
おお?
意外と滑れるじゃないか。ボーゲンだけど。
曲がれる!止まれる!
腰が引けているけれど、ちゃんと曲がれる、止まれる!
何本か滑っていると次第に姿勢も良くなっていく。
おお、21年前の感覚も役に立つものだなあ!
最初の奥さんからの指導もあるし!
そしてこのスキー場、SNSで色んな方から聞いていた通り、ゲレンデの幅があるから初心者にも滑りやすい!
加えて、今年は人が少ないからぶつかる心配もあんまり無い。
コロナ時代のうちに練習して上達していきたい。
なんなら次回はきちんとスキーを習ってパラレルまで覚えようか。
ゲレ食ランチタイム!
スキー場名載ってるけど・・・・まあいいか。
(展開上、載せたくない気もするんだけど)
ゲレンデ食って今は進んでるんだね。
実際は僕はラーメン食べたんだけど、こんな大町市グルメなんかもあったよ。
ネギトロイカソーメン丼。
大町市の一番鮨さんが監修しているとか!
一番鮨さんは僕はまだ行った事ないんだけど、お勧めしておく!
何故なら、千葉県で働いてた時の後輩の実家だから(笑)
運命の10本目
お昼も過ぎて暖かいのか雪が溶けてきました。
あと2本くらい滑ったら終わりにしようとした10本目。
これの展開のせいでスキー場での写真は最後になります。
この初心者向けのコースの多いゲレンデの中でも、少し狭いルートを滑り出しました。
気持ち良く滑走してましたが、足の疲れも出てきたのか、転びやすくなってきてます。
「次の1本で終わりにしよう」
そういう時に事故は起きるのだそうです。
時刻も午後2時。この時間帯はスキー場の事故も多い時間帯とのこと。
そうとは知らず、とあるコースでゴールまであと少しという時・・・
それは起きました。
左にターンしていました。
ふいに、何かバランスが悪くなったと思った瞬間・・・
身体が前方に吹っ飛んでます。
「?!」
前に?!
なんとなくバランスを崩して後ろや横に倒れるなら理解できるけど、前に?!
恐らくは斜め前方に。
転倒の際、スキーのストックが僕の左の鎖骨の方に吹っ飛ぶのが見えた気がします。
そして転倒。
その瞬間、地面と僕の身体の間にストックが入った様な・・・
声が出ない...激痛。
全く動けません。
肩が・・・・いや、鎖骨あたりに今まで感じた事のない熱さ!
これは・・・
「たぶん、駄目です」
あっという間にかけつけてきてくれたスキー場のスタッフさん達の「大丈夫ですか」の問いかけに、そう答えた気がする。
奥さんに向けて辛うじて何か話した。
が、声がほとんど出ない。
激痛。
毛布でぐるぐる巻きにされ、何も見えなくなる。
鬼滅の刃の善逸がこんな風にぐるぐる巻きにされるシーンがあったなとか考える。
何か動力のある乗り物でソリ状態になり引きずられる様に運ばれる。(と思われる)
奥さんはスノーモービルで移動したらしい。
恐らく、鎖骨を折っている・・・
そうした見解で、迅速な処置を受けて、救急車へ。
スキー場の方々の見事な対応。
感謝しかない。
人生初の救急車。
ウェアを脱がなくてはいけないのだけど、ここで人生最大の激痛走る。
「呼吸で痛みを抑えて!!」
救急隊員さんのアドバイスで深呼吸をするが叫びが出るほどの激痛。
呼吸で痛みを・・・?
鬼滅の刃・・・。とか一瞬また考えるけどとにかく酷い痛み。
一瞬、この痛みに耐えるのは無理かと思ったけど、なんとかウェアを脱がせてもらう。
とんでもなく息切れした。こんな痛みは初めて。
奥さんも救急車に乗り込み、最寄りの大きな病院へ向かう。
救急車に乗せられる時、スマホで動画撮ってるヤツがいた。
救急隊員さんは優しかった。
これに懲りずにまたスキー場に遊びに来てねと言ってくれた。
それが叶うかどうかはわからないけれど・・・。
感謝しかない。お礼を言いに行きたいくらいだ。
そして救急車は最寄りの病院に辿り着き、誰が見ても一目瞭然で分かる様なバッキリと折れた鎖骨のレントゲン写真を目にしたのだった。。。
→次回へ続く