真夏に行く富山県東部の旅、第3話です。
↓第1話
↓第2話
黒部市にある宇奈月温泉で1泊しまして、吸血アブ(通称おろろ)の襲撃も越えて、今日はのんびりと黒部峡谷巡りです。
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2023年8月13日 黒部峡谷をのんびり旅する
グランヴィリオホテル宇奈月で朝食
お部屋の窓から見た景色。
今日もとんでもない暑さが予想される・・・。
昨日は最高36℃。今日も35℃予報だ。
でもまあ、まずは朝食だよね。
昨日、日本酒飲み放題のバイキングをしたので、朝食は少し好きなめに。
とはいえ、昆布で巻いたカマボコが美味しくて何個も食べちゃった(笑)
ところで今日の予定。
昨晩検討した結果・・・。
トロッコに乗って往復4000円の旅は諦めることにしました。
二人で8000円はキツイ・・・。
てことで、調べたところ、何やら無料の乗り物があるとのことなので、そちらで黒部峡谷をプチ旅することにします。
ゆうき「よし!じゃあ今日の宇奈月温泉旅はそれに乗っていこう!」
奥さん「そういえば宇奈月温泉って名前、何処かで聞いた事あるような」
ゆうき「観光のサイトとかじゃなくて?」
奥さん「いや、なんかもっと別の・・・。まあいいか」
とはいえトロッコを見に行こう!
乗らないとはいえ、トロッコ自体は見てたい!
黒部市からは普通に電車でここまでやってくる様子。
・・・なんじゃこの中途半端な写真は・・・・??(;´・ω・)
まるで東急田園都市線みたいな車両がここまでやってくるけれど、ここでトロッコに乗り換える様子。
お・・・・!
あれがトロッコかい?!!?
もしかしてこれに乗って皆さん、黒部ダムまで行って長野県側に行くのか??
とろーりーーー!!
・・・。
ん?トロッコ??
とろーりーって叫んじゃったけど、トロリーバスじゃないの?
どゆこと?
あれ?もしかしてここ違うの?
駅の入り口にも僕の様に勘違いする人向けの案内が書かれていた・・・。
実はここはトロッコで観光する路線であって、黒部ダムに行くルートではないらしい。
そもそも黒部ダムに行く乗り物はトロッコじゃねえ!!(;・∀・)
電車とトロリーバスとロープウェイとケーブルカーを乗り継いで行くんだ!
トロッコは入ってない!!
完全に勘違いしてた・・・黒部ダムの手前まで観光しに行けるルートかと思ってた・・・。
ま、まあトロッコに乗らない事にしたんだから良いけど・・・とりあえず、遊歩道でも歩いてみよう。トロッコが走る大きな橋が見えるらしいから。
ん?
ん?ん?
どうなってるの?!
すぐ横には深い谷があって黒部川が流れてるけど・・・赤い橋が何個か見えるんだけど、トロッコが走るのはどれ??
とりあえず歩いて行ってみる・・・。
うーわ!トロッコだけじゃなくて遊歩道も橋を渡るのか!!
なんかめっちゃ高いんだけどこの橋!!!
ひょえーーー高い!!( ゚Д゚)
そしてちょっと待って!ん???
さっきの駅、どうなってるの?!
駅の真下、どうなってるん??
駅の真下、超巨大な土台になってんじゃん!!
てゆうか駅どころか周辺全部、崖に作った土台の上じゃん!!
さっきの駅舎の写真をもう一度見てみる・・・。
いやこれ全部、作った土台の上なのか!!
全然想像してなかったわ、この真下は地面じゃないとは・・・!!
そしてこの赤い橋から振り返ると・・・・
もっと高い場所に橋がかかっていて・・・・
わあ!!!
トロッコ来たーーーーー!!
おーーーい!!おーーーーい!!
手を振ってみると何人かが振り返してくれた!!
楽しいじゃん!!
ここで奥さんは僕らの立っている赤い橋と、トロッコの走る赤い橋の高さの違いが気になった様なのだけど、この時はその答えは出ずに、町中に戻る事に。
低速電気バスEMUの大冒険!
ホテルで見つけたパンフレットに、無料で乗れる低速電気バスなる案内があったんです。その名もEMU。
無料なんて良いよね!
てことで向かうと可愛いミニバスが!
えーーー!!これ楽しそうじゃん!!
しかも電気で動くから静かそう~!
奥さん「これで何処まで行けるんですか?」
ガイドさん「峡谷に沿って宇奈月ダムって辺りまで行けるんだよ」
奥さん「ダムまで遠いんでしょうか」
ガイドさん「景色眺めてればすぐだし、帰りは歩いてでも戻って来れるよ」
ドライバーさん「うむ」
奥さん「じゃあ、よろしくお願いします」
解説を受けて乗り込む事にした僕ら。僕ら夫婦しかお客さんはいません。トロッコは満席なのに。
ゆうき「ところで宇奈月ダム以外にも何か見れるんですか?」
ガイドさん「宇奈月温泉事件の碑っていうところも見れるよ」
ゆうき(・・・・なんだそれ・・・地味だな・・・・そんなトコ見たい人いるのか)
奥さん「・・・・ふうん?」
ガイドさん「別に怖い事件じゃないよ。でも日本で法律を学ぶ人にとっては大切な・・・」
奥さん「ああーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
ゆうき・ガイドさん・ドライバーさん「びくっ!!( ̄▽ ̄;)」
奥さん「ここかーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
ゆうき「え、なになに?何事?」
奥さん「宇奈月温泉って何処かで聞いた事あると思ってたら・・・!!」
ゆうき「え?どゆこと?宇奈月温泉事件の碑って何?」
奥さん「えー!知らないの?!?!
宇奈月温泉事件って言ったら権利濫用の日本における初の民事事件の判例としてめちゃくちゃ重要な事件だよ!日本で法律を学ぶほぼ全ての人が学ぶ超大事な事件なんだよ!教科書を開いて最初に出てきたりするんじゃなかったっけ!えーー!ここがあの事件の?!この事件をキッカケに権利濫用の言葉が生まれたんじゃないかってくらい民法上の超絶大切な判例なわけよ!ここがそうなのか!マジかー!今日イチびっくりだわ!マジで今日イチびっくりだわ!!ちょっとテンション上がってきたわ!!今日イチびっくりだわ!!」
ゆうき・ガイドさん・ドライバーさん「お、おう・・・」
もう全然分からんが、東京六大学で民法を学んでた法学部の奥さんにとってはとんでもない場所らしい。
こうなると宇奈月ダムとかはどうでもよくなり、宇奈月温泉事件の碑を目指す一行。
移動中も宇奈月温泉事件の事を語る奥さんと、実際の現地ではどんな事が起きたのかを案内するガイドさんとドライバーさん。
黒部川を越えて、温泉地の対岸を進んでいきます。
すると、さっき歩いて渡った赤い橋も見えてきました。
橋の高さは確かに違う・・・。
実は昔はトロッコも下の橋を通っていたのだそうですが、ダムが出来た際に水位が上がり、トロッコの線路をもっと高くしようという事になったそうです。
今は高い橋がトロッコ。低い橋が遊歩道です。
宇奈月ダムを越えて奥へ進んで行くEMU
段々と秘境の様なエリアに入っていきます。
そして宇奈月温泉事件の碑までやってきました。
奥さん「これは・・・感慨深いわ・・学生時代を思い出す」
宇奈月温泉事件とは・・・・
これは解説しようとすると長いし、間違った事は書いたらよくないので最後にリンクを張っておくから興味ある人は読んでみてください。
さて、大興奮の奥さんの目的地まで来たところで、帰りは宇奈月ダムから徒歩になります。
予想外に長い記事になったので、次回へ続く!!
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