広島県尾道市から四国の今治までレンタサイクルで行く、しまなみ海道縦断の旅。
第7話です。
↓前回
5月12日 12:10 広島県 生口島 瀬戸田地区
台風6号が絶賛接近中とあり、あと1時間ほどすると豪雨が数時間来ると予想される生口島。
瀬戸田へと続く海岸沿いの道・・・何かテレビで見たことあるなあと思っていたら・・・
水曜どうでしょうのサイコロシリーズで見たことある道でした。6かな?
記憶を辿っていくと、確かタコが美味しいお店があって、そこで一行が食べていたシーンがあったと思い至り、僕もそこへ行ってみました。
たこ処 憩
たこ料理やってます!! とアピールしまくりな置物があるこのお店でお昼ゴハンにします。
豪雨に見舞われ疲れていたので、ここは豪勢に定食をいただきまーーす!(^^)!
たこ飯定食です!! たこ飯の他、たこの酢の物、たこの刺身もついてます!!
今朝獲れたての新鮮食材なのだそうです!!
たこの刺身うまーーーー!!!\(^o^)/
いつも食べるものとは全然違う!写真見ただけで味が蘇ってヨダレ出るわあ!!
タコ飯がとにかく旨い!!
思わずおかわりを注文しちゃった!!(笑) 大満足っ!!
さて、午後になり雨が強くなりつつあるので、先へと進むのはやめておきます。
昨日の白滝山荘で色々お話させてもらった方が
とおっしゃってたので、そうしてみようと思います。
平山郁夫美術館で大雨をやり過ごす
たこ処 憩から徒歩で3分ほど。
平山郁夫美術館にて雨をしのごうと思います。
今回は自転車の旅なので傘を持ってません。
美術館の前でレインスーツを脱ぎますが、この作業がまあ毎回面倒です。
おおー、島とは思えない綺麗で立派な美術館!!
今回の旅でこの様な美術館に立ち寄る事になるとは思っていませんでした。
入館してすぐ、周辺は大豪雨に見舞われました・・・
2時間ほどこの美術館で雨をやり過ごす事とします。
館内ティーラウンジ「オアシス」にて、コーヒーブレイクとします。
今回の旅。
このブログに登場する要素の集大成と言ってましたが、まだ「カフェ」の要素が出てきてませんでした。
ここでやっと登場と相成りました。
オアシスには「いちりんの花」という絵本が置いてありました。
これは平山郁夫さんの奥さま、平山美智子さんとその娘である弥生さんが制作したものだそうです。
この絵本はとても印象的であり、壮大なテーマが描かれていたので、二度も読んでしまいました。
今、生きている事を大事にしたくなる・・・そんな絵本です。
興味あれば数ページ読めるのでリンクへどうぞ。
説明が逆となってしまいましたが、そもそも平山郁夫さんとは・・・??
平成21年に亡くなられるまで、様々な写生旅行をしていたそうで、今回のしまなみ海道をテーマにしたシリーズもあります。
有名なところではシルクロードをテーマにしていたものがあり、それを描くことに多くの年月を費やしたそうです。
僕はこの美術館で初めてじっくりと鑑賞しましたが、風景画がとても好きでした。
夕暮れのしまなみの橋・・・夜のシルクロード・・・などなど、時間を感じるものがとても好きです。
この美術館はスタッフさんもとても優しく、オアシスではケーキセットを運んできてくれた方と雑談をしました。
「せっかくの旅行なのですから、お写真を撮りましょうか?」
と言ってきてくれたので一枚、撮ってもらいました。
こないだブロガー遠足会でも言ったのですが、他のブロガーさんは「写真撮ってください」と言われる事があるそうなのです。
でも僕が言われるのは大抵「写真撮ってあげましょうか?」という言葉です。
これはこれで、とてもありがたい事です。
自分がその時、その場所に確かに存在していた・・・という気持ちになれます。
オアシスの店員さん、撮っていただきありがとうございました。
優しくて綺麗なお姉さんだったので緊張のあまり挙動不審になってしまい申し訳ない。
さて、ついに台風の影響での豪雨も通り過ぎた様です。
ちょっと霧雨は残っていますが、この瀬戸田で屋外を観光したいと思います。
西の日光。耕三寺を見学する
耕三寺・・・です。(こうさんじ)
初代住職、耕三寺耕三さんが実の母のためにと作り上げたというお寺なのですが、驚くのはその境内。
な!!!Σ( ̄ロ ̄lll)
なんですかこの巨大なスケールのお寺は・・・・!!!
浄土真宗のお寺らしいのですが、想像していたのとは全く別の風景です!
なんと豪華な建築のお寺なのでしょうか・・・!!
こんな所が瀬戸内海の島に存在していただなんて・・・・!!!
初代住職さんは元々は大正時代、スチール管などの会社の技術者だったらしいのですが、その技術を持ち、実業家へと進んでいったそうなのです。
成功の後、母の暮らす場所を建築し始めるのですが、その建物が出来てからわずか3年後に母は亡くなられてしまったということです・・・
その建物は現在は公開されている、こちら↓
計算された配置の美しい日本庭園を有する住居です。
和洋折衷な作り。
初代住職さんは事業の大成功後、親孝行のためにと、その財をなげうってこうした住居を作ったのだそうです。
僕には財はありませんが、もっと親孝行せねばな・・・という気持ちにさせてくれる場所でした。
こちらは僕一人で訪れたのにも関わらず、解説のオジサマが一人ついて下さり、丁寧にそして楽しく紹介して回ってくれました。
あのオジサマ、熱心な方だったな~。感謝です!
さて、耕三寺の奥へと進むと・・・2代目住職が作りあげた、不思議な世界が広がります。
これが耕三寺というお寺の奥に存在していることに脳がついていきません。
それほど景色が一変します。
未来 心の丘を散策
?!∑(゚∇゚|||)
大理石で作られた「未来心の丘」です。
海外から取り寄せたという大理石が敷き詰められた拘りの空間です。
今いるの、瀬戸内海の生口島だよね?!
耕三寺というお寺の境内なんだよね?!
いや~、日本は広いな!!
旅をすると、全く予想していなかった世界が広がるものです!!
カフェなんて併設されちゃってるし、しかもそれも大理石デザイン!!
ここからは、今日目指している大三島の方角が眺められます。
左奥の島が大三島と思われます。
パンク×2、台風、と色々あった2日目ですが、時刻はすでに16:30。
そろそろ自転車移動再開です。
雨も止み、ここからは快適かもしれないと思い、出発。
しかし・・・しまなみ海道の過酷さと、台風の影響は、今後も僕に襲い掛かるのでした・・・