かつて・・・神奈川全ての市町村を歩いた散歩企画があった。
このブログの代表的な散歩シリーズ、とことこ神奈川。
そして今、神奈川を去り、東京に住む。
東京の散歩ブログなんて吐いて捨てる程ある。
だけれど、そのほとんどが23区内のもの。
東京散歩は、23区だけなのか。
東京は決して都会だけじゃあ無い。
東京にも長閑な地域はある。
ならば・・・23区から出た、マイナーな市町村を巡ろう。
ゆうき的、東京市町村散歩『とことこ東京郊外』
はじまります。
第1町 あきる野市
今回から歩く「とことこ東京郊外」
最初に歩く市町村はこちら。
さらに拝島からJR五日市線という、東京都民でも乗った事が無さそうな電車で20分。
終点となる武蔵五日市という駅から、今回の散歩は始まります。
五日市線ともなると本数は少なく、しかも電車の扉はボタンを押すと空くという田舎方式を採用しています。
既におよそ東京都ぽくない雰囲気が漂っていますが、こういう「え?そこ東京なの?」的な町も出てくるのが今回のシリーズとなりますので、東京都民も滅多に東京都に来ない人も新鮮な気持ちで読んでいただけるかなと思います。
2018年1月7日 13:30 東京都あきる野市 武蔵五日市駅
やってきました最初の散歩地、あきる野市!!
ちょっとレトロだけれどかなり大きな駅舎の武蔵五日市駅!
JR五日市線の終点でもあります。ここから先は東京都とはいえ電車など無い世界なのです。
ほら、駅前からして何だか長閑。
もう山々が見え始めちゃってますもん。
関東以外の人が見たら「え?東京散歩ってタイトルなのにこの地方感は何?」となっちゃうんじゃないかな・・・
この辺に住んでたら「地方移住」とか面倒で仕方ない手法に感じるよね。


レトロな雰囲気の駅前ロータリー付近。
田舎な感じもするし昭和な感じもする。
あきる野市は山も多いからかハイキング要素のあるお店も多い。
まあ、僕はハイキングではなく散歩をしに来たので、これらのお店を横目に町を歩いていきます。
歩いて5分も経たないうちに遠くに川が見えてきた。
お、川かあ・・・いいね!
多分、あれが噂に名高い秋川だな??
よし、あっちの方に降りて行ってみよう!
秋川沿いの蔵カフェ「カンクラ」でランチタイム
川にかかる橋まで降りてきてみると、やはりそこは秋川だった。
綺麗な川の流れ。
その向こうに何やら車が何台も停まってる。
おや?あれは雰囲気的にはカフェっぽいな。
珈琲でもいただけるんだろうか。
うお・・・!蔵カフェか!!
めっちゃ綺麗な蔵カフェじゃん!
名前は・・・カフェダイニング「カンクラ」
館・蔵という事かな??
ちょっと入るのに勇気が必要そうな感じもするけれど、あきる野市だし「旅してます」的なノリで入れるだろう。ということでいきなりですがランチタイムにします。
しらすのペペロンチーノ!!!
あきる野市とあんまり関係ない食材のランチになっちゃったけど、これはこれで美味しかったからOK!!秋川を眺めながら食べれるという環境が良いね!!
カンクラの目の前に広がる秋川の風景。
川のせせらぎが気持ち良い。
これだよ、これが散歩だよ。
東京散歩っていっても色んな町があるわけだけど、いきなり来たあきる野市は長閑で最高だね。
秋川沿いを上流へと登っていく
秋川っていうのは夏場にはバーベキューで盛り上がる場所らしい。
過去、多摩市に住んでた時にそんな話は聞いたことがある。
これだけ広い河川敷があれば多くの人で賑わうんでしょうね。
おや?河川敷の中に不思議なものが・・・
どんと焼きだ!!
この日は1月7日。おそらくこの直後くらいの日程でどんと焼きが行われるんでしょうね。
こういう文化、東京の都会部だと縮小傾向にあるので、都内でこうしてガッツリと文化が残っているのは嬉しいことです!
秋川には橋がけっこうあります。
橋を使って反対側へ渡るという事を何度も繰り返しながら上流へと歩いていくことにします。
山がね、段々と迫ってくる。
少し川を離れて農場を行きます。
長閑だなあ・・・・
なんかもう住宅すら少なくなってきた感じがするんだけど。
昨年は横浜の市街地をずうっと歩いてたから、この長閑な散策は久しぶりな感じがする。初期のとことこ神奈川を思い出すなあ。
知らない土地の畑をこうして歩くことが多かった。
冬は散歩しないという人も多いけれど、真冬だって風の無い日であれば気持ちよく歩けるものだよ。
もちろん防寒はしてこなくちゃダメだけれど、日陰の少ない道を歩けば身体もぽかぽかしてくる。
再び秋川沿いの道となり、川の音を聴きながら歩く。
すれ違うのは農作業の方か、犬の散歩の方ばかり。
この辺はハイキング客はあまりいない様子。
でもこの辺、よおく見ると時間貸しをしてそうな個人経営の駐車場が多い。
シーズンになれば魚釣りやBBQなんかで車がたくさん来るのかもなあ。
小高い位置にある広徳寺さんへ向かう。
また秋川を離れ、少し小高い場所を探して路地を登ってみる。
さすがに日陰は寒いんだけど登りだと体力使うから身体の暖かさは保たれる!
ああ、良い場所だねえ。
古枯れなのが寂しいけれど、ここは春とか良い景色の場所なんじゃないかな。
広徳寺さんというお寺。
ちょっと調べたところ、紅葉やイチョウが見事で有名なお寺なのだという。
市の観光ページでも紹介されてるし、トリップアドバイザーなんかにも載ってる。
そういえば観光バスを止められそうなスペースもあるしけっこ人気のお寺の様。
紅葉の時期は過ぎているけれど、それはなくともこの圧倒的な迫力。
これは印象に残るお寺だなあ。
鐘も良い感じ。
ここで鳴らすと、遠くまで聞こえるんだろうなあ。
小高い位置にあるお寺だし、静かだし、山で音が響きそう。
突いてみたい。
静かなお寺ながらも訪れる人は時々いました。
大きさからしても、この地域ではとても有名なんだろうなあ。
大みそかとかどんな風になっているんだろう。
機会があれば大晦日は無理としても紅葉の時期に来てみたいものです。
さあ広徳寺を出発して秋川をさらに上流へ向かっていきましょう。
後編は次第に薄暗くなる秋川沿い・・・いや、ここからは秋川渓谷かな?
秋川渓谷を川に沿って進んでいきます。
やがて道は薄暗いどころか真っ暗になるのですが、この時点ではまだそこまで考えてはいませんでした。
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