とことこ信州、第10弾。
飯田市丘の上編。最終話です。
↓前回までのあらすじ
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2022年3月21日 14:00 飯田市りんご並木道から散策再開
裏山しいちゃんにて買った駄菓子屋ラムネで一息入れました。
この空間は丘の上エリアの象徴的な道、りんご並木道。
車も通れる道ではあるけれど、ゆったりと散策出来るシンボルロードみたいな場所です。
実はこの飯田市、1947年に大火が発生しているのだとか。
それ以前にも飯田は何度も大きな火事に見舞われているのだけど、1947年の大火では何と当時の市街地の70%ほどが焼失・・・。
りんご並木はその大火からの復興のシンボルとして作られたとのことですが、実はこの大火、被害が大きくなった原因の一つとして住宅が密集し過ぎていたという要素があり、防火帯としての役目もあるのだそうです。
それ以外にも散策しているとこんな道をよく見かけます。
ずうっと奥まで続く路地。
家と家の間にあるんです。
これは裏界線と呼ばれていて、もちろん普段は路地として使われるんですが、大きな火災の際の防火帯としての役目を持った道です。
ちなみに飯田市のみの言葉です。裏界線。(りかいせん)
そんな歴史が存在するりんご並木。
その西のゴール地点まで歩いた先に、今回の散策の大きな目的地があります。
飯田市動物園でほっこり
飯田市動物園。
入場無料。
え?書き間違いではありません(笑)
入場無料です(*'▽')
とことこシリーズとしては久しぶりの動物園!
(横浜18区散歩制覇/旭区編にてズーラシアを歩きました)
それでは動物たちを見て回りましょうっ!!
シカさん?
長野県になら何処にでもいそう??
いやでも、こんな安全にじっくりは見れないよ。
小さな動物園ですが、職員さんたちが丁寧に育ててる感じがします。
たぬきさん。
こちらはどなた?白くて印象に残ります。
実は飯田市動物園のサイトに入れなくて調べられない・・・誰か教えて。
あ、ミーアキャット!
立ってる!姿勢良いなっ!!(≧▽≦)
見習いたいくらいだっ!!
長野県にカンガルー!!( ゚Д゚)
えっ!冬とか大丈夫なんですか?!
いや、ワラビーかな??
嘘だろ!!?(゚Д゚;)
長野県にペンギンいるのかよ!!
海無し県なのに?!
ビックリだわ・・・
そんな飯田市動物園は丘の上エリアの端。
園内から見ると、丘の上エリアは本当に段の上に存在すると実感する。
丘の上とはよく言ったもんだ。丘の上フェスとかもあるくらい定着した呼び名らしい。
飯田市美術館へと向かう
続いて向かうは飯田市美術館。
そこにある柳田邦男館という場所へ行ってみたいと考えているんです。
途中、この散歩の前半戦で出てきた人形劇に関わるものを見かけました。
なにしろ飯田は日本最大級の人形劇イベントの開催地ですからね。
ここは川本喜八郎 人形博物館というらしい。
そこを越えると再び丘の上を実感する景色。
松本市民からすると飯田より南の長野県は「秘境」のイメージが強い。
この先は大きな街は無い。
お仕事では阿南町とか下條村なんていう「秘境の入口」くらいの土地には行くけれど、その奥にはどんな世界が広がっているのか・・・気になる。
飯田市美術館で地層を学ぶ
美術館へと到着。
実はここは予定にはなく。
ただちょっと歩き疲れてきたのでふらふらと入り込んでみる。
お?
何だか近代的な造りの美術館。
常設展はもちろん企画展もやっている様子。
天井は高いけど細長い空間が続いている様です。
なんだかミステリー系のロケ地とかに合いそうな。
ん?
恐竜の骨が!!
凄い大きさ!なんでこんなトコに恐竜?!( ゚Д゚)
ちょっとびっくりした。
常設展へ入ってみました。
こちらでは・・・今度は大火ではなく天龍川などの水害について学ぶ事が出来ました。
大鹿村に行った時に習ったことがある36水害。
飯田市のある南信地域だと避けては通れない話が天龍川の水害なんだけど、これについて学ぶ展示があり、水害の恐ろしさを改めて心に留め置きました。
「信州は台風に強い」という地元の方々もいますが僕個人の感想は「信州は災害めっちゃ多い」というイメージ。油断してる人も多いので時々はこういう展示で学ぶのも良いのかもです。
日夏耿之介記念館
さて真面目に見学したから次へ・・・
と思ったら次も真面目そうなエリアだな。
橋を渡った先にあるのは日夏耿之介記念館。
日夏耿之介という方は明治時代から昭和中期まで生きた詩人。
飯田市の第1回名誉市民に選ばれているのだそう。
こちらは暮らした家を復元した記念館。
静かな和室が何部屋かありました。
大変心苦しいことに日夏耿之介さん、僕は存じ上げなくて。
その建物の雰囲気を感じて次へ進みます。
柳田邦男館
この美術館エリアのラストは柳田邦男さんが東京都世田谷区で暮らしてた「完全なる書庫」を目指した建物を、飯田市に移築したもの。
その完全なる書庫は、喜談書屋(きたんしょおく)と名付けられた。
(小田急線に喜多見って駅あるけど、その辺りから移築されてる。喜)
美しい庭。
それだけでも素晴らしいのだけど、完全なる書庫のメインとなる大書斎がこちら。
遠野物語で知られる柳田邦男氏。
その交流相手はやはり有名な文豪も多く、窓際や真ん中にある椅子に座り、書棚から本を持ってきて皆さんで談笑したという。
一体どんなレベルの会話がなされたんでしょうねえ。
散歩の最後はカフェでまったりして終わり!
さて今回の散策も体力の限界。
最後に、フォロワーさんからお勧めされた「ひらのや」っていうカフェでまったりして終わりとします。
こちらもまた風情のある建物。
何のメニューがあるのかはよく知らないまま来ちゃった!てへっ!!
でもココマデ既に2万歩を越えているので疲れてるから甘味とコーヒーなんて良いんじゃないかな。
時刻も16時過ぎ。座って何か頂くには丁度良いでしょ!(≧▽≦)
立派な入口の真ん中に・・・・
何か書いてあるぞ!?どれどれ??
とことこ信州/第10弾 飯田市 丘の上編
完!!
待て待て待て!
コラコラ!エンディングテーマ勝手に流すな!
おいこら、6分の1の夢旅人も流すな!
ひらのやさん・・・うーむ!時間調べてくるの忘れてた!
また今度、飯田市来たら入るぞ!
という訳で、飯田駅前まで戻ってきました。
お、喫茶店かな?
駅前カフェというところで座って休憩としよう。
窓から飯田駅が見えている・・・
よしじゃあ、飯田駅からスタートした今回の散歩はゴールも飯田駅としよう!
という訳で今度こそ終わり!
約23,000歩でした。
とことこ信州/第10弾
飯田市 丘の上編、これにて終了です!
終盤けっこう真面目だったね!
実はまだ行きたい場所が他にもあったのでまた来たいと思います!
それではまた次の散歩でお会いしましょう~m(__)m
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↓立ち寄った場所リンク