信州散歩+旅ブログ「笑っていこうよ!」

信州松本暮らし6年目の日々

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【フリーランス舞台照明】2019年11月~12月に久しぶりに依頼を請けてきた。with無印良品カフェetc

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いきなりクリスマスソングから始めてみました。

12月23日更新の今回の記事。

毎年色んなクリスマスソングが流れる中、最終的に24日25日付近に、これを聴きます。

 

もうすぐ今年も終わりだね。

 

 

2019年は1月下旬に信州移住したので、フリーランス舞台照明のお仕事は殆ど請けてきませんでした。

唯一請けたのが6月のこの仕事。

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この1本を請けたあと、しばらくお仕事を請ける機会はありませんでした。

いらいは3社ほどからちょくちょく入るのだけど、やっぱり距離の問題があるのだ。

なので神奈川県の実家に帰省する際に、都合が合えばお仕事をするというスタイル。

 

7月、8月、9月と予定が合わず、10月は請けたものの台風19号で全部中止。

 

そしていよいよ11月は予定が合って、5ヶ月ぶりに東京へとお仕事で出かけてきました。

 

 

11月 東京郊外 バレエ発表会

 

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久しぶりの東京都日野市。

多摩都市モノレール甲州街道駅

今回のお仕事はこの多摩都市モノレールで向かう現場。

初めて行く市民会館ホールです。

 

内容はバレエ発表会の照明。

チーフは今回初めてお会いする50代後半のベテラン男性社員さん。

照明チームは他に、元々僕の上司だった山登り好きな先輩と、フリーランスのベテラン女性スタッフ、そして僕です。

 

 

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実は、バレエ発表会というジャンルは、僕はわりと数をこなしてきた方なの。

なので流れはつかみやすい。

今回は子ども向けの創作バレエだったので、可愛い感じでした。

 

色んな楽曲が使われてたんだけど、このピアノ曲が使われていたのが衝撃的だった。

 

 


FF10 From Zanarkand

 

 

ファイナルファンタジー10より、オープニング曲「ザナルカンドにて」

いやあ、本当、驚いたや。

 

 

久しぶりのバレエ発表会の本番。

仕込みまでは照明をやっていたんだけど、リハーサルと本番は舞台上の背景幕の昇降を担当しました。

背景の幕ってね、鉄のバトンに吊るすしておくんだけど、電動で動くバトンもあれば、手動でやる場合もあって、今回は手動でした。

 

↓イメージ


SHOW!GrandConcert2018 綱元の技 手動なんです#音楽専門学校

 

 

なかなか筋肉痛になりそう。。。

 

 

まあ久しぶりの舞台仕事で、本当に楽しく働けました。

普段はネットワークエンジニア的な仕事してるから、身体動かす仕事は気持ち良い!

 

 

ちなみに帰りは国分寺駅で担々麺専門店の紅麗さん。

 


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美味しくいただいて、11月のお仕事は終了です!!

 

 

 

12月 とある俳優さんのトークイベント

 

続いて12月は都心にやってきました。

 

今回はガラッとジャンルが変わってトークショーです。

誰でも知ってる様な有名な俳優さんのトークイベント。

 

これも僕はよく担当しているジャンル。

俳優さん本人とも和やかなにご挨拶してもらい、テンションアップ!

 

今回のチーフは11月の時もいた、元々僕の上司だった山好きな男性先輩。

そして僕と、初対面のベテラン女性フリーランスの方。

 

殆ど仕込みとバラシのみの仕事で平和でした。

 

 

 

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いやあ、イベントの仕事って本当に楽しい。

というわけで今年は6月のお仕事と合わせて、わずかに3本のフリーランス仕事でした。

副業って、気分転換にもなるから良いものだなぁ。

 

 

 

 

現場から神奈川の実家に帰る途中、恵比寿ガーデンプレイスに立ち寄りました。

 

 

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ゴスペルショーやってた!!

バカラクリスタルの前でやっていて豪華!!

 

実はこのガーデンプレイスには、ここ数年、その年の最後のフリーランス仕事で訪れてました。

今年はスケジュールが合わず、お請けすることは出来ませんでしたが、この場所自体には来れたので、まあ良しとするかなあ。。

 


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恵比寿のイルミネーションやクリスマスツリーには、学生などは少なくて大人カップルや夫婦が多い感じ。

 


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煌びやかな夜。

大人な空間でした。

 

 

東京を去る

 

 

さて、これにて今年の東京訪問はラスト。

翌日、最後は再び日野市から高速バスで帰るんだけど、その前に八王子で無印良品カフェです。

 



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男の僕にはちょっとボリュームが足りないんだけど、健康的なランチプレート。

 

そうなのそうなの。

東京とかに行くとね、無印良品にカフェが併設されてたりするんだよ。

そんな中で僕が好きなのはコレ。

 


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なんだと思います??

 

これ、メロンソーダなんです。

着色料が無添加だから、こんな透明度の高いメロンソーダなんです。

これがねえ、美味しいの。

なんとなくお洒落だしね。

 

 

 

さて、これにて用事は全て終了。

今年のフリーランス仕事はあとは請求書書いたら終わり。

 

それではまた来年!

じゃあね!東京!!

 


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ただいま、舞台照明の世界 ~フリーランス活動の再開~

 

東京に住んでいる頃、本業のサラリーマンの他に、フリーランス(副業)での活動をちょくちょくしていました。

フリーランスというと、やたらと「ライター」だとか「Web関係」かという風に思われる世の中ですが、様々な業界にフリーランスはいます。

僕の行っていたフリーランス活動はこれ。

 

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舞台照明です。

 

 

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2019年1月に信州移住をしたのを機に、あの世界からは引退だと思っていました。

もちろん信州でも舞台照明の需要はありますが、僕は信州ではそういった活動をするつもりはなかったからです。

 

 

しかし・・・

 

 

前回のお仕事(2018年12月)から7ヶ月。

いよいよ東京から舞台照明のご依頼が入りました。

 

実家の相模原に帰るついでに、実に7ヶ月ぶりに舞台の世界へと行ってきました。

 

 

舞台照明という仕事に僕が呼ばれるわけ

 

 

フリーの舞台照明といっても、そんなものすぐになれるわけではありません。

 

照明は電気です。

電気の知識は必須です。

 

照明を当てる場所は基本的には舞台です。

舞台の常識を知らない人はなれません。

 

照明はチームプレーです。

舞台業界に仲間が居ない人には出来ません。

(規模が小さければ一人でやる照明依頼もありますが)

 

照明は高所作業なども伴います。

安全管理が出来ない人には任せられません。

 

他にも舞台照明をやるためには幅広い知識が必要です。

「よーし、フリーランス活動に舞台照明も追加だー」とかいう考えが通用するレベルのジャンルではありません。

 

僕はサラリーマンをやりながらフリーで舞台照明もやっていたわけですが、15年間は舞台照明に関係する企業に所属してました。

クラシックバレエ、テーマパーク、ジャズダンス、展示会、プレス発表、新舞踊などなど、色んなジャンルのものをやらせていただきました。

なので、多少の知識があるのでフリーで舞台照明のオーダーが入るのです。

 

 

ちなみに僕の最大の武器は「使いやすい」でしょうか。

20代の女性スタッフでも、僕に指示を出しやすい。そんなキャラをしてます。

おかげで、ダンス系の教室の先生などから「いつもの怖い照明さん雇うのやめて、ゆうきさんにお願いする」といったご依頼もあります。

 

 

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今回のお仕事

 

7ヶ月ぶりの復帰戦となる今回のお仕事は、いつもお世話になっている照明音響会社からのご依頼。

ジャンルはアニメイベントです。

 

え?アニメイベント?なにそれ?

っていう人も多いでしょう。

下記のリンクをご覧ください。

 

anime.eiga.com

 

アニメ関連のイベントって凄い数が行われているんですよ。

声優さんがきてトークをしたり、ミニライブをしてみたり、観客とゲームをしたり。

 

今やアニメイベントは舞台業界のひとつのジャンルとして成立してます。

 

僕は意外とそういうイベントに舞台照明として参加する機会が多い。

(ただし、アニメ自体には詳しくない)

 

 

今回も僕は存じ上げないアニメ作品ですが、声優さんのトークあり歌ありの盛りだくさんの内容となっていました。

 

照明チーフは35歳くらいの男性社員さん。

ほか、ベテランのフリーランスさん2名と僕の、合計4名体制。

 

なんつっても久しぶりの舞台照明仕事です。

普段はパソコン見て仕事しているんで、身体を使ったお仕事は久しぶり!

体力の衰えを感じましたが、照明が出来なくなった感じはなさそう。

 

本番ではスモークを舞台に漂わせる担当でしたが、1日本当に楽しく働くことが出来ました。

 

やっぱり舞台の世界は最高だな。

爆音の中で働くのって、なかなか貴重だよね。

 

 

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この先また舞台に帰って来る機会があるかどうかはわからないけれど、神奈川帰省のタイミングに合わせて登板したいものです。

 

以上、ちょっと短いですが、舞台照明への復活の記事でした。

 

 

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【副業】フリーランス舞台照明 2018冬編

僕の本業は都心のサラリーマン。

毎日スーツを着て満員電車に乗り込み、PCの前で発注や見積もり、電話受け、打ち合わせなどに勤しんでいます。

主に土日に休みが多い仕事のため、そこを利用して副業をしてます。

いわゆるフリーランスですね。

 

僕の行っているフリーランス活動は「舞台照明」

今回は2018年10月~12月の舞台照明仕事について書いていきます。

 

↓前回はこちら

 

tokotoko-yuuki.sanpotrip.com

 

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【副業】フリーランス舞台照明 2018夏

僕の本業は一言で表すと営業事務・・・といったところでしょうか。

東京都心のいわゆるホワイトカラーのサラリーマンってトコです。

主に土日が休みということもあり、今年の春までは副業をしていました。

その副業の内容は、舞台照明。↓

 

tokotoko-yuuki.sanpotrip.com

 

ですが、2018年4月に請け負ったバレエ教室の発表会を最後に、しばらく離れる事にしてました。

ちょっとした充電期間・・・

そう宣言しましたが、やっぱり「ちょっとした」という期間で再び舞台の世界にお呼ばれする事になりました。

今回は2018年8月と9月の副業のお話・・・。

 

続きを読む

【副業】サラリーマンなのに舞台照明の仕事をしてます。2018年1月~4月編

 ファイナルファンタジー10をクリアしました。

途中から予想はしてたけど、やっぱり悲しい物語でしたねー。

ゲームであそこまでの物語を練るとはスクウェアはすごいです。

さて、年に3回ほど書いている副業のお話です。

↓前回

tokotoko-yuuki.hatenablog.com

 

続きを読む

【副業】サラリーマンなのに舞台照明の仕事を請けてます。2017年秋~冬編

「最後のジェダイ」観ました?

僕はルーク・スカイウォーカー、若い時よりもカッコ良く感じました。

賛否両論だと思うけど、友人と議論しちゃう様な展開。なかなか楽しいです。

で、スノークって誰なのよ・・・

そしてキャリー・フィッシャーさん、安らかに・・・

 

 

さあ本編!!

 

続きを読む

37歳で舞台技術職から営業事務に転職して1年経って思った事

 

 

今働いている皆さんは、今の仕事ってどうやって決めたんだろう?

 

学生時代からやりたい事があったりしたのかな。

何となく受かった仕事に就いたのかな。

親の代から続く職を継いだりしたのかな。

 

僕は違った。

 

就職したのは1999年4月のコトだから、前世紀のお話。

その2年前に阪神淡路大震災っていう大きな大きな大地震があって。

 

何か災害が起きた時に、その地域に情報を届けられる様な仕事がしたかった。

 

目指したのはFMラジオの技術職。

でも全然受からなくて、諦めてジャンル変えた映像編集の仕事も全然受からなくて。

そんでもって当時募集が出ていたのが「市民会館や公民館での音響」のお仕事。

それを見て応募してみようと思った。

 

誰か有名人に会えるんじゃないかと思って。

 

5行前の素晴らしい動機はあっという間に消え去った・・・

 

最初に配属されたのは小さな福祉会館の音響業務担当。

有名人にはすぐ会えた。

東海林のり子さんというリポーターさんに・・・

 

だけれど動機が動機。ミーハーな気分で入った業界に思い入れはなく、1年後には音響から照明に担当を転じさせてもらった。

音響は見えないからよくわからない。

見える照明が楽しい。

以降、照明を中心に舞台裏方業界を生きていく事になる。

 

超巨大テーマパークでムービングライトやLEDを担当したり。

バレエ教室のクラシックバレエ発表会を次々と担当したり。

最新のファッション展示会でライティングを担当したり。

 

大きく分けて2社を経歴し、16年経った時、様々な事情から技術職を辞めることにした。

 

37歳にして、技術職を辞め、営業事務で転職をした。

 

そうして1年。

 

まあ苦労するよそりゃ。

 

まず、技術系の人ってさ、事務系の仕事を下に見ているトコない?

僕は全然そう思ったことないんだけどさ、職人風になればなるほど、事務職は誰にでも出来るとか思ってたりするんだよね。

 

アホかって思う。

 

僕ですら心の何処かで技術職より楽だと思っていた様。

実際に営業事務の仕事をしてみると、大変だった。

 

まず、僕の仕事は何なのかとおおまかに言うと、イベントホールの運営。

予約は担当しないのだけど、下見の対応、スペースの運用方法の提案、お見積りの作成、必要な備品類の手配、関連する業者への打ち合わせと発注、イベント開催時の運営、事後清算の請求書作成。

おまけにこれまでの技術の部分も使ってマイクやプロジェクターの設営までを行う。

 

それを週に何本か抱えているわけ。

 

だから同時進行で物事がドンドン進む。

例えば10月21日の設営をしつつ、23日の見積もりを作り、28日の業者の手配をする。

といった具合。

これまでの技術職なら本番を終えればそこで終了!はい飲み会!ってな具合だったけど、本番終わったって請求書とか色々やることは多い。

色んな事を同時に進行出来る脳がないとやっていけない。

2つの事を同時には無理ってタイプには全然無理。

こいつ使えないという烙印が押される。

 

それと僕はそうでもなかったけど、技術から転じて苦労する人が多いのがビジネスマナー。

例えばメール。

下手するとCCもBCCも知らない技術系の人間は多い。

Aさんにメール送ってるのバレない様にねって言ってもCCで送るオッサンもいる。

PDFじゃなくてExcelで資料送るヤツもいれば、署名なしのヤツもいる。

(これらは今の会社ではなく前職までの職場での話。)

 

それならば勉強すれば良いだけの話なんだけどね。

根本的に事務職を下に見ている人が多いせいか、直らない人が多いの。

だからこそ、営業事務に転じて初めて知った事はすぐに勉強した1年だった。

 

FAX返す事をリファックスと言うの知らなかった。

ハラル料理なんて単語知らなかった。

黒字化するために1割金額を乗せる計算方式が間違っていた。

いや、それどことか納品書とか請求書とか今まで曖昧な知識だった。

 

ていうか!!!

 

 

 

スーツで働いたことなかった。

 

 

 

着こなしがわからねえ。。。。

クールビスがわからねえ。。。。。

ネクタイやシャツの色、どこまでが一般的なのかわからねえ。。。。。。

大丈夫。ネクタイの締め方はわかる。高校の制服がネクタイだったから。

革靴は茶色にしてカッコつけてみた。

けど、先の尖ったヤツは今風過ぎてやめといた。

 

 

そんな風にわからない事だらけの中を1年過ごしてきた。

大都会、東京都心で。

 

1年前、長野県の浅間温泉で暮らしていたのが夢の様に感じる。

同じ時代の同じ世界とは思えない。

 

どちらが良いかは人それぞれ。

有名なブロガーのイケダハヤトさんなどは言う。

「まだ都会で消耗してるの?」

同じように田舎に転じたブロガーさんも、こんな事を発信する方もいる。

「俺(わたし)都会の人とは違うし」

 

都会と田舎、どちらが良いのかは人それぞれ。

都会が合う人もいれば、田舎が合う人もいる。

上記の人々みたいに「都会とは違ってココは!都会とは違ってボクは!!」とか言って、いつまでも都会を意識しまくって田舎に住むのは違うと感じちゃう。

 

そんな感じで、技術職と営業事務職、どちらが良いのかは僕にはまだわからない。

きっとどっちにも素敵な価値があると思う。

でも今はまだ全然わっかんない!

僕に合うのはどっちだろう。

しばらくすればわかるのか、

ずうっとわかんないのか。

 

まあ、なんとかなるでしょ!

これからもひたすら、笑っていこうよ!

 

そうすりゃきっと何かに辿り着くでしょ。

 

とりあえず。

今回の記事が辿り着いたのはそんな結論。

1文字たりとも書き直さずに一気に書ききった!

これぞ出来立てホヤホヤの書き下ろし!見直しもせんぞ!!(;・∀・)

 

次回予告! 

 

さて!!次回からは旅シリーズを始めます~(予定)

今度のはスポット紹介ではなくて、完全なる旅ブログです。

香川県(小豆島など)の時以来になるのかな。

まだ何話くらいになるのかはわかりません。

この更新の時点では出発してないので。

 

それではまた次回(*^^*)

 

 

 

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フリーランスでツキイチ舞台照明を請けてました。梅雨~夏編

年に数回、舞台照明のお仕事のコトを書いてます。

といっても僕の本業は営業事務。つまりスーツ着てのサラリーマン。

舞台照明のお仕事はフリーランスでの副業となります。

 

月平均1~2本ほど、小規模の舞台照明を請け負ってます。

照明会社からの依頼でチームに加わる事がメインですが、時々、バレエやダンスの教室さんから直接オーダーを請けて照明プランからやることもあります。

 

あ、先に言っておくけど以前は舞台照明をやっていたから出来るフリーランス仕事です。市民会館や民間イベントホールに常駐を9年程。テーマパークにてムービングライトを6年ほどの経験です。

 

今回は2017年6月~9月編。

 

 

 

6月 埼玉某市民会館 地域のカラオケ教室の発表会

 

5月までやたらとバレエ教室の照明チームに参加してましたが、ここで一転してカラオケ教室のお仕事となりました。

は?カラオケ教室?ナニソレ??

 って思う人って多いんじゃないか??

日本全国、どこに行ってもあるんですよ。カラオケ教室。

ほとんどが引退後とかで60歳以上の人が通う教室です。

スナックなどを経営している歌自慢の人が、キングレコードやクラウンなどに所属して1~2曲シングル出してて、歌を教えているんです。

 

ほら、よく見ませんか?

スナックやパブに聞いた事もない演歌歌手のポスターが貼ってあったりして。

あれね。そのポスターが貼られている地元の演歌歌手だったりするの。

もしくはそこの店長!

 

で、カラオケ教室を経営していて、年に1~2回、公民館や市民会館などで発表会を開くわけ。

ここで生徒たちが次々と発表するんだけど50人~100人が出場することが多くて本番時間はすんごい長い!!

そして終盤で先生やゲスト歌手などが出てくるっていうのがパターン。

今回もそれ。

そして担当はピンスポットっていう、手動で人を追いかけるライト。

 

 

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照明チーフは何と21歳の女子。(高尾山ビアマウントにも来てた)

大変だねえ・・・21歳で演歌三昧とは。

本番開始してすぐにインカムが壊れてチーフと会話出来ないまま進んだ(;゚Д゚)

いやあまあ何とでもなるけどピンスポットの部屋は一人だから孤独感ハンパなかった・・・

インカムは音響さんが直してくれて、無事に本番終了!!

お疲れさまでした!!!

 

 

7月 埼玉県某市民会館 カラオケ発表会

 

 

一か月後、再び同じ市民会館。

照明チーフはもちろん再びの21歳女子。

前回よりゲスト歌手が多いカラオケ教室。

・・・?ん?

この教室、7年~8年くらい前にもピンスポットやったことあるぞ??

という事で今回もピンスポット。

こちらは時々、市議会議員の先生などが飛び入りで参加したり挨拶したりしてた。

議員さんはこういう高齢者の催しには頻繁に参加します。

力あるんですよ、カラオケ教室って。知らなかったでしょ。

まあ、昔よりは勢力落ちてるけどね。それでもやはり影響力はあるよ。

 

 

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8月 神奈川県 某ホール バレエ発表会

 

続いては夏バレエ。

夏なのに冬の演目である「くるみ割り人形」をやるのは珍しくもないんです。

きっとクリスマスシーズンはくるみ割りの道具が取り合いなんだろうなあ。って思ったりして。

今回の仕事は依頼先の会社の社長がチーフ(;・∀・)

1999年、僕をこの業界へと入れた人物でもあります。

 

他にも2人いるのですが、別会社の社長さん&超ベテランさんで、僕は明らかな若輩者。

しかしその二人をピンスポットにして、僕は社長と共に照明を操る「調光室」で、卓に照明のデータを打ち込む係。

これはね、得意なジャンル。

「ゆうきといえばコレ」っていう印象の人もいるくらい。

 

 

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このね、数多くのレバー(フェーダーという)を駆使して様々なスポットライトの明るさを調節して、レコードボタンで記録していくわけ。

そしてそれをリハーサルで実際に舞台に照明を出してみて、修正したり削除したり追加したりしていくんです。

やっぱりね、リハーサルで衣裳を着るとね、照明の感じも変わってくるものなので。

 

てなわけで社長とあーだこーだ言いながら夏バレエも無事に終了~。

 

 

9月 東京都 某ホール 創作バレエ

 

8月にも照明ではなく舞台転換係として来ていたんだけど、東京都心のホールを訪れました。

ここでは創作バレエです。

バレエだけではなく日本舞踊なども登場するユニークな演出です。

今回はピンスポットです。

照明チーフは業界で僕の同期であるノザキング☆

メンバーは多くて、僕が昔からお世話になっている40代~50代の先輩方が何人もいます。

計7名という、僕に中ではわりと多い規模の現場です。

 

担当ポジションは・・・・ピンスポット。

 

2011年~2013年にかなりの数を一緒に働いていた先輩とピンスポです。

その部屋がね、エアコンが調子悪くて41度くらいあるわけ・・・(;゚Д゚)

そこに合計で6時間少し働いてたんだけどね。

まあ水分をいくら飲んでも汗にしかならないわけで・・・

厳しい現場でした・・・いやほんと40度越えはキツイよ・・・

 

 

というわけでツキイチ舞台照明の6月~9月編でした。

次はきっと10月~12月編かな??

時々書くと思います☆

 

まあやるのは大変な仕事です。

どのくらい大変かと言うと

 

長い棒で舞台から突き落とされたり、

野外で朝まで照明デザインしたり、

34日間休み無しでショーのオペレートしたり、

夜中に人間国宝にケータイで起こされたり、

真冬に吹雪の中でケーブル巻いたり、

有名人に「良い照明だったよ、グッジョブ」なんて言われて涙出たり。

そんな仕事です。

 

好きな瞬間は本番直前に客席を真っ暗にする時。

あれで歓声出た時、ゾゾゾってするんですよ。

あの感覚はね。たまらんね!

 

 

 

↓前回 1月~5月編

tokotoko-yuuki.hatenablog.com

 

 

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バレエ発表会の現場を転戦

ゴールデンウイークも最終日ですね。

これでやっとサービス業の方々もお休み取れるね。

働いている人がいるから、その他の人々が連休を楽しく過ごせるんだよ。

そろそろ疲れてきた頃、ここらでゴールデンウイークは終わりにしましょう!

皆さま、ありがとうございます!!!

 

 

バレエ発表会の舞台照明を連戦してきました。

 

4月中旬からゴールデンウイークにかけて、たまたまなのですが、バレエ発表会の現場に行く機会を多くいただきました。

 

1本目 東京都内 小品集+眠りの森の美女の抜粋

 

バレエ教室の発表会でよくあるパターンですが、前半は小品集・後半は眠りの人気部分の抜粋というもの。

今回のお仕事は、とある会社からのオーダーで兵隊として参加です。

チーフは・・・おお、仕事でガッツリと組むのは初かもしれん。

飲み会でよく一緒になる後輩女子GTちゃんです。

 

Kenzoさんが出演したと思われるホール。初めて来ました。

小屋にいたのは知ってるオヤジさん。

あら、今はこんなホールにいるのですか。お久しぶりです。

 

照明を吊り、そこへ舞台業者がバレエ用シート(リノリウムマット)をしきます。

↓こんなの。


日本の舞台は木で出来てますからね。

ササクレとかの問題もあるし、滑りにくさ、クッション性なども考慮して、バレエやダンスなどでは、舞台全面にこれを敷き詰める事が多いんです。

 

さて、昼からは場当たりと、音に合わせてのリハーサル。

チーフGTちゃんが客席に陣取り、明かりをデザインしていきます。

その指示を受け、舞台照明の調整室でオペレート&プログラミングするのが僕。

あとのメンバーはピンスポットです。

GTちゃんは作った舞台照明データ(コモスといいます)を持ち込んでいるので、基本的にはその照明を点灯させて、実際の衣裳を見て照明を修正していくスタイルです。

 

GTちゃんからすると、知り合いの僕が操作しているのでやりやすかったのか、遠慮しないで修正の指示をしてくるので仕事はてきぱきと進みます。

 

そして本番。

リハーサルまでが僕の任務の大半を占めているので、本番は演技を見ながら過ごしました。

バレエなんて久しぶりに見るな。

お仕事くださった舞台照明会社様、ありがとうございました。

 

 

2本目 神奈川県 眠りの森の美女からの抜粋

 

再び同じ会社からのオファーにて、海のある方面へ。

今回は二日間。

照明と舞台監督を兼任してのが、同い年の男、ツルちゃん。

基本的にツルちゃんの下につき、舞台・照明をやるポジションです。

少しですが音響も手伝いました。

 

今回はバレエ業者から借りたと思われるドロップ幕が何枚もあるので、それの綱元の担当です。

ドロップ幕ってのはこんなイメージ↓

 

大道具 | かりたい | サービス | 東宝舞台株式会社

 

綱元っていうのは、道具を昇降させる装置です↓

 


ブログやツイッターで僕と知り合った人からすると、僕のイメージとはかけ離れている作業かもしれませんね↑

ええ、なんせ今は普通のビジネスマンですしね☆

 

本番の担当は綱元でドロップ幕や斜幕を操作する事と、スモークマシンの操作です。

眠りの森の美女ではよくある演出なのですが、魔女カラボスの登場シーンにてスモークをモクモクと出したりするんです。今回もそれ。

 

ちなみに僕、照明担当でも舞台担当でも、緊張するのが「眠りの森の美女」で100年の眠りにつくシーンと、王子が攻めてきて100年の眠りから目覚めるシーン。

ここがねえ、道具の転換や照明演出としては腕の見せ所でもあるわけ。

今回も緊張したわあ・・・

 

とはいえ、ツルちゃんのドン引きするくらいのポジティブ思考により、本番も無事に終了~!!

お仕事くださり、ありがとうございました!!!!

 

 

3本目 神奈川県 バレエ小品集とモダンダンス

 

2本目の帰り道。

この仕事を請けてる事を知り、「こっちも来てよ」というお話をいただきました。

またも眠りの森の美女からの抜粋も含めての発表会です。

1~2本目とは知名度も大きさも全然違う大きなホールです。

あらら、久々に大きいホールだわ。

このホール、昔、舞台照明チーフとして「眠りの森の美女」全幕のデビュー戦をやった思い出のホールだわあ。

 

今回は舞台照明7名チーム。

仕込み隊長的なポジション。しかも仕込み日のみの参加で本番日はいません。

仕込み時間はノンストップで5時間30分もかかったけど、何とか仕込み任務は完了!

久しぶりに安全帯とヘルメットを使って高所作業もしました。

 

リハーサルでは再びスモーク担当。

これを本番担当する若手に教えたりする役。

 

後日聞いたところによると、本番は無事に終わったとのこと。

良かった☆

 

連戦を終えて。

 

偶然でしたがクラシックバレエのお仕事が続きました。

それも眠りの森の美女関連。

昔、舞台照明をやっていた頃、バレエのストーリーの勉強を図書館でやっていたのが、今でも活きてます。

どんな事でも後から活きてくることがあるんですよね。

お陰で無事に本番を終える事に尽力出来たと思います。

 

人生、仕事もプライベートも、勉強って大事ですね~☆

 

というワケでバレエ連戦日記でした。

 

さて次回は、色散歩の第2弾です。

 

 

 

 

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小屋付きを辞めて、事務職に転職することについて

 

 

 

小屋付きとは…

 

 

舞台照明の職種にはいくつか種類があります。

おおざっぱに分類分けすると以下の3種類がメインでしょうか。

 

①ツアーや芝居周りなどを巡る「現場回り」

②市民会館などに常駐する「小屋付き」

③ホテルでブライダルなどを行う「ホテル付き」

 

同じ舞台照明といっても全て別の仕事です。

技術面では共通した部分がたくさんありますが、「現場回り」の人が急に「小屋付き」に転職しても、接客が最低レベルでお話にならなかったり、「小屋付き」の人が急に「現場回り」になってもスピード感や専門知識が足りなかったりします。

 

その中で、僕は「小屋付き90%、現場回り10%」という割り振りの職業を続けてきました。

 

小屋付き中でも種類がありますが、僕の経歴は・・・

「市民会館などの公共施設」80%

「ショーのムービングライト」10%

「平土間のイベントホール」10%

といったところでしょうか。

 

その多くを占める公共施設での小屋付き業務。

小屋付きというのはその施設に常設する舞台照明さんであったり、音響さんであったり、緞帳などを操作する操作盤担当だったりします。

 

僕は主に「照明」と「舞台」です。

 

現場回りの人々がその道を専門的に突き詰めていくのに対して、

小屋付きの人々は、その技術面もやりつつも、市役所の方との折衝や、お客様へのホールのご案内と運用方法の説明、地域の避難訓練への協力など、多岐に渡る

「市民会館の総合職」です。

 
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↑何の関係もない(笑)

ピアノ教室やバレエ教室、吹奏楽部や合唱部の発表で市民会館や公民館などを使ったことはありませんか?

舞台袖に黒い服を着た作業員さんがいなかったでしょうか。

あれです。

 

昔は、とっつきにくいオジサンがやっていたものですが、今は新卒でも小屋付きになる人がいます。僕も17年前になりました。

 

様々な地域の催しに尽力し、会館の近くを歩いてたりすると「こんにちはー!」なんて声をかけられたりもする、地域に根差した仕事です。

 

僕は技術に偏ることなく、事務もしっかりとやるし、接客もちゃんとしようと心掛けながらやってきました。

小屋付きは専門職であると同時にサービス業でもあるからです。

これをわかってない時代遅れのアホな小屋付きも多いのですが。

 

そういった幅広い業務をしていく中で思っていたことがあります。

 

いつか、ホールを運営する職業に就いてみたい。

市や区、指定管理者の企業の下について小屋付き業務をやっていくのではなく、

その指定管理企業に入って、運営に携わることをしたい・・・と。

 

 

ホール事務職に転職

 

ついに民間でホール運営に携わる企業に転職しました。

ざっくりいうと、とあるホールに常駐して

「運営・事務」をやっていくのです。

30代後半で、技術から離れ、事務職になるというのは不安がありました。

これまで何となく事務もやってきましたが、ガッツリと本当に事務職になるというのは大変です。

 

よく技術職の人は事務職が簡単そうだと思っている人がいます。

しかしその大変さは別の種類です。

 

まず、ビジネス用語に慣れないといけません。

FAXの返信をリファックスなんて呼んだこと無いくらいですので。

事務職や営業職で当たり前に飛び交う、ミニマム、ファーストオーダー、ノーリターンン、などなどのカタカナ用語。

今まで楽屋で食べていたお弁当を用意するだけでも、様々な行程があるという事を知りました。

 

ただね、これが意外と楽しいんだよね。

もともと、ブログを書いてるくらいなので、PCで仕事するのは好きなんですよね。

そーいや初めてPCを触ったのは、MS-DOSとかいうのでパズルゲームを作るためにプログラミングした時でしたが、それが10歳くらいの時だったしね。

 

 

小屋付きから事務職に転職することについて

 

当たり前のことですが「新しい仕事をする」という事に本気でないと出来ません。

特に舞台に携わる人々は、舞台仕事を誇りに思っている部分が強すぎて、逆にそれが足かせになることがあります。

ただし「小屋付き」をやっている人は、このパターンの転職は可能だと思います。

なにしろ、市民会館の総合職ですから。

現場回りの人だと、その技術のみに没頭しているので、事務や接客が全く出来ない方が多いのですが、小屋付き経験者なら、今までの幅広い業務が必ず役に立ちます。

小屋付きからサービス業に移る人が多いのですが、その多くが成功を収めています。

 

なので小屋付きの人で、何かの理由でサービス業や事務職に転職を考えている人には言いたいんです。

 

「小屋付き」をやっている事は強みになる。

 

これは「現場回り」で手に入る強みとは別物です。

 

僕は今、事務に転じて半年といったところですが、楽しくやっております。

違う職種に就くのは迷いもあるし、不安ばかりだと思います。

けれど、小屋付きを辞めて、何か求めるものがあるのであれば、応援したいと思います。

もちろん、小屋付きはとっても立派な職業です。

ずっとその仕事をして地域に貢献していく道は尊敬します。

 

僕はとある理由から事務に転じましたが、何か検討している人もいると思って、こんな事を書いてみました。

 
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↑何の関係もない(笑)

 

 

次回からお出掛けブログに戻ります☆

 

 

ベリーダンスショーの舞台照明を担当してみる。

 

 

いつ以来でしょうか。

舞台照明について書いてみるのは。

 

あえて書かずに数年過ごしていたのですが、久しぶりに気が向いたので書いてみます。

お出掛けブログじゃない回です。

完全に舞台照明と劇場管理の事を書いてますので、お出掛け話を読みに来てくれてる方はまた次回来ていただけると幸いです。

 

 

舞台照明ゆうきの現状

 

実は僕の現在の本業は事務職になります。

舞台とか一切関係ありません。

昔は劇場管理(属にいう小屋付き)をしていて、主に舞台操作盤と舞台照明の担当をしていました。

フリーランスでの活動も可能な雇用形態だったため、お休みの日を利用して月に1~2本ほどのフリーでの舞台照明仕事を請け負ってたりもしました。

主にクラシックバレエや朗読劇、3ピースくらいのユニットのコンサートなどです。

そんな経歴もあり、今でも時々、舞台照明に携わることがあります。

今回はそんな舞台照明ゆうきにベリーダンスショーのお仕事が舞い込み、感じた事をいたって真面目に書いてみます。

 

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ダンス教室の仕事をするとき

 

ダンス系の教室の舞台照明を請け負う時、けっこう小屋付きの皆さんって苦労しているのではないでしょうか。いや、それは現場回りの会社でもそうだと思います。

打ち合わせに行くと、先生がすでに照明をこうしたいっていうオーダーを表にして持っているコトが多いと思うのですが、発表会の全てを先生が演出している教室さんなら打ち合わせもしやすいのですが、「所属している多くの先生が、担当の曲をそれぞれを演出している」時って、収集がつかないんですよね。

 

M1はルフィ先生が演出しているけど、M2はゾロ先生です。M3はナミ先生で…

 

という風になってくると、やりたい照明演出が多岐に渡ってしまい、予算的にも時間的にも膨大な数字を費やさないといけなくなったり、劇場の設備的にも無理だったり、根本的にオーダーが多くなりすぎて把握しきれなかったり。

 

なんせダンスの発表会は小屋付きがやる通常のピアノ発表会や日本舞踊、カラオケ発表会とは違い、曲の変化に合わせて次々と照明を変化させるわけですし、小屋付きが普段使わないチェイス(エフェクト)機能も駆使するわけじゃないですか。

 

そこでどうだろう。

オーダーシートを作ってしまうというのは。

仕事が決まった時点で、こちらからオーダーシートを送ってしまうの。

1曲につき特殊なオーダーは5つまでとか、サスは3か所とか、今回使える特殊効果は「目つぶし・床に模様・ミラーボールです」とか書いて送ってしまうのは。

そういったシートに書き込んでもらう中で、どうしてもやりたい追加演出は打ち合わせの上で対応していくというのは。

もちろん使用可能な特殊効果は一番トップの先生と打ち合わせの上で決めていくわけで。

 

でもこれは表現の自由を縛る事に繋がりかねないので、あくまで予算や時間や設備的に無理そうな場合に。っていう考えなのだけど。

もしこの記事を小屋付きの方が読んでいたらご意見を伺いたいです。

 

思うのはね、小屋にいる照明さんだからって「何も演出しない。うちは手を出さない」っていうのは古すぎる考えだなあってこと。古い公務員と同じだよそれ。時代遅れ。

何もしなくても良かったバブル期までの考え方なんだよねー。

いまだにバブル期の考えに溺れてる小屋の方、わりといる。

 

ちゃんと人件費と付帯備品の使用料をいただけるのであれば、ある程度は演出しようよ。過度になりすぎないように「オーダーシート」を使うの。

 じゃないと次の世代のスタッフが入ってこないよ。楽しい職場作りを心掛けなくちゃ。

 

 

今回はコワーキングスペースで作業

 

さて小屋付き業界がどーのこーのと言ったものの、本業は別業界の事務。

そのため休みの日にダンスのキューシートを作成します。

自宅でやるとテレビ見たりしちゃうので、淵野辺のコノマチカフェというコワーキングスペースで作業させてもらいました。

 

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コワーキングスペースなんて言うと、IT系の人ばかりとか、お洒落なヤツが使うんだろう?みたいな偏見があるかもしれないですが、気さくな人が運営しているコトが多く、入りやすいですよ。 

それに、舞台業界以外の方と知り合えたりするのでコワーキングスペースはお勧めです。

 

 

www.konomachi-cafe.com

 

 

いざ現場入り

 

今回の仕事は僕がチーフ、そしてピンスポには昨年もこの仕事で組んでいた20代前半のホープである、サウス(仮名)です。

二人オーダーの現場です。

サウスは僕の仕込みや照明をよく知っているコなので、仕込みはバンバン進みます。

場当たりが始まりますが、僕は気にせずシュート。もちろん迷惑かけない様に。

明かりのデータはあらかじめ、サウスにデータを打ち込んでもらってあります。

 

そんでもってリハーサル開始。

今回は3時間ほどの発表会です。

全てのオーダーに応えるには予算的にも仕込み時間的にも不可能だったため、ラスト1時間のインストラクターショーだけ出来うる限りのオーダーに応えています。

前半2時間は、サブマスター10本に10種の明かりを入れておき、5本に5種のチェイスを入れておき、それらのミックスで対応しました。

完全にオーダーに応えられるわけではありませんが、近い明かりは出せます。

あとはストップウォッチ見ながら、転調するタイムだけ書き込んでおいたキューシート見ながらオペレートです。

 

もちろんこれで不完全燃焼な先生や出演者さんもいると思います。

そんな時は、きちんと先生や出演者のいる舞台や楽屋まで行って、今回はこういう理由でオーダーには対応出来ないけど、こんな演出なら可能です!って代替え案を出します。

ただ単純に高圧的に断る照明さん多いよね。

お金を払っていただいて雇われているんだから、その辺はきちんとしないとね。

社会人なんだから。

社会のお金の流れや経済について学んでないんだろうね。

代替え案があれば、納得してくれる方がほとんど。

もちろんダメな場合もあるでしょうけど(笑)

 

それにしてもベリーダンスの照明やってる人って

 

僕は近年やたらとベリーダンスの舞台監督をやってきたから不思議に思ってこなかったんだけど、そういえばベリーの照明って誰がやってるのかな。

大きなショーだったらダンス系が得意な照明会社がやっているんだろうけども、300人から1000人くらいの劇場で、教室の発表会をやる時ってどうなんだろう。

劇場の小屋付き会社に頼むのかな。やっぱりダンス系の照明会社に頼むのかな。

 

今回の僕でいえば、小屋付きの会社に発注があり、そこから僕にチーフのオーダーが来たという流れなのだけど。

 

何件かベリーの照明をやってきた中で、よく言われるのが「ベリーダンスの照明をやってらっしゃるんですか?そういう人がなかなかいなくて。今度うちの教室もやってもらってくださいませんか?」という趣旨のもの。

どうやらライブハウスで普段はショーをしているコトが多く、今回の様に劇場でやる機会は少ないのかもしれない。

 

そんなワケで、今回も多くのキューを作り、なんとか無事に本番を終えました。

しばらくしたらyoutubeに抜粋がアップされる様なので客観的に見てみようかな。

 

今回も僕をチーフにご指名していただいたサウスさん、教室の先生方、劇場の舞台スタッフの方々、ありがとうございました。

ちょっと疲れたけれど、楽しい1日でした♪

 

 

というわけで、全く職人風な雰囲気が無いという評判の舞台照明屋ゆうきによる考察でした。

お仕事は楽しくやらなくちゃね♪

 

 

ワールド・ライティング・フェア

関東の舞台照明さんであれば誰でも一度は行ったことがあろうイベント、

ワールドライティングフェア。

2年に一度のこのイベントに、4年ぶりに行ってきました。

場所はパシフィコ横浜です。

なんのイベントかというと、照明の展示会です。

全国各地からいろんな照明会社が出展するわけで

最新の照明機材・映像機材を展示してるのです。

200807051104000  

↑メイン・ライト・タワー。(世界的な照明デザイナーが手がけたとのこと) 

京舞台照明さんは音楽かけて映像&ライティング・ショー、

綜合舞台さんはブルマンズというバンド呼んでミニ・ライヴやってました。

いやー、大変そうです。

歩いていると知ってる照明さん・音響さん・レーザーさんなど

色々な人に遭遇します。ちょっと同窓会的な感じです。

↓あ、そうそう。意味不明ですがメインゲートの看板は携帯電話風でした。

200807051251000 

↑でかい携帯だねぇ(笑)2メートル以上あるから携帯できないよー。

 

最後にテレビ照明のワークショップを見に行ってみると

何故かフジテレビ「僕らの音楽」のセットが・・・。

実際の「僕らの音楽」のスタッフが収録のテクニックの話をしてくれました。

そして、最近、アニメ主題歌を歌ってるというCOONというアーティストが3曲ほど

歌ってましたが、なかなかいい曲と声だったので、これから売り出す方かも。

 

そしてパンフレットたくさんいただいて帰りました。

休みで来たのに勉強な半日となりました。

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