真冬の香川編、第9回です。
今回からこの旅の最終章となります。
↓前回
1月11日 10:20 香川県高松市 高松港
アートな1日を過ごすため、直島へと渡ります。
しかし、港で出くわしたのは衝撃の案内板。
なん・・・だと?!(;゚Д゚)
直島自体が休館日ってどういうコトだ一体・・・
恐る恐る係員に聞きます。
「もしかして今日、直島って何もやってないんですか?」
「そう!美術館は全部休み。お店もほとんどやってないと思うぞ」
久しぶりに頭が真っ白に・・・
だって旅の最終日であるこの日は全てを直島で過ごそうとしていたんだから。
実はこの日。
前日まで世間は祝日を含めた3連休。
その影響で島全体の一斉休館日が設定されていたのです。
後から知ったところによると、同じ様に衝撃を受けて旅の行程を全て変える人もいるのだそう。
知人にもいましたが、この後、偶然にもその知人と同じ行程を辿ることとなります。
「直島行っても今日はつまらんだろうから。隣の島でも行ってみたらどうだ?」
「と、となり?」
「そう。豊島(てしま)」
聞いたことないけど…
「最近人気が出始めた島なんだよ。ほら、その船で直島まで行って、さらに乗り換えれば行けるよ」
言われて慌ててチケットを買い、5分後には出航!!
この船は直島行きのフェリーです。
バタバタと乗り込んだけど、この船で直島まで行って、その先どうやって豊島へと行くのか。
そして島旅で怖いのが、帰るための手段。
何も知らないまま、瀬戸内海の上をフェリーは進みます。
大丈夫かな。
今日の夜、内陸部にある高松空港まで戻り、飛行機で羽田へと飛ばなくてはいけないのだけど。
未知の島で、まるっきり計画などない旅が始まろうとしています。
まず向かうのはアートの休館日島、直島。
僕にとっては瀬戸内で9つ目の島です。
茶色が本日の行程。
50分ほどの船旅で直島が見えてきました。
右側に見えているのが直島。
その向こうには本州が見えています。
岡山県なのだそう。
そしてまずは直島へと降り立ちました。
直島の屋外アート散策
おお!!さすがはアートの島!!
これは松本でも有名なドット柄のかぼちゃ!!
そう、かの草間彌生さんの作品です!!
カボチャ内部から遥か遠くの四国を眺める。
いくら休館日とはいえ少しは直島アートを満喫せねばね!!
屋外のアートは休館日でも見る事が出来ます。
まあ港の近くにはいくつか点在しているので少しは直島を楽しんじゃいましょう!!
不思議な建物。
ここ、なんと銭湯だってんだから不思議。
その名も「 I ♡ 湯 」
ふーむ、ぶっ飛んだネーミングだな。
さて、ちょっとした散策の後、いよいよ豊島への船がある港へと向かいますぞ。
最後の島「豊島」へ
この真冬の香川旅で最後の島となるのが予定には全くなかった「豊島」
人口はたった1000人ほど。
車の乗り入れは原則出来ないという小さな島です。
これまでの小豆島や直島とは違い、観光地化している島では無い様です。
基本的にジモトの人ばかりの小さな船で向かうのだそう。
わお。
漁船じゃねーよな。
運行している会社も、今までは四国・瀬戸内の大きな会社の船でしたが、この豊島への船は違う様子。
ほんの10名ほどを乗せて船は直島を出発です。
さよなら直島。
今回は高速艇の様です。
ゴウゴウとエンジンを唸らせながら船は最後の島へと進んでいきます。
10名の乗客のうち、観光客は6名かな。
果たしてこの旅最後の島ラフテルはどんなところなのか。
ラフテルじゃないや豊島だ。
12:25 未知なる「豊島」に到着
そしてついに辿り着いた、全然知らない島「豊島」
小さな島といっても周囲は20キロほどあるのだそう。
人口1000人とはいっても食事処はあるのだそう。
しかし、車の乗り入れが基本的には無し。
路線バスも走っている気配はない。(あるのかもしれないけど)
そこでどうやって巡るのかいうと。
目の前に飛び込んできたのは、瀬戸内の島旅といえばアレ。
これかあ~。
自転車!!!
むむむーう!!全然予定してなかったけどレンタサイクルの旅が始まる!!!
2年前、レンタサイクルで広島県から愛媛県まで、瀬戸内海を渡る旅をしたのだけど、それ以来のレンタサイクル島旅!!
この未知の島で、風を切り走り出します。
香川編、完結まであと2話!!
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