とことこ信州/松本城下町湧水群編、第2話です。
↓前回
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2022年7月24日 湧水群巡りは3ヶ所目までクリア
松本城からスタートした24ヶ所の湧水群巡りは、3ヶ所目までクリアして、4ヶ所目を目指します。まだまだ序盤なので一気に行きますよぉ~。
4.北馬場柳の井戸
柳と井戸・・・・。
やっぱりこれはセットなのか。
そもそも知らなかったんだけど、柳は水分を多く含む土壌を好むらしい。
だから井戸の脇によくあるんだね。
ここは元々お堀だった場所らしい。
それが明治維新の時に、お堀が埋められたのだけど、水が湧き出していたので、そのまま井戸にしたという事なのだとか。
お堀だったという事で、この井戸自体、現在の道より少し降りた場所にあるのでちょっと陰っていて雰囲気がある。
5.北門大井戸
続いてもお堀を埋めた場所にある井戸。
ここも現在の道からは低い位置にある。
ここはブラタモリでも写ってたよね確か。
そしてやっぱり柳の木がある。
今はちょっとした公園。
写真右を見ると道より低いのが分かるかな。
ここはちょっと変わった歴史。
さっきから書いている様に、この辺はお堀が埋められたんだよね。
大きなお堀をどんどん埋めていく中で、この辺りは最後の方だったらしい。
すると元々お堀には大量の水があったわけで、最後の方に埋める予定だったここら辺は、水の行き場が変化したせいで、湧き水が噴出したんだとか。
それがこの井戸になったっていう展開。
ここは人気の水くみスポットらしくて次々と人がやってきてました。
この辺りまで来ても水に甘味を感じます。
ただそれぞれの井戸で少しずつ味が違うというのは分かります。
お堀の水を追う展開に・・・!!
さてこの北門大井戸。
すぐ横は今でも残っているお堀があります。
こうして近くで見てみるとお堀の水も綺麗なんだなって。
松本城の目の前のお堀はそんな事ない様な気もするんだけど・・・どういう事だろ。
地図を確認してみる。
どうやら現在地点のお堀は、松本城の目の前のお堀とは繋がってないらしい。
地図を見た感じ、その一つ外側に存在したお堀の一部が残っているという事らしい。
そしてここは総掘というお堀なのだけど、総掘というのが何なのかはまた勉強しないといけないなって。
その総掘の沿いには・・・
丸ビルがあった(笑)
そう、つまりここは丸の内という地域なのね。
丸の内・・・なるほど、って覚える事が多すぎるなこの散歩。
掘りで出来た内側っていう意味じゃなかったっけ、丸の内って。
そんな総掘だけれど、夏場という事もあってベンチとかは雑草の中!(笑)
これじゃ休憩も出来ないね。
そのベンチの正面方向にはさっきの北門大井戸が見えてます。
さっき、あの柵のトコからお堀の水も意外と綺麗だなーとか言ってた訳で。
・・・ん?その足元から・・・何か水が出ている!?
ちょっと拡大してみよう。
写真の左側の部分。
水がお堀に流れ出ている・・・。
これは??
北門大井戸と同じ地下水から湧き出てるのかな??
あの井戸はお堀を埋めていった最後のポイントで、そしたら湧水が出てきたという話だったという事だから・・・・やっぱり地下水が湧き出ているんじゃ??
それがこのお堀の水となっているのか??
なんだかこの水の流れが気になってきて、井戸巡り本編から離れて追ってみる事に・・・。
すると総掘は屋形船の様な形をしたお店で行き止まりの様になっている。
いや待て。
よぉく見てみる・・・・
お堀の行き止まり・・・右側が続いてね??
赤で囲った部分。
続いてるよね!
そうか、お堀って何だか池の様に水が滞留しているイメージだったけど、流れがあるんだ。だから綺麗な水質なんだ。
さっきの北門大井戸の地下から出てきた水(他にもあるのかもだけど)はここを抜けてまだ流れが続いているんだ!
屋形船の様な形のお店の横まで行くと、やっぱりまだ流れに先があるのを見つけた!
あの門みたいなの。
あそこからまだ続きがあるんじゃない??
よし追ってみよう!(井戸巡りはどうした)
そこから南の方へ路地を探していくと、割烹松本館の下あたりを通過してる感じがした。
※松本館の写真は忘れたのでこちらの写真は2022年2月のもの
さらに南を探検していくと、ホテル花月の駐車場で水の流れを発見!
うお!ここだ!!
やっぱりお堀から地下を通って流れてきている!
え、これどうなってんの。
気になって階段を降りてみる。
なんと!
こんな立派な地下水路になってるじゃないか!!( ゚Д゚)
この奥がお堀。
そしてトンネルから出てくると、その先は再び地下へ。
この細り路地、何度か歩いた事あるのだけど、ここは水路の真上だったのか。
元々水路があったから建物が無い状態で、そこに蓋をするように道を作ったのね。
これはあれか?暗渠ってやつか?(あんきょ)
東京だと暗渠散歩なんて言葉も聞くけれど、これがそうなんじゃないの??
この路地を抜けて振り返ってみると、いかにもここは水路だったという感じの建物の配置。
いやそのもっと昔はお堀だったんだろうけど。
ここから先はちょっと水路を見つけられなかったけど、恐らくは「なわて通り」あたりで女鳥羽川に流れ出すに違いない。
女鳥羽川→奈良井川→犀川→千曲川(信濃川)→新潟市にて日本海のルートだ。
凄い・・・壮大だな、水の流れというのは・・・。
・・・ん?井戸はどうした( ̄▽ ̄;)
スピンオフで水路散歩にした方が良かったか??
というわけで、丸ビルあたりまで戻って、井戸巡りの続きだ(笑)
全然進んでない(;・∀・)
水路探検、楽しくて夢中になっちゃったよ。
→次回へ続く(井戸巡り 残り19ヶ所…)