信州に移住して早5年強。
それだけ住んでいれば、色んな方と知り合う事があります。
少し前、オフ会で会話する機会があった方に、こんな冊子を教えて頂きました!
Skima CHIKUMA(スキマ千曲)
信州の王道スポットだけではなく、「信州のスキマを好きで埋める」といったコンセプトで作られている「スキマ信州」というローカルメディアがあるのですが、
こちらのスキマ千曲は、それのさらにローカル版の冊子!
千曲市バージョンになるとのことです!
↓Web版
中身を覗いてみると、ほうほう、知らないけれど行ってみたい場所がわんさか!
ということで、今回はそういった場所を巡るため、千曲市の西側から東側へとドライブしてみたいと思います!
冊子を元に動くのは珍しいのですが、やはりそこは適当な僕なので、全然違うスポットにも行く展開となるのでした・・・!!
千曲市横断ドライブ編、全3話にて開幕っ!!!
千曲市横断ドライブ!
千曲市とは・・・
ていうか千曲市って何処じゃい!!っていう人も多いと思うのでまずは解説っ!!
千曲市というのは長野県の真ん中ら辺よりちょっと上くらいに存在する市です。
有名な善光寺のある長野市の南側、真田で知られる上田市の北側。
そんな場所に位置し、実はセンマガリ市ではなく、チクマ市と読みます。
(最初に英文字で登場したから分かるか・・・)
名産品はアンズです。
今回のドライブでも何処かでは食べたいねアンズを使ったものを!
姨捨の棚田を散策せよ!
ということで、僕の住む長野県松本市から高速道路で北上してきました。
姨捨サービスエリアのスマートインターから降りて、まずは姨捨の棚田という場所を歩いてみることにします。
姨捨山、長楽寺さん。
おばすて山・・・。
そう、長野県民でなくても聞いた事のある人も多いであろう、あの姨捨山です!
老人を捨てる山っていう風に単純に考えてる人も沢山いらっしゃると思うので、プチ解説すると・・・。
伝説は確かにあります。その内容は数種類あるかもしれませんが大まかに言うとこうです。
お年寄りが大嫌いな殿様が「60歳過ぎた年寄りは山に捨てよ」というおふれを出していたので、とある青年は自分の母親が60歳を過ぎた時に山へと運んだ。
ところがこの母親は大変頭の良い人でした。
隣国の殿様が無理難題をこの地域に出してきますが、この母親のアドバイスでそれらの難題をクリアしていきます。
隣国の殿様「ぐ・・・あの国にはよっぽどな知恵者がいるに違いない・・。攻め込むと痛い目に遭いそうだ・・・戦うのはやめておこう」
ということで戦いが回避されたため、この地域の年寄嫌いの殿様は「年寄りの知識と経験すげえっ!!マジヤバ!!!」と考えを改め、以後、60歳越えても家族と暮らせるようになりました。
※ただこれは伝説の要約であり、こんな伝説が存在するという事は「元になった出来事」があるはず…(;´・ω・) あと、「殿様」って書いたけど、この長楽寺の創建とかと合わせて考えると「殿様」とかいう時代じゃない気がする…もっと遥か昔の様な…※
そんな長楽寺は山の斜面に位置する静かなお寺。
難しい事はさておき、今の風情と景色を感じて歩いていきたいと思います。
え?じゃあ伝説の話するな?
いやいや、姨捨山って書いてあったら説明くらいしときたいでしょ。
上から降りてくるように長楽寺さんの境内を通過。
新緑の季節とあって植物の生命を感じる色合い。
長楽寺さんを抜けると、長閑な散歩道。
橋のところまで行って前方を見ると何だか期待値の上がっちゃう景色!!
あ、これはあれだ。
あの坂道を登りきると、壮大な景色に出会えるパターンのやつだ!!
(たまに住宅街に出会うときもあるけど)
登っていくと・・・・
次第に遠くまで見える景色になっていきます。
この右の樹の感じが良いよね。
やってきました姨捨の棚田!!
半分くらいの田んぼには水も入り始めている様です。
ん?
もしかして全てに水が入った後に来た方が良かったか???
とはいえ、この状態でもなかなか綺麗!!
もちろん苗が植え付けられた方がより爽やかな景色かもしれないけど、それでも今も良いぞ!
ところで田んぼの水ってどうやって入れてるか知ってる?
まさか大雨が降るのを待ってるとか思ってないよね?
川が近くにあれば、そこから水を引くわけだけど、ここは棚田なので、川から引いた水も凄い勢いで流れてました。
この水をね、田植えの季節が来た時に田んぼに入れていくわきょ。
・・・?わきょって何だ。わけって書こうとしたんだけど。
今まさに田んぼに水を入れ始めた場所を発見。
カラカラに乾燥した土に、水分が広がっていく!!
こうして1枚1枚、水の入った田んぼが増えていくんだね。
それにしても広大な景色だな、この棚田は。
だいぶ登っていくと、JR姨捨駅へ行けそうな看板が。
よし、このまま駅まで行ってみよう。
姨捨駅付近
息を切らしながら大分上の方へと登ってきました。
田んぼへの水を引いてそうな川とかの気配もします。
登っていく途中、ゲストハウスなんかもあったぞ。凄いところにあるなあ。
駅のすぐ近くに川。
ここから水を引いてるのかな??
そして駅も見えてきます。
姨捨駅。
何だか映画に出てきそうな駅だよね。
駅の標識を見ると分かると思うんだけど、ここは線路がジグザグに進んで行くの。
スイッチバックってやつね。
ほら、この先は線路も行き止まり。
ここまで来て折り返すんだよね、電車が。
それがスイッチバック。
関東民の僕としては箱根登山鉄道を思い出す。
そんな趣のある姨捨駅。
先日、2度ほど電車で通過したけど夜景も綺麗なので、機会があれば見てみて!
姨捨駅を通過すると下り坂。
ここから一気に最初の長楽寺さんまで戻ります。
ここから車は写真中央に見えてる大きな橋の辺りまで移動します。
ランチしなくちゃね!ランチ!!
→次回へ続く!!!