大鹿村って聞いた事あります??
長野県南部に位置する村で、人によっては「大鹿歌舞伎」とか「ディズニーランドの建設候補地だった」などの話題で知っているかもしれません。
実はここは長野県で2番目に山奥の村とされているのです!(1位は栄村)
この大鹿村にお仕事で何度か行く機会があったので、お昼休憩中に撮った写真で大鹿村訪問の事を書いておこうと思います。
そこは・・・・独特の雰囲気があり、心に深く残る風景の村でした。
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大鹿村のある場所
長野県内の話とはいえ、実は大鹿村は松本市からはかなり離れてる。
大体100kmくらいかな。
高速道路を使って、1時間45分程で行けます。
しかし高速道路を松川インターで降りてから、想像していたよりも狭い道が続いてく。
県道59号線ってトコを進んでいくんだけど、写真の様な狭い道もけっこう続くし、災害やリニアなどの工事車両も多く、かなり気を付けて走る展開。
何度か訪問したけど夜は真っ暗闇。
昼間はおサルさんが飛び出してくるし、夜はもっと大きいヤツが出てきてこっちを見てた。それは・・・・鹿でした。
正直、長野県内にこんな山奥の村があるとは知らなかった。
フォロワーさんにも何人か大鹿村の方がいるんだけど、こんな感じの村とは思ってなかった。
3回訪れたんだけど、こんな道ったから、毎回、ワクワクしながら大鹿村に向かう。
※雪予報の日はさすがに緊張したけど・・
大鹿村訪問 1回目
やってきました!大鹿村!!!
これは村の中心地近くにある「道の駅」からの景色。
流れているのは小渋川という名前の川だそう。
そしてまずは噂に聞いていた山の光景に驚きます。
大きく崩れています。
大きくって言葉では片づけられないほど。
とんでもない規模の範囲が崩れている。
これは昭和36年6月にあった猛烈な豪雨の時に、山の斜面が大崩落した跡なのだそう。
三六災害と呼ばれるこの時の豪雨は長野県でも史上稀にみる大災害となり、ここ大鹿村だけではなく飯田市や周辺の村や町にも甚大な被害を出したといいます。
写真の山は大西山といって、大崩落した土砂は川の対岸まで及び、先ほど写真で写っていた小渋川の流れを変えてしまうほどだったとか。
当時の写真も調べましたが、そこに写っていたのは、にわかには信じられない光景でした。
その後、平成13年に治水対策などが完了し、今は大西公園という公園になっている部分もあります。南信のフォロワーさんに教えて頂きましたが、桜が見事な公園だそうです。
大鹿村のフォロワーさんからは、昭和の時代には夜中に岩だか石だかが落ちる音が時々聞こえていたと教えてくれました。
今は整備されていて、小渋川も綺麗な流れになっていました。
冷たいっ!!
でも物凄く綺麗だ・・・。
道の駅「歌舞伎の里 大鹿」
大西山をすぐそこに見る場所に綺麗な道の駅がありました。
ここまで山奥のイメージ中心に書いてきたけど、最新の道の駅です!
めっちゃ綺麗!!
食堂も付いていて、こうして屋外席もある。
12月訪問だからさすがに外では食べないけれど・・・。
まあ、とにかく綺麗で過ごしやすい道の駅です。
さて、お昼休みに頂くのはこちら!!
山塩ラーメン!!!
さっぱりした塩ラーメンだけれど、優しい味わいがある。刺激の少ない塩味・・??っていう表現が良いのかわからないけど。
こちらも実は大鹿村のフォロワーさんのツイートを見て注文したメニュー!
今回、殆どの事をツイッター仲間から情報集めて訪問しています(笑)
そして実はこれ、大鹿村の山で採れた塩を使ったラーメンなのだ!
はあ?山で塩は採れないよ!
と思う方もいらっしゃるでしょう。
僕も「山で塩って何のこっちゃ」って思ったもの。
実はこの大鹿村・・・・
山で塩が採れるんです!!!
「だから山で塩は採れないって言ってるでしょ!」とコメント来そうですが、採れるんだから仕方ないでしょ!!!
塩水が湧き出るんですよ。山なのに。
鹿塩という地区に湧き出る塩水。
何故この山奥に?という謎はしっかりとは解明されてません。
一説によると、太平洋側の海底にあるフィリピンプレートが本州に沈み込んでいく時の塩分が、この大鹿村の遥か地中の位置で、地上付近まで湧き上がってくるとか。
だとしたら、それっていつの時代に海から取り込まれた塩分なの??何千年とか何万年前ってこと?
はたまた、大鹿村の地下に塩分を含む部分があって、それが地下水と合わさって地上へ出てくるという説。てかこれもじゃあ地下にある塩分っていつの時代?日本が海だった頃?
ううむ、時のロマンを感じる塩だなあ。
とにかく、謎に包まれた塩ですが、昔から大鹿村を支えた品であるわけです。
鹿が湧き水に集まってるから、何だろうと思って調べてみたら塩水だった・・・というのが事の始まりですが、それがいつの時代の話なのかはよく分かってないそうです。
いくつか解説を読みましたが「太古の昔」と表現されている事が多いです。
さてここは解説ブログじゃなくてお出掛けブログなので、お出掛けの続きを。
お昼ご飯を山塩食べましたけど、せっかく大鹿村まで来たのでお土産を買います。
大鹿村産だよ!!国内産ってあんまり見かけないから貴重だよね!
あの八幡屋磯五郎でさえ殆ど国内産じゃないんだから!
こちらの一味唐辛子、これは詰め替え用。
実は豊丘村ってところに仕事で行った際に、本体は買っていて、自宅で愛用してるのだ!
けっこう辛いけれど、旨味があって色んな料理に合うの!超お勧め!!
何を隠そう、こちらもツイッターでフォローしている大鹿村の方に教えてもらったのだ。
ていうか生産者さんなんだけどね!
え??ステマじゃないよ!本当に旨いの!
大鹿村訪問(2回目)
さて2回目の訪問。
写真は小渋川から見た村の中心部と思われる場所。
小学校とか民宿とか食堂とかもあるよ。
人口1000人くらいの村だから、お昼時に食べる場所っていうと何か所かに絞られる。
他のメンバーと別行動していても結局食べる場所で一緒になっちゃったりとか。
工事関係で働いてる人も多いみたいで、作業着姿の男性がとても多い。
ていうか僕も作業着なんだけど。
↑読者が想像してる僕のイメージに合わないかもだけど。
塩の里 直売所
夕方にお仕事を終えて、塩の里という場所へやってきました。
直売所があるということで、奥さんへのお土産を買うために立ち寄りました。
実は2日連続で大鹿村に来ているのだけど、松本からは往復で200kmだから結構遠いんだよね。だからお土産も買いたくなるの。
2日連続で往復200km通勤ってちょぴっと疲れるよね。
1個食べてみて、美味しくて何個も追加で買っちゃったんだけど、塩もなか。
これ、ほんのりと塩味が効いてるんだけど優しい甘みもあって最高。
適当なお茶じゃなくて良いお茶と合わせて頂きたい一品!
それと奥さんが絶賛してたお土産がこれ!!
山塩クッキー!!
素朴で優しさを極めた様なほろほろクッキー。
これがめっちゃ美味しい!
奥さん超絶賛!次回も買う事に決めた!!
もっと上流に一味唐辛子の河原嶋さんがあると思うんだけど、松本のオフィスに戻って残務整理があるから帰ります。
大鹿村訪問(3回目)
さっむ・・・
今回は粉雪が舞う中でやってきました。
この日、関越道では例の大雪大渋滞が始まっています。
長野県北部でも大雪となっているけど大鹿村は南側なせいか雪降ってない。
ちょっと意外。
だいぶ冬になってきてる感じが空気からも伝わってくる・・・。
今回は夜までお仕事なので特に写真は無いのだけど、村の中心地ですごく気になるお店(食堂)を発見。
このインパクト、驚くなかれ。
これは・・・・
なかなか初見で入れる人は少ないだろ・・・。
ディア・イーターって・・・・。
鹿肉カレーとかが頂けるらしい。
どうやら昔、原田芳雄さんの映画「大鹿村騒動記」で使われた建物とのことで、何となく納得。松たか子さんも出演してるよ。
村民300人がエクストラ出演!
え、村民1000人くらいなのに300人も出たの!!!!!
何となく納得・・・。ちょっと韻を踏んでる表現??
どうでもいいか。
今年の大鹿村訪問はここまで
そんな訳で3回に及ぶ大鹿村訪問記でした。
2回目の訪問時、18時にお仕事を終えて、塩の里まで移動して空を見上げると・・・
たくさんの星が。
大鹿村の人は毎日こんな空を見ながら暮らしているんだなあ。
なんて思ってみたり。
きっと来年も少しお仕事しに来るんじゃないかと思いますが、とりあえずひと段落。
またね。大鹿村。
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↓参照記事
塩水の湧泉から採取される大鹿村の山塩の謎|地域情報|長野県のおいしい食べ方
↓立ち寄ったリスト
道の駅「歌舞伎の里大鹿」ウェブサイト – 道の駅歌舞伎の里大鹿へようこそ
南信州大鹿村 塩の里直売所 大鹿歌舞伎で有名な南信州大鹿村で、美味しいブルーベリーや、はざかけ米を生産・販売しています。
↓美味しい一味唐辛子の河原嶋さん