2泊3日4都さんぽ編、いよいよ最終回です。
2016年1月8日 13:20 兵庫県姫路市 姫路城
昨年5月、僕は新幹線に乗り、しまなみ海道の旅へ向かうために移動中でした。
その時、新幹線の窓から遠くに見えた白い巨大なお城。
近い将来、絶対にあそこに行こう。
そう思い約8ヶ月。ついにその白く巨大なお城、世界遺産・姫路城へとやってきました。
この旅の、最後にして最大の目的地です。
前回の更新で載せた明石海峡大橋辺りでは曇り空だったのが、ここに辿り着いた辺りから晴れてきました。
しかし予報は雲りのち雨。わずかな時間の晴れ間に姫路城へと来れたのは幸運としか言いようがありません。
そしてついに、別名・白鷺城とも呼ばれるお城を目にすることが出来ました。
こ・・・!!
これが・・・・!!!(;゚Д゚)
これが・・・姫路城か・・・!!!
なんという美しいお城でしょうか!!
こんなお城は未だかつて見た事がありません!!
そして白鷺という別名の通りの眩しい白い漆喰!!
いやあ、もうワクワクが止まりません!!
しかも広大な敷地を誇るので、見所も多数!!
まずは百間廊下という長い長い廊下へ行ってみようと思います。
↑の写真はその百間廊下の外壁です。
この様な廊下がずうっと続いています。
実際には300メートルほどの廊下ということですが、あまりに長いので百間と呼ばれています。(1間は1m80cm程です)
廊下をゆっくりと歩き、当時の人々がどういう暮らしをしていたのか・・・と想いを巡らせます。
とはいえ・・
この姫路城が、現在の形となったのは江戸時代初期の頃の様ですが、最初にこの地に本格的に城が築城されたのが1346年頃と伝わっているそうなので、当時の人々といっても、当時がどの時代なのか、僕にはよくわかりません。
その長い歴史の中、僕の様な歴史オンチでも知っている人物がこのお城に関わっています。
大河ドラマの題材にもなった黒田官兵衛はこの城で生まれていますし、その黒田官兵衛の勧めで、羽柴秀吉が3年ほどこの城で城主を務めています。
こういった歴史や、その美しさから、大政奉還後の明治時代になっても、お城を取り壊される様な事はなく、しかも世界大戦の空襲でも、姫路の町は壊滅的な被害を受ける中でお城は生き残り、現在の姿を保っています。
こうして1993年。
奈良の法隆寺などと共に、日本で初の世界文化遺産に登録されたのです。
2009年からは約5年をかけて、「平成の大改修」が行われ、眩しい程の白さの姫路城になったのでした。
というのは旅の合間や後日に勉強しました(笑)
それにしてもドコを歩いてもカッコ良いお城です。
白鷺という別名がつくのも納得の白さと美。
いや本当、来て良かった。ここはすごい。これぞ世界文化遺産。
いやあ青空に映える!!
白い曇り空だったらどうしようかと思ってたので、わずか2時間程ですが晴れ間のタイミングになってくれてありがたい!!
そしてついに天守閣へと入ります。
お城が広いのはわかっていましたが、やはり中に入ってもその広さを感じます。
普通、部屋は大きくても廊下はそこまで広くとっていません。
なのにこの開放感のある廊下。
格子窓の向こうには姫路駅へのメインストリート。
姫路の街は、しっかりとお城を中心にして作られているのですね。
何しろ、本来は駅前まで全てが姫路城の敷地ということで、そこに鉄道を走らせる事が出来ないから、駅はあんなに遠くにあるというくらいです。
姫路城の敷地だから新幹線すら通してもらえない。これが素晴らしい。
こうして天守閣から見てみると、姫路というのは相当に栄えた街だということがわかります。その礎には、この姫路城があるのですね。
ふっと、辺りが薄暗くなってきました。
わずかな晴れ間が終わったかと思うと、小雨まで降りだしてきます。
一気に様相の変わる姫路城。
ゴゴゴゴゴ・・・という擬音をつけたくなる様な迫力。
いや凄いな・・・鳥肌が立つような異様な雰囲気があります。
暗くなってきた事もあり、そろそろこの旅も潮時の様です。
まだ15時過ぎという時間ではありますが、大阪までローカル線で帰る計画になっているので、帰路に着こうと思います。
3日間通して、平和でのんびりで、美味しいものをいただける時間となりました。
いつものハプニング旅を期待していた皆さんにはスミマセン(笑)
それはまた次の旅で!
というワケで!!今回の旅はココマデ!!
京都も大阪も神戸も姫路も、まだまだ魅力ある場所がたくさんあるので、またいずれ来たいと思います。
また来よう!!関西!!!
参考ガイド:
「タビッテ京都」「タビッテ神戸」「日本の世界遺産めぐり」 by全て昭文社
「Holiday」より h.sarinaさんのプラン2つ
スペシャルサンクス:
大樹さん
関西横断!四都さんぽ旅 完