2019年1月
それから大体、二ヶ月に一度のペースで真面目な事やどうでも良い事をテーマに書いてきたこの松本移住レポート。
移住から2年となる今回の更新で、一旦、最終回としたいと思います。
もちろん、これからも松本での暮らしは続きます。
なのでここで一旦レギュラーシリーズ最終回とはなりますが、また何か書きたい事柄が溜まった時に・・・・ひょこっと登場するかもしれません。
でもとりあえず今回が最終回。
最後のテーマは・・・・
ずばり、移住して良かったかと思えたかどうかです。
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改めて略歴を
2018年までは東京多摩地区、神奈川県、千葉県を転々としながら舞台照明15年、会議施設の運営を2年強、基本的にイベント周辺のお仕事で暮らしてきました。
2018年11月の結婚を機に、奥さん(当時、ブログではアズミノさんという仮名で登場してた)の地元である長野県松本市へと移住しました。
※2016年4月~10月にも一度、移住挑戦しましたがブラック財団に所属してしまい撤退。
住居も変われば、職種も変わる。
舞台周辺の仕事をしていた僕ですが、39歳にて仕事の業界も移籍。
顧客の元へ行き、PC等を使って色々と設定などをするポジションになりました。
わずか半年で何故か信州担当の課長に・・・。
全然分からない職種で責任も着き、この年の9月には朝の通勤時に過呼吸で道路で座り込んだり・・・翌年6月には不眠症になったり・・・
そんな事をしながら2020年10月に、ふと精神が安定しました。
移住から1年9ヶ月かかりましたね。振り返るくらいの余裕が出るまでに。
なので、移住にプラスアルファで完全なる業種チェンジは推奨出来ないなあ。
いや、20代で下っ端としてやってくんなら良いんだろうけど、不眠症の頃には統括課長とかいう超偉そうなネーミングのポジションになってたしなあ・・・
え、フリーランスなら責任は一人で背負ってくんだから普通の事だよって?
いや、僕も本業やりつつフリーランスで舞台照明やってたから分かるけど・・・
会社員で課長とかになると背負う責任は自分と家族だけじゃないんだよね。
チームに所属しているメンバーや関係各所の人生にまで影響出るんだよね。
失敗したら会社が支えてくれる事もあれば、会社に損害を与えて僕以外の人も暮らしが変わってしまったりするから・・・
なので移住と共に完全に別の業界に変えるのは若いうちが良いかなって。
時期をズラすなら良いと思うけど。
そんな訳で、今は何とか生き残り、2年間の様々な経験を通して、移住レポートのまとめに入ります。
その前に一息つこうか。
オブセ牛乳なんかどう??
※最近のお気に入り
移住して2年経っても、これが大苦戦!
寒いよ…
まず2年間住んでみて一番の苦労ポイントはこれに限る。
寒い。
2019年、2020年と、暖冬だったんだけど、やっぱり東京多摩地区に比べるとだいぶ寒い日も多い。
徒歩30分ほどの通勤をしているんだけど、マイナス9度とかの日は徒歩はキツイ。
耳当て忘れると千切れる様に痛い。
ただ、慣れてくると昼間に1度や2度あると暖かく感じてくる様になる。
風が吹いてない日の2度は暖かい。間違いない。
そして家は防寒を考えて、マンションは角部屋ではない場所を選んだ。
角部屋は寒い。あと、アパートは寒い。
なので多少家賃アップしても良いからマンションにした。
何でかって言うと、僕も奥さんも寒さが苦手だから。
本当なら地方に移住したんだから古民家暮らしなんて憧れる部分もあったけど、うちの夫婦には全く無理。
てことで全く逆方向に振り切って・・・
- 狭め(一度温めれば暖かい)
- ほぼ新築(防寒対策されてるはず)
- 大手のマンション(壁が厚いから暖かいはず)
という全然地方暮らし感ゼロのおうちに決定(;・∀・)
じっくり検討した甲斐あって、家に帰れば暖かい暮らしを送れる様になりました。
こたつ必須だけどね!
住む家に地方暮らし感を求めるのであれば、やっぱり古民家暮らしが最高だと思う。
レトロだし落ち着いた雰囲気あるし、広かったりもするし!
きっと心も落ち着くと思うの。
子供に恵まれていれば、子供もきっと喜ぶんじゃないかな。
なのでこれは好みによると思う。
いきなり新築建ててる移住する方もいるしね!
暮らしたい生活をイメージするのって移住の楽しみポイントだと思うんだよねー。
僕は寒さ対策を取ったというわけです。
大切なものが違う
これは苦労ポイントではないんだけど、大切にしているものが東京あたりとは違う事に出会う。
例えば、お仕事。
とにかくスピード感が違う。
東京本社が指示してくるスピード感と、こちらの対応スピード感がまるで違う。
信州の方々は、じっくりと腰を据えて仕事をしていく人が多い印象。
僕は全く別の業種に入ったのでこれは助かった。
ただやっぱり、東京本社が求めてる解決スピードとは隔たりがあって、東京の感覚に慣れている僕からするとハラハラした。
知人の移住者に聞いたら、他の業種でもよくある事だそう。
これは逆にチャンスで、自分のレスポンスの良さを売りに出来た。
なおかつ、長野県のじっくりスタイルを身につければ、溶け込んで働けそうだなって感じた。
お互いのスタイルに良さがあるはず!
てかせっかく信州移住したんだから、都会みたいにセカセカ働きたくない(;・∀・)
※業種によるね、これは。
雨の日に何すれば良いか悩む
天気の悪い日に何すれば良いかが未だに分からない。
いや、イオンモールとかあるから行こうと思えば行けるけど、毎回行くのも飽きるし。
なのでコロナが終わったって、ステイホームな趣味があるといい。
読書だったり、音楽だったり、映画だったり。
松本は晴天率がとっても高いけれど、それでも雨の日が続くと、ステイホーム。
そういう日は景色も悪いし(山も見えない)
のーーんびり過ごす事にした。
ITパスポートとかciscoの検定試験とかの勉強も始めた。
あとやっぱり小説。本当の物書きの文章って本当に感動する。
こういう時間が作れる様になったのは良かった。
移住して良かった3大ポイント
満員通勤無しは、苦痛なし、風邪の感染なし、痴漢に間違われる事なし!
とにかく通勤!
これが改善された。
満員電車ってほんと疲れる。
いや、座って通勤出来る路線なら寝れるし本も読めるし最高なんだけど、なかなかそういう環境作るのも大変。
あと、松本来てから一度も風邪を引いてない。
まあコロナ対策の効果って事もあるんだけれど、電車であんだけ密着してれば風邪も移るよね。それが無くなって健康体!!ヽ(^o^)丿
あとは、痴漢に間違われないために両手を上の手すりに上げておく必要が無くなった。
・・・・。
これ、信州から出て暮らした事ない人には全然意味が伝わらない事もあるんだけど。
僕は男性だから冤罪回避になるし、女性なら痴漢被害の可能性も減ると思うんだよね。
なので満員の通勤電車じゃなくなってホント良かった。最高だよマジで。
いや、京王線は好きだけどね。
長時間勤務してる企業は少なめ
これも大きいポイント。
9時~18時っていう企業が多い印象。
もちろん残業はするけど、日本橋とか恵比寿とかで働いてた頃は24時までとか残業は普通にやってた。
シフト制で午後勤務とか、飲食や宿泊やイベント系などはもちろん、激務の日もあるとは思うけど、それが連続でずーっと続いて疲弊している感じの話はそんなに聞かない。
会社員(サラリーマン)だけに限定すると、そもそも夜まで働いてる人がそこまで多くないから、電話とかもかかってこない。
東京だと21時とか22時でも電話やメール来るから、それに対応していて終電とかあるあるパターンじゃないですか?僕はそうだった。
でもそんなの、そこまで多くないのが地方の良さかなあ。
人間らしい働き方してる気がする。
人間らしい働き方してる気がする。
あ、二回書いちゃった!
※僕は時々、徹夜とかありますけどね。
アクティブな趣味を楽しんでる人が多い!気がする!
これは、要は時間に余裕が出来るからだと思うんだけど・・・
趣味を楽しんでる人が都会より多い気がする!
いや、もちろん都会にだって趣味満喫な知り合いたくさんいるけれどね。
ライブ三昧だったり、芝居三昧だったり、寄席三昧だったり、お洒落系のキラキラ女子だったり。
それは都会で輝けるジャンルだし、あいつら本当に楽しそう。
でもそうじゃない人も結構多かったなあという部分はある。
僕はたまたま舞台業界だったらほぼ全員が趣味あってバリバリに人生楽しんでる人たちばかりだったんだけど。
松本に来たら、アウトドア系の人、ウィンタースポーツ大好きな人、温泉巡り、サウナ巡り、野菜作り、マラソンやサイクリスト、カメラや動画撮る人などなどアクティブな趣味の方々が沢山いて、しかも多趣味な人が多い。
アクティブなら良いって訳じゃないし、ゲームや読書に興じている人も沢山いる。
でもなんか知り合った皆が「これ好きなんですよー」っていうものを持っている気がした。
気のせいかなあ。特に東京と人数的には変わらないかなあ。
趣味の方向性が違うだけなのかもしれないな。
でもお出掛け好きな僕は、話の合う趣味の人が沢山いて、楽しいなって感じる日々なのだ。
都会でドームライブとか行きたいけどね。
結論:移住して良かった?
あーだこーだ書いてきたけど、信州移住して2年、今の気持ちとして移住して良かったのかどうか。
あのまま東京に暮らしていたとしたって、コロナが終われば楽しく人生暮らしてたと思う。
僕は東京好きだし、神奈川好きだし、千葉好きだし、都会も多摩地区も楽しんでたし。
今でも「東京と信州どっちが良い?」と聞かれたら間違いなくキッパリとこう答える。
どっちも同じくらい好き!
都会の方が良いとも思わないし、地方の方が良いとも思わない。
それぞれで楽しめるポイントが違うもん。
だから、その両方を味わえる人生に出来たのは良かったと思う。
人生の楽しさの幅がちょーーーーぜつ広がった!!
だからこの松本移住レポートの最後の1行、最後の一言は決まっている。
その言葉で、2年間書いてきた、このレポートを締めくくろうと思う。
信州移住して良かったヽ(^o^)丿
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