金沢散策&能登半島一周の旅、第7話です。
4日間の旅は3日目、この日はいよいよ能登半島へ突入します。
↓前回の更新
旅の行程はこんな感じ。
スタート地点はA,和倉温泉。
B.能登島ドルフィンスマイル
C.穴水駅
D.イカの駅つくモール
E.恋路海岸
F.見附島
G.ランプの宿
H.禄剛崎
ゴールI.輪島市
今こうして振り返ると分かる。
かなり無理がある行程だということに。
距離にすると約160kmほどの行程。
けれど能登半島は高速道路での移動ではない。
そして豪華な宿に泊まったせいかチェックアウト11時までのんびりしていたので出発も遅い。
そう、この時の僕らは知らなかったのだ。
能登半島の大きさを。
そしてかなり細い道も進む事になるという事を。
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2022年5月6日 11:10 和倉温泉から能登半島最北端へ
能登島が大きすぎて慌てた
泊まっていた部屋からも能登島への橋が見えてました。
船に乗らずに渡れる島が日本海にもあるなんて知らなかった。
ここは以前から繋がっている北陸のフォロワーさんがとても楽しそうに過ごしているツイートをしているのを見ていたので是非とも行きたかった島!
しかしこの景色からして僕らは勘違いしてたんだよね。
見えてる部分は能登島の半分も無かったということに。
だから、島の大きさは勘違いしてた。
簡単に車で一周出来ると。
橋を渡り道の駅でちょっぴり休憩後、島を一周するようなコースで走り出した。
数軒程度の小さな集落などを通る海沿いの道。
すれ違うのも大変な狭い道を進んでいくと・・・
八ヶ崎海水浴場という場所へ辿り着く。
もうここに辿り着いた段階で12時過ぎてるし、行程としてはヤバい感じがビンビン。
ただ海がきれい!!
日本海ってもっと荒れてるイメージがあったし、実際、千里浜なぎさドライブウェイ辺りは砂浜であっても波が高かった。
けれどこの能登島周辺は静かで透明度のある海。
魚が泳いでいるのが遠くからでも見えるので、じっくりと観察してしまいそう。
そういえばこの近くにイルカがみれるかもしれないスポットがあるというので頑張って進んでみる。
うわあ!!めっちゃ綺麗っ!!!(*'▽')
こんなトコが日本海にあるだなんて!!
そりゃイルカも居るかも!!
ただもちろんね、こんな広大な海だもの。
いくらイルカが確認されている海とはいえ、そんな簡単にはお会い出来ないよねえ。
美しい海を眺めるだけになっちゃったけど、この海を見れただけでも苦労して細い道を進んできた甲斐があるというもの!
ちなみにここはドルフィンスマイルというスポット。
もしもイルカを見る事が出来たら・・・それは素敵な出来事だろうなって思う。
さて、ここから能登島の海沿いの道をまだまだ頑張り、やがてさっきとは違う橋で能登島を後にしました。
この時点で13時・・・・
ここでさっきの地図をもう一度見てください。
まだA地点を出発してBとCの間くらいの位置。
ヤバい・・・半島の先で真っ暗になるとかは本当にヤバいぞ。
安全運転ながらも急いで進まなくては!
穴水駅でひと休憩
能登島を出発してしばらくはまたも細めで速度が出せない道。
途中から国道249号線になったので、やっと快適な海沿いドライブに。
これは能登半島を一周するような道なので、大半はこんな感じで走れそうだなっていう安心感が生まれました。
という事で少し休憩を取る心の余裕も。
穴水という駅。
ん?道の駅って書いてあったから寄ったのに、ここは電車の駅じゃん。
いや、駅と、道の駅が隣り合っている!珍しいっ!!
ていうか能登半島って電車が走ってるんだ。
のと鉄道というらしいけど、本当にローカル路線なんだろうなあ。
小さいながらも、けっこう綺麗な駅前。
一軒家も新しいものがあったりして、この辺の中心地なのかも。
国道を走っている事もあり、この景色にも安心感。
ただ、こんなに栄えている町は、これが最後だった・・・。
突如、海に現れた「ボラ待ち櫓」なるもの
穴水駅を出発してすぐ、海に何か不思議なものを見かけたので車を停めてみた。
なんだろう・・・・??
全く分からない。
よおく見ると上の方に案山子が座ってる・・・( ゚Д゚)
何なのコレ?????
どうやらこれ、櫓らしい。
この穴水地区に伝わる伝統の漁方法なのだそう。
どうやるかというと、網を海に沈め、この櫓の上からボラという魚の群れを探し、網にかかりそうになったら引き上げるという手法。
1日中、櫓の上で見張っているとか。
なんという忍耐力の手法でしょうか。
さすがに現代では殆ど使われていないそうです。
案山子は櫓の上に待機しているのを再現したものだったびですね!
それにしても、米国の天文学者がこの櫓を見た際に表現した言葉が難しすぎて理解できない。
「創世記に出て来るノアの大洪水以前に在った掘っ建て小屋の骨組みを、これも有史以前の伝説による怪鳥ロックが巣に選んだ場所の様だ」
え????? ( ゚Д゚)ナンイドタカッ!!
後は何だろう?カキなのかな?
何か養殖をしている感じがする穴水でした。
イカの駅「つくモール」で意外と盛り上がる
しばらく国道249号線で進み、少し逸れた場所にあるイカの駅「つくモール」なる場所が気になっていたので、ここで小腹に何か入れたいなと思います。
漁村の古い施設かなと思ってたら・・・・
おお!!
何だか今風なデザインでイカの駅をアピールしている!!
っていうかその向こうにいるの何だ?!( ゚Д゚)
うおおお!!!
だ、大王イカか?!
いや、イカキングというらしい!
すげえっ!!
って油断してたらやべえ!!捕まった!!!
うひゃあーーーー!!!
これは楽しい!!!
思い切ったデザインだから「こんなの作ってどうするんだ」とか言う人もいたかもしれないけど、今現在の映えが重要視される世の中ではコレは楽しいよっ!!(*'▽')
ここは九十九湾という小さな入り江。
どうやら観光遊覧船も出ている様子。
なるほど九十九(つくも)だから、つくモールなのね。
ロゴマークも可愛いし、こんな田舎エリアだけど、なかなか現代の考え方を持ってきていて楽しい施設。
さてじゃあイカを頂きましょうかね!
イカ焼きにマヨネーズと七味唐辛子!!!
あかん。最高だわ(*´▽`*)
ビールは・・・ビール飲みたいよぉ!!
いやしかしまだ100km近く運転が残ってるもんね。
ではではこちら!!!
イカ墨ソフトっ!!
ほんのりとイカ墨の味はするけれど、普通に美味しいソフト!!
しかも色もドス黒いわけじゃないし、これねえ、手で持つ部分もちゃんとイカ墨の色なんだよね。
こういう細部への拘りも素晴らしい!イカの駅、すげえよ。
それにしても一体誰が手掛けたんだ。
ホームページから辿っていくと北陸地方整備局 港湾航空部というトコに行きつくけど・・・。株式会社こっしゃえるっていう企業が運営している様にも見えるけど、どうなんだろう。
能登半島でこれほどの統一された施設を作るなんて、かなりの決断と若い人でデザイン力が無いと出来ないと思うんだけど・・・キニナル。
さて、まだまだ能登半島の北端は先だ。
一瞬、ここで諦めてショートカットしてゴール輪島に向かってしまう案も頭によぎったけれど・・・北端を目指して車は走り出す。
あれ?記事も結構なボリュームだぞ。
ほんとは北端まで1話で書ききるつもりだったけど、ここで次回へ続くにしよう。
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