第4話です。
↓これまでの展開
現在地は8駅目、新村駅を通過したところです。
広告
2020年8月1日 15:10 新村駅付近 専称寺に到着
旅の行程は半分ほどなので、ここでまたお参りしていこうかと思います。
立派なお寺さんだなあ。
ギンギンに光が差す真夏日なのに、ちょっと涼しく感じるのは、さすがはお寺だ。
誰もいらっしゃらない様ですが、少し境内を歩かせて頂きました。
楽蔵ぴあのさんでの休憩もあったのでパワー回復。
ここから少し距離を稼いでいこう!
三溝駅までの長閑な道のり
レコード・テープと書いてあるオーディオ屋さんの看板。
ドライブインなのかな??
なんだろう。今でもやってるのかしら。
僕は一応、レコードも再生できるし、なんならオープンリールの再生とか編集もやったことあるよ。どうでもいいけど。
山形村方向へ向かう道を歩いて行きます。
長閑で壮大な景色だけど、朝はここ渋滞すんだよね。
信じられる?この景色で渋滞って(笑)
まあ踏切と大きな交差点があるからなんだけど。
このコーナーを曲がり切ったくらいの場所で、右方向への路地へと入り込んでいきます。
広い広い田園地帯をひたすらに歩いてく。
水路の水の音が気持ち良い。
南の方を見ると夏の雲。
鉄塔ってけっこう好きなんだよね。
小学校の時、夏休みの自由研究で鉄塔を電線伝いに発電所を探す自転車旅に出たことあるもん。
そんな事を考えていると三溝駅に到着しました。
第9の駅 三溝駅
何処も同じ様な駅が多いけれど、それぞれ土地に根付き、慕われてるんだろうなって勝手に思う。
何だろうか。
しだれ桜が有名っぽいね。
AK09 三溝駅を過ぎると、花壇と上高地線が綺麗にコラボレーションする場所があったりしました。
ここ素敵だなあ。
もしかしたら上高地線の中でも有数の素敵スポットなんじゃないかな!
ここからはすぐに次の駅に到着しました。
第10の駅 森口駅
AK10 森口駅。
ついに10駅目だ!!
あと4つ。
けっこう進んだなあ。
ここも、こじんまりとした駅舎。
特に見るととこは無さそうなので、すぐに次の駅に出発!!
・・・。
ミシ・・・・
「ん?」
ミシシ・・・
鈍い痛みが右足の甲に感じる。
何か靴に入ったのかと思って、一度靴を脱いでみるものの、石とかも何も入ってない。
靴を履き、再び歩き出すと、一歩目から足の甲の内部に痛みが・・・。
これは・・・
「痛えな・・・」
一歩、一歩と歩くごとに痛みを感じる。
足をぶらぶらと振ってみたり、ストレッチをしてみたりするものの、痛みは変わらず。
次第次第にその痛みも増幅されていく。
歩き続けるのは厳しい痛さ。
痛みを庇えば、反対の足にも違和感が。
思えばステイホーム期間で運動不足になって以降、出歩く回数は激減し、足に負担をかけた移動なんてあまり無かった。
それが今回、久しぶりに長距離を、しかもコンクリートの道を歩くことになり、足が悲鳴を上げているのか。
ベンチで少し休みと、やや痛みも消えた。
ゆっくりとしたペースで歩いて行こうと思う。
三神社さまに立ち寄る
森口駅から前に進むのは少し休んで、三神社という場所で身体を休めよう。
という思いで立ち寄ってみたけれど、想像以上に荘厳な神社だ。
あまりの雰囲気に、しばし足の痛みも忘れる。
今日の散歩、いくつもの神社やお寺を巡っているけれど、ここは昼間じゃなかったらオーラが凄すぎて入るの躊躇したかも。
荘厳。本当に。
太陽が後光の様に輝き、その雰囲気を後押ししているかの様。
参拝をし、神社の入口付近まで戻ったところで、靴の紐をしっかりとキツく結びなおすため、座り込んだ。
スタートから既に、累計で5時間が過ぎようとしていた・・・
「あーーーやばい」
「あーーーこれはマズイかもしれん・・・」
「うーーーん。駄目だこれは。もう歩けない・・・座ろう・・・」
「靴ひもをギュッとキツめに締めれば行ける気がする!!」
自問自答して再び歩き出す。
第11駅 下島駅
AK11 下島駅
線路を観なかったらバス停なんじゃないかと思っちゃうくらいのローカル駅。
駅のホームに居てもそう思うんだけど、ちょっと離れた場所から見ると、またその感じが強くなる。
ほらね、なんか駅というよりバス停っぽくない??
残りは3駅。
現在時刻は16:30
実はゴールで乗ろうとしていた電車の時刻は17:20
残り50分で3駅は無理だろう。
しかもこの足だ。
一旦、痛みは引いた気もするけれど、再び何か鈍い痛みが始まってきている。
17:20は諦めよう。
次は18:00だ。
それを目指そう。
こうして旅は終盤戦へと向かって行く。
残り3駅。
この辺りからは、痛みもあり、もはや楽しいというより、ゴールを目指す修業の様になっていった・・・・。
→最終回へ続く
広告